ー夏休み編ーそれぞれの道…獣と月
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~静寂~
ービフォアランド(フラワーガーディン)ー
超大型ドーム植物園。
溶液栽培技術を取り入れ四季折々の花を楽しめる施設。
中では栽培したハーブティや紅茶も楽しめる店もあるのが魅力。
-自然通路-
建物の中とは思えないほど自然のままに通路の左右に咲いている花々…
「花か…みなみはこうゆう所の好きそうだよな?」
数歩先で解説のプレートを眺めてるみなみに声をかける。
「はい…心が安らぎます。」
「安らぐか…」
俺は花を見て安らぐより…
純白のカスミソウの花を見ながら歩いて居るみなみの後ろ姿に…安らぐ。
等と似合わないことを考えた自分に苦笑いする。
「…綺麗ですね。」
「知ってるか?カスミソウの…」
「ん?悠、悠じゃないか。」
「あ?」
背後から聞いたことのある声…
「こんな所で会うとは奇遇だな。」
「あ、ほんとですね。小鳥遊さんこんにちは。」
「まゆに乙葉」
数メートル先に居たのは、さっぱりしたショートヘアに水色の半そでシャツにボトムの坂神まゆ。そしてその隣に居る、腰より少し上くらいある髪をポニーテールにしていて淡いグリーンのノースリーブシャツにジーパン姿の女性は乙葉美乃。委員会役員の一人。
まじめで気がきくが少し抜けている…というか天然が入ってる。
「…悠先輩どうかしました?」
悠が立ち止まったのでみなみはなにかあったのかと近づいていく。
「ん?……もしかして…デート中か?」
まゆはみなみと俺を交互に見たあと、少し不服そうに尋ねてくる。
「いや、知り合いがここのチケットをくれてなブラブラしてる。みなみ、まゆは知ってるよな?隣にいるのは俺と同じ三年の乙葉美乃だ。んで、逆にこっちは一年の岩崎みなみだ。」
「…坂神先輩、乙葉先輩こんにちは」
みなみは二人に丁寧なお辞儀をする。
「こんにちは。それより、岩崎さんと小鳥遊さんも挑戦中ですか?」
「…挑戦?」
みなみは何のことと首をかしげる。
「はい。これです。」
乙葉は手に持っていた数枚の紙を見せてくる。
紙には花の名前がびっしりと書かれていて、その横に[]の空欄がある。
「何かのゲームか?」
「うむ、なんでもここにある花の花ことばを書いていき正解すると景品がもらえるらしい。」
「…でもこれ軽く100種類くらい無いか?」
ざっと見ただけでも花の名前が20~30、更に裏表印刷で3枚。
全部埋めようと思ったら一日仕事じゃ済まない気がする。
「うん、確かに全部埋めるのは難しいな。」
「景品は全部埋めなくてももらえるらしいですよ。もちろん全部埋めたら何かすごいものがもらえるらしいですけど。」
「ふぅん…ん?」
アザレア[はかない恋]
アネモネ[良い便り]
アルストロメリア[乙女のはにかみ]
……
「…でも凄いですね、一枚目ほとんど埋まってます。」
「ま…こほん、坂神会長が見つけてくれますから。」
「いや、僕も解説のプレートを見ないとわからないけどな。」
ガールズは盛り上がっているが…
「…これ全部間違ってるぞ?」
「「「えっ?」」」
「間違…っか答えが所々ズレてるな。確か…アザレアは[禁酒]、アネモネは[はかない恋、恋の苦しみ、薄れゆく希望、嫉妬のための無実の犠牲]アルストロメリアは[エキゾチック、持続]のはずだ。[良い便り、信じる者の幸福、消失]はアヤメで[乙女のはにかみ、疑いは]杏子だぞ?」
ぴっ…
乙葉に間違い点を指摘しながら紙を返す。
「え、あ…ま、またやっちゃった…//」
「はは。」
