ー夏休み編ー昼の顔と夜の顔(3)
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~入浴~
ー24時間銭湯(パラダイス)ー
かぽ~ん…
「…何で風呂入ってんだろ……」
シャワーの前に腰掛け鏡に映る、バックリ裂けたため分厚いガーゼを包帯で巻き付け、肩に青紫の痣が出来た自分に問いかける。
「よいしょ…いいじゃないかどうせ互いに泥々何だし。」
隣のシャワーの前に紅が腰掛けて、ニコッと笑う。
が…手にはバットが握られている。
「……風呂の中までバットを持ち込むなよ…」
「ちゃんと血洗い流さないと落ちなくなるだろ。」
ジャーーー…
シャワーのお湯をバットにかけると、滴る水が薄紅く濁り流れていく。
…自分の血なのがすごく嫌だ。
「しかっし、面白いな、今まで腕とか足で受ける奴は居たけど額で受けたのは旦那が初めてだ。」
「額で受けるのはベアナックル時代からの伝統的ガード法だし…自慢じゃないが俺の頭は特別製だ。」
「へー…こいつも特別製の合金らしいけどな。」
紅は粗方洗い落とせたらタオルで念入りに拭き始める。
「アニキ~背中流すぞっと。」
ポン!
その様子を眺めていたら後ろから戌塚に肩を叩かれ。
「痛!おま、馬鹿!そこ殴られた方の肩だ!」
ガン!
「あた!すいまないぞっと。」
裏拳で殴るが戌塚はすぐに笑って背中をタオルでこすり始める。
タフ過ぎる…
「アニキの身体って結構綺麗だぞっと。」
「ゾクって来るような事言うな…」
「いや、確かに綺麗な身体だな。キズとかも無いし…ランカーなら打撲や擦り傷が付き物なのに。」
「体質上、傷とかの治りが速いから痕になりにくいんだよ。」
「へぇ…ますます、面白れぇな…戌塚俺の背中も頼むは。」
「誰が洗うかだぞっと!」
ザバシャッ…
洗面器いっぱいのお湯を紅の頭にかける。
「つれないな…」
紅は特に反論も怒りも見せずプルプルと頭を振って身体を洗い出す。
「良いじゃ無いか背中位流してやれよ。」
「あ、アニキまで…」
「ほれ、アニキもそーいってるだろ。」
「お前がアニキって言うな!」
どうでもいいが後ろで騒ぐのは勘弁して欲しい…
頭に響く…
「騒がしいな。」
風呂に氷柱でも落ちたかの様な冷ややかな声に…
紅と戌塚は口を閉ざす。
「……崇、定例会議は良いのか?」
腰のタオル一枚姿の崇に一瞬息を呑む…
人間てのは不公平だ…
完璧な奴は服を着てなくても肉体自体が美しいから…
「揃ってるだろ。」
「え?」
「俺、お前、紅、薫の代理。」
崇は氷の視線で1人1人を居抜きながら話す。
「4人だけ?」
「いちいち大がかりに動かすか……」
崇は面倒と言いたげにため息を吐く…
「それで崇さん、何についてですか?」
「あぁ…今回は報告だ。まず、相変わらず犬(警察)の動きが良すぎる様子見も含め緊急の場合を除き集会は無しにする。」
「了解。」
紅は手をあげて返事をする。
「次に例の悪趣味な写真の件だが…どうもマークが外れた様だ。この件からうちは手を引く。悠はどうする?」
「自分から火鉢には潜らねえよ。」
「わかった。最後だ、金髪のランカー荒らしだが…うちは関わらん。東口か悠お前がどうにかしろ。」
「千夜にいっとくぞっと。」
「俺はもう勘弁だ…」
あの女に関わってたら身体が持たない。
「以上で終了だ。」
崇は用件が終わるとサウナに向かう。
………
「う~…駄目だ頭に血が上ってくる…俺は先にあがるっか帰るわ…」
疲れをとろうと湯船に浸かっていたが…
正直クラクラしてきた。
「アニキ!送って行くぞっと!」
「あ?戌塚、車なのか?」
「勿論徒歩だぞっと。」
