ー夏休み編ーそれぞれの道…獣と月
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ピーンポーン…
【園内放送をお伝えします。ご来場の皆様にお知らせします、只今からウェスタンパークの緊急メンテナンスを行いますので、中央広場からウェスタンパークまでが立ち入り禁止となりますのでご理解をお願いします。】
ーウェスタンパーク(内部)ー
西部劇のコメディコントを観客の目の前で行う施設。
なのだが今は…
観客は居らず、中央の席に1人男が座っている。
「宮塚さん、ここから中央広場までは封鎖できました。」
黒いキャップを着けた男が報告に来たが…
「……」
宮塚は何か考えているのか目を閉じたまた全く無反応。
「あ、あの…宮塚さん?」
「……本当に小鳥遊は来るのか?」
スッと目を開き部下を見ずに尋ねる。
「え、あ…は、はい。来るらしいです。」
「………何故だ?」
「は、はい?」
「何故わざわざ敵が要るところに飛び込んでくる?」
「さ、さぁ…炎銃さんの隊が言っていたので…」
「…………」
再び目を閉じて数秒…
「炎銃本人は?」
「今は本郷さんと居るらしいです。」
「……少し席を外す。もし、炎銃が戻ったら俺が呼んでると伝えろ。」
「はっ。」
立ち上がり階段を上がって行く途中…
「おい……」
「は、はい?」
「此処に居る兵はどのくらいだ?」
「え、あ…うちのはもう俺と連絡係の2・3人ですね。後は炎銃さんの兵が20くらいと紅さんの義兵が10くらいですね。」
「……妙だな。」
「え?」
「いや……いい、伝達は任せた。」
「は、はい。」
何かわだかまりを感じながら宮塚はウェスタンパークから出ていく。
ーファミレスー
「ところでさっき言った部隊って?」
「えと……ですね…更に…詳しく…して…出しますと…」
1位王・虎琥狗崇
2位護衛隊・花王
3位鎮圧隊・炎銃
4位処理隊・宮塚恭司
5位機動隊・北郷千春
6位潜入隊・紅
7位捜索隊・天音ゆゆみ
8位調達隊・??
9位訓練隊・??
10位情報隊・烏哭禅
「これが…西口の部隊…」
「は…い。例えば…俺の…部隊は計10名…で…全員非…戦闘の…情報収集、操作、伝達…です。」
「へぇ…じゃあ、紅さんはどの位いるの?」
「紅さんは…潜入なので…兵は…居ません。自由に…動ける…ように………本来は…炎銃さんの…鎮圧部隊と紅さんが…組む事…で…大抵の…騒動は…片付き…ます」
「潜入で中から鎮圧で外から…ベストペアって訳ね。…それであの人悠を必要に狙うのね。」
「はい…多分……」
「…少し思ったんだけど、悠達が居るのは遊園地よ?人が多いのに大っぴらにうごけるの?」
稲葉は一番疑問に思った事を質問した。
当然、いくらSウルフが強大でも、遊園地の様な場所で下手に暴れたら警察沙汰だ。
「それは…処理隊の…宮塚さんが…どうにか…している…はず…です。多分…一部の…区域を…止めて。」
「可能なの?」
「はい…大抵…の…場所や施設…には…Sウルフの…息が…掛かった…者が…居ますから…」
「城ね…」
稲葉は呟く…
「え?」
まるで城…
堅牢で難攻不落な城、外部からの邪魔は入らず。
内部に綴じ込められ。
四方を敵に囲まれる…悠は袋の鼠。
「…海ちゃん達が少し心配だわ。」
「それは…大丈夫…です。炎銃さんは…いえ、皆…関係無い人を…巻き込む…なんて…事は…しません…から…」
「じゃあ安心ね。悠なら多少リンチ受けても大丈夫だろうし。」
【園内放送をお伝えします。ご来場の皆様にお知らせします、只今からウェスタンパークの緊急メンテナンスを行いますので、中央広場からウェスタンパークまでが立ち入り禁止となりますのでご理解をお願いします。】
ーウェスタンパーク(内部)ー
西部劇のコメディコントを観客の目の前で行う施設。
なのだが今は…
観客は居らず、中央の席に1人男が座っている。
「宮塚さん、ここから中央広場までは封鎖できました。」
黒いキャップを着けた男が報告に来たが…
「……」
宮塚は何か考えているのか目を閉じたまた全く無反応。
「あ、あの…宮塚さん?」
「……本当に小鳥遊は来るのか?」
スッと目を開き部下を見ずに尋ねる。
「え、あ…は、はい。来るらしいです。」
「………何故だ?」
「は、はい?」
「何故わざわざ敵が要るところに飛び込んでくる?」
「さ、さぁ…炎銃さんの隊が言っていたので…」
「…………」
再び目を閉じて数秒…
「炎銃本人は?」
「今は本郷さんと居るらしいです。」
「……少し席を外す。もし、炎銃が戻ったら俺が呼んでると伝えろ。」
「はっ。」
立ち上がり階段を上がって行く途中…
「おい……」
「は、はい?」
「此処に居る兵はどのくらいだ?」
「え、あ…うちのはもう俺と連絡係の2・3人ですね。後は炎銃さんの兵が20くらいと紅さんの義兵が10くらいですね。」
「……妙だな。」
「え?」
「いや……いい、伝達は任せた。」
「は、はい。」
何かわだかまりを感じながら宮塚はウェスタンパークから出ていく。
ーファミレスー
「ところでさっき言った部隊って?」
「えと……ですね…更に…詳しく…して…出しますと…」
1位王・虎琥狗崇
2位護衛隊・花王
3位鎮圧隊・炎銃
4位処理隊・宮塚恭司
5位機動隊・北郷千春
6位潜入隊・紅
7位捜索隊・天音ゆゆみ
8位調達隊・??
9位訓練隊・??
10位情報隊・烏哭禅
「これが…西口の部隊…」
「は…い。例えば…俺の…部隊は計10名…で…全員非…戦闘の…情報収集、操作、伝達…です。」
「へぇ…じゃあ、紅さんはどの位いるの?」
「紅さんは…潜入なので…兵は…居ません。自由に…動ける…ように………本来は…炎銃さんの…鎮圧部隊と紅さんが…組む事…で…大抵の…騒動は…片付き…ます」
「潜入で中から鎮圧で外から…ベストペアって訳ね。…それであの人悠を必要に狙うのね。」
「はい…多分……」
「…少し思ったんだけど、悠達が居るのは遊園地よ?人が多いのに大っぴらにうごけるの?」
稲葉は一番疑問に思った事を質問した。
当然、いくらSウルフが強大でも、遊園地の様な場所で下手に暴れたら警察沙汰だ。
「それは…処理隊の…宮塚さんが…どうにか…している…はず…です。多分…一部の…区域を…止めて。」
「可能なの?」
「はい…大抵…の…場所や施設…には…Sウルフの…息が…掛かった…者が…居ますから…」
「城ね…」
稲葉は呟く…
「え?」
まるで城…
堅牢で難攻不落な城、外部からの邪魔は入らず。
内部に綴じ込められ。
四方を敵に囲まれる…悠は袋の鼠。
「…海ちゃん達が少し心配だわ。」
「それは…大丈夫…です。炎銃さんは…いえ、皆…関係無い人を…巻き込む…なんて…事は…しません…から…」
「じゃあ安心ね。悠なら多少リンチ受けても大丈夫だろうし。」