ｰベンチ近くｰ

「お～い…お前ら大丈夫か？」

「「「む、無理(…です)」」」

超急降下スライダーに##NAME１##と翡翠以外がダウンした。

「…はふぅ…」

翡翠は凄く楽しかったのか悦のため息を吐く。

「しゃあ無いな…何か冷たい飲み物買ってくる。」

「あ…私が行きます…」

みなみは気を使い自分が行くと言う。

「いいよ、休んでて。」

「けど…」

「うちらは休んどるから2人で行ったらええでぇ～…」

ベンチにうつ伏せになったまま海が喋る。

「んじゃ…そーするか。お前ら動くなよ？」

「はいはぃ～」

本当に解ってるのか？と思いながら、みなみと飲み物を買いに行く。

「……よし…ほな、翠、凪行くで？」

海はムクリと起き上がる。
「…ｺｸ…」

「ぅぅ…」

海はフリだったが星凪は本当に酔っていた。

………

数分後…
戻って見ると…

「…居ませんね。」

「……あ・い・つ・ら～～…はぁ…」

とりあえずベンチに座り。
「どうします？」

「ま、座れよ。何かあれば電話してくるだろ…。」

「…大丈夫でしょうか？」

「平気、平気…っかあのガキどもは基本的にほっといた方がいい。」

相手にするだけ時間の無駄だと首を振る。

「くす…」

「あ？」

「いえ…信用してるんですね。」

「…信用っか、面倒なだけな。それより何か色々悪いな引っ張り回して。」

「いえ…悠先輩と話すのも久々ですね。」

「そうだな。みなみは夏休み何してる？」

「ゆたかと出掛けたり…色々ですね。悠先輩は…相変わらずですか？」

みなみは悠の額～右腕を見る。

「はは…やっぱ気づかれたか。」

「今日…一度もポケットから出してませんでしたから。」

「やれやれ…お見通しかちょっとやっちまってな。このザマだ。」

悠はポケットから右手を抜き出して見せる。

「…痛そうですね」

「ちょっとヒビが入ってるらしい。」

「喧嘩…ですよね？」

「あぁ…すげぇ楽しかった。」

…………


ｰファミレスｰ

「ｽﾞﾙﾙﾙ…ﾑｸﾞﾑｸﾞ…花王の部隊が1人歩きしてる？」

紅はパスタを豪快に啜る。

「はい…崇さんが…花王さんに…会うまで……悠さんに…接触…しないかが…」

「ｽﾞﾙﾙ…ﾑｸﾞﾑｸﾞン。…ったく…どいつもこいつも俺を出しに使いやがって面白くねぇ」

紅はコッコッとフォークで机を突く…

「はっきり…言って…俺、崇さん、紅さん、以外は…悠さんを…敵視…してますから…まぁ…天音と花王さんは…興味無いでしょうけど」

「面白くねぇな…」

紅の額にシワがよる。

「…妙な…事…考えて…無い…ですか？」

「まさか俺は面白く無い事はしない。」

口に付いたソースをふき取りながら紅は首を横に振る。

「頼み…ますよ？…今変に…動くと…」

「「「ランカー戦争がおこる(な)(わね)」」」

3人は声を揃える…


「ま、…悠なら平気だろ。」

「あら、悠を買ってるのね？」

「…デカイ借りがあるし……面白れぇ奴は大好きだしな。」

………