ー夏休み編ーそれぞれの道…獣と月
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~引き金~
ーグリーンハウスー
「アム…ん~このさくらんぼ美味しい~」
ケーキセットを食べ終えた後サービスで取り立てのさくらんぼを出してくれた。
「…本当…凄く甘いですね。」
「うん、良い味だ。」
「……」
さくらんぼを口に運ぶ乙葉、みなみ、まゆを見ていると鼻の下が伸びそうになる。
いやらしい意味では無く…こう、今俺勝ち組?って気分だな…。
「あれ~悠はさくらんぼ嫌い?」
「う、ぉあ?」
鈴猫が鼻の下伸びてるよ?と言いたげな笑顔で悠の前にさくらんぼを振る。
「コホン…嫌いじゃないぞ。むしろ…アム…」
俺は鈴猫が持っていたさくらんぼを房ごと2つ口に放り込み…
「…むぐ…むく……ん。」
ちょいちょいと自分の口を指差して全員の視線を集め…
「「「?」」」
「ん…」
悠がペロッと舌を出しすと2つのさくらんぼの身が付いたまま房が器用にも蝶々結びになっている。
「……凄い」
「うわ~器用ですね~」
「君の舌は一体どんな構造してるんだ?」
「にひひ、ひょっとひたはくひけいだ(ちょっとした隠し芸だ。)」
3人の反応を面白がって居ると…
「はにゃ~…///」
「ん?鈴猫どうかしたか?」
ぼ~っと…
ってか何か酔っ払いみたいな顔になっている。
「え!あ、いやいやいやいやいやいや、何でも何でも何でも無いよ//!見とれてた何て事無いよ//!本当に何でも何でも無いの!!」
「はい?」
早口過ぎて何を言ってるか解らない…
ブルル…ブルル…
「ん?メール?」
他にお客が居なかったので隣の机に置いていた携帯を開き…
「………」
パタン…
携帯を閉じて残った紅茶を飲み…
「ふぅ……みなみ、すまん。ちょっと海達探してくる。」
「…え?なら私も…」
「いや、大丈夫だ。せっかくだし遊んでてくれ。まゆ、乙葉ちょっとみなみの事頼むな。」
悠は猫八重歯を見せながら笑顔で立とうとしたみなみの肩を押さえて席に座らせる。
「…あの悠先輩…何かありました?」
「悠?」
「小鳥遊さん?」
「え、何?どしたの?」
全員の視線が悠に集まる…
「………にゃはは、何でも無い。ただ小学生3人がホラーハウスでビビってるみたいだから、迎えに行ってくる。っう事でみなみ、上着頼む。」
悠はにゃははと笑いながらみなみに上着を渡し…
「そう…迎えに行くだけだ…」
皆に背を向け歩いて行く悠…
受信メール…
夏喜海
件名:預かった
本部:お前の妹達は預かった。1人でウェスタンパークまで来い。
そのメールの添付写真には縛られ項垂れている海と翡翠と星凪が写っている。
何故こんな事になっているのか…?
一体何が起こっているのか…?
疑問に思う事も他に来ていたメールも着信履歴の確認も…
今は、一切合切何もかも
『どうでもいい』
今日という素敵な1日をプレゼントしてくれた…
『3人を助けに行き、みなみ達と一緒に笑って帰る。』
それ以外の情報など今は必要無い。
そう考えながら悠は左拳を握り締めた…
ーグリーンハウスー
「アム…ん~このさくらんぼ美味しい~」
ケーキセットを食べ終えた後サービスで取り立てのさくらんぼを出してくれた。
「…本当…凄く甘いですね。」
「うん、良い味だ。」
「……」
さくらんぼを口に運ぶ乙葉、みなみ、まゆを見ていると鼻の下が伸びそうになる。
いやらしい意味では無く…こう、今俺勝ち組?って気分だな…。
「あれ~悠はさくらんぼ嫌い?」
「う、ぉあ?」
鈴猫が鼻の下伸びてるよ?と言いたげな笑顔で悠の前にさくらんぼを振る。
「コホン…嫌いじゃないぞ。むしろ…アム…」
俺は鈴猫が持っていたさくらんぼを房ごと2つ口に放り込み…
「…むぐ…むく……ん。」
ちょいちょいと自分の口を指差して全員の視線を集め…
「「「?」」」
「ん…」
悠がペロッと舌を出しすと2つのさくらんぼの身が付いたまま房が器用にも蝶々結びになっている。
「……凄い」
「うわ~器用ですね~」
「君の舌は一体どんな構造してるんだ?」
「にひひ、ひょっとひたはくひけいだ(ちょっとした隠し芸だ。)」
3人の反応を面白がって居ると…
「はにゃ~…///」
「ん?鈴猫どうかしたか?」
ぼ~っと…
ってか何か酔っ払いみたいな顔になっている。
「え!あ、いやいやいやいやいやいや、何でも何でも何でも無いよ//!見とれてた何て事無いよ//!本当に何でも何でも無いの!!」
「はい?」
早口過ぎて何を言ってるか解らない…
ブルル…ブルル…
「ん?メール?」
他にお客が居なかったので隣の机に置いていた携帯を開き…
「………」
パタン…
携帯を閉じて残った紅茶を飲み…
「ふぅ……みなみ、すまん。ちょっと海達探してくる。」
「…え?なら私も…」
「いや、大丈夫だ。せっかくだし遊んでてくれ。まゆ、乙葉ちょっとみなみの事頼むな。」
悠は猫八重歯を見せながら笑顔で立とうとしたみなみの肩を押さえて席に座らせる。
「…あの悠先輩…何かありました?」
「悠?」
「小鳥遊さん?」
「え、何?どしたの?」
全員の視線が悠に集まる…
「………にゃはは、何でも無い。ただ小学生3人がホラーハウスでビビってるみたいだから、迎えに行ってくる。っう事でみなみ、上着頼む。」
悠はにゃははと笑いながらみなみに上着を渡し…
「そう…迎えに行くだけだ…」
皆に背を向け歩いて行く悠…
受信メール…
夏喜海
件名:預かった
本部:お前の妹達は預かった。1人でウェスタンパークまで来い。
そのメールの添付写真には縛られ項垂れている海と翡翠と星凪が写っている。
何故こんな事になっているのか…?
一体何が起こっているのか…?
疑問に思う事も他に来ていたメールも着信履歴の確認も…
今は、一切合切何もかも
『どうでもいい』
今日という素敵な1日をプレゼントしてくれた…
『3人を助けに行き、みなみ達と一緒に笑って帰る。』
それ以外の情報など今は必要無い。
そう考えながら悠は左拳を握り締めた…