さっきも言ったが乙葉はまじめで気の利くいい子なんだがこういった天然的なミスをする。
ービフォアランド(フラワーガーディン)ー
超大型ドーム植物園。
溶液栽培技術を取り入れ四季折々の花を楽しめる施設。
中では栽培したハーブティや紅茶も楽しめる店もあるのが魅力。
-自然通路-
建物の中とは思えないほど自然のままに通路の左右に咲いている花々…
「花か…みなみはこうゆう所の好きそうだよな?」
数歩先で解説のプレートを眺めてるみなみに声をかける。
「はい…心が安らぎます。」
「安らぐか…」
俺は花を見て安らぐより…
純白のカスミソウの花を見ながら歩いて居るみなみの後ろ姿に…安らぐ。
等と似合わないことを考えた自分に苦笑いする。
「…綺麗ですね。」
「知ってるか?カスミソウの…」
「ん?悠、悠じゃないか。」
「あ?」
背後から聞いたことのある声…
「こんな所で会うとは奇遇だな。」
「あ、ほんとですね。小鳥遊さんこんにちは。」
「まゆに乙葉」
数メートル先に居たのは、さっぱりしたショートヘアに水色の半そでシャツにボトムの坂神まゆ。そしてその隣に居る、腰より少し上くらいある髪をポニーテールにしていて淡いグリーンのノースリーブシャツにジーパン姿の女性は乙葉美乃。委員会役員の一人。
まじめで気がきくが少し抜けている…というか天然が入ってる。
「…悠先輩どうかしました?」
悠が立ち止まったのでみなみはなにかあったのかと近づいていく。
「ん?……もしかして…デート中か?」
まゆはみなみと俺を交互に見たあと、少し不服そうに尋ねてくる。
「いや、知り合いがここのチケットをくれてなブラブラしてる。みなみ、まゆは知ってるよな?隣にいるのは俺と同じ三年の乙葉美乃だ。んで、逆にこっちは一年の岩崎みなみだ。」
「…坂神先輩、乙葉先輩こんにちは」
みなみは二人に丁寧なお辞儀をする。
「こんにちは。それより、岩崎さんと小鳥遊さんも挑戦中ですか?」
「…挑戦?」
みなみは何のことと首をかしげる。
「はい。これです。」
乙葉は手に持っていた数枚の紙を見せてくる。
紙には花の名前がびっしりと書かれていて、その横に[]の空欄がある。
「何かのゲームか?」
「うむ、なんでもここにある花の花ことばを書いていき正解すると景品がもらえるらしい。」
「…でもこれ軽く100種類くらい無いか?」
ざっと見ただけでも花の名前が20~30、更に裏表印刷で3枚。
全部埋めようと思ったら一日仕事じゃ済まない気がする。
「うん、確かに全部埋めるのは難しいな。」
「景品は全部埋めなくてももらえるらしいですよ。もちろん全部埋めたら何かすごいものがもらえるらしいですけど。」
「ふぅん…ん?」
アザレア[はかない恋]
アネモネ[良い便り]
アルストロメリア[乙女のはにかみ]
……
「…でも凄いですね、一枚目ほとんど埋まってます。」
「ま…こほん、坂神会長が見つけてくれますから。」
「いや、僕も解説のプレートを見ないとわからないけどな。」
ガールズは盛り上がっているが…
「…これ全部間違ってるぞ?」
「「「えっ?」」」
「間違…っか答えが所々ズレてるな。確か…アザレアは[禁酒]、アネモネは[はかない恋、恋の苦しみ、薄れゆく希望、嫉妬のための無実の犠牲]アルストロメリアは[エキゾチック、持続]のはずだ。[良い便り、信じる者の幸福、消失]はアヤメで[乙女のはにかみ、疑いは]杏子だぞ?」
ぴっ…
乙葉に間違い点を指摘しながら紙を返す。
「え、あ…ま、またやっちゃった…//」
「はは。」
さっきも言ったが乙葉はまじめで気の利くいい子なんだがこういった天然的なミスをする。