「……」
突っ込む気力も無い…
「崇さんが外に車待たせてるからそれに乗って帰れってよ。」
紅がそう伝えてきた。
神様、仏様、崇さま…
俺はありがたく家まで送ってもらい…。
家に着いたら泥の様に眠りについた…。
ー24時間銭湯(パラダイス)ー
かぽ~ん…
「…何で風呂入ってんだろ……」
シャワーの前に腰掛け鏡に映る、バックリ裂けたため分厚いガーゼを包帯で巻き付け、肩に青紫の痣が出来た自分に問いかける。
「よいしょ…いいじゃないかどうせ互いに泥々何だし。」
隣のシャワーの前に紅が腰掛けて、ニコッと笑う。
が…手にはバットが握られている。
「……風呂の中までバットを持ち込むなよ…」
「ちゃんと血洗い流さないと落ちなくなるだろ。」
ジャーーー…
シャワーのお湯をバットにかけると、滴る水が薄紅く濁り流れていく。
…自分の血なのがすごく嫌だ。
「しかっし、面白いな、今まで腕とか足で受ける奴は居たけど額で受けたのは旦那が初めてだ。」
「額で受けるのはベアナックル時代からの伝統的ガード法だし…自慢じゃないが俺の頭は特別製だ。」
「へー…こいつも特別製の合金らしいけどな。」
紅は粗方洗い落とせたらタオルで念入りに拭き始める。
「アニキ~背中流すぞっと。」
ポン!
その様子を眺めていたら後ろから戌塚に肩を叩かれ。
「痛!おま、馬鹿!そこ殴られた方の肩だ!」
ガン!
「あた!すいまないぞっと。」
裏拳で殴るが戌塚はすぐに笑って背中をタオルでこすり始める。
タフ過ぎる…
「アニキの身体って結構綺麗だぞっと。」
「ゾクって来るような事言うな…」
「いや、確かに綺麗な身体だな。キズとかも無いし…ランカーなら打撲や擦り傷が付き物なのに。」
「体質上、傷とかの治りが速いから痕になりにくいんだよ。」
「へぇ…ますます、面白れぇな…戌塚俺の背中も頼むは。」
「誰が洗うかだぞっと!」
ザバシャッ…
洗面器いっぱいのお湯を紅の頭にかける。
「つれないな…」
紅は特に反論も怒りも見せずプルプルと頭を振って身体を洗い出す。
「良いじゃ無いか背中位流してやれよ。」
「あ、アニキまで…」
「ほれ、アニキもそーいってるだろ。」
「お前がアニキって言うな!」
どうでもいいが後ろで騒ぐのは勘弁して欲しい…
頭に響く…
「騒がしいな。」
風呂に氷柱でも落ちたかの様な冷ややかな声に…
紅と戌塚は口を閉ざす。
「……崇、定例会議は良いのか?」
腰のタオル一枚姿の崇に一瞬息を呑む…
人間てのは不公平だ…
完璧な奴は服を着てなくても肉体自体が美しいから…
「揃ってるだろ。」
「え?」
「俺、お前、紅、薫の代理。」
崇は氷の視線で1人1人を居抜きながら話す。
「4人だけ?」
「いちいち大がかりに動かすか……」
崇は面倒と言いたげにため息を吐く…
「それで崇さん、何についてですか?」
「あぁ…今回は報告だ。まず、相変わらず犬(警察)の動きが良すぎる様子見も含め緊急の場合を除き集会は無しにする。」
「了解。」
紅は手をあげて返事をする。
「次に例の悪趣味な写真の件だが…どうもマークが外れた様だ。この件からうちは手を引く。悠はどうする?」
「自分から火鉢には潜らねえよ。」
「わかった。最後だ、金髪のランカー荒らしだが…うちは関わらん。東口か悠お前がどうにかしろ。」
「千夜にいっとくぞっと。」
「俺はもう勘弁だ…」
あの女に関わってたら身体が持たない。
「以上で終了だ。」
崇は用件が終わるとサウナに向かう。
………
「う~…駄目だ頭に血が上ってくる…俺は先にあがるっか帰るわ…」
疲れをとろうと湯船に浸かっていたが…
正直クラクラしてきた。
「アニキ!送って行くぞっと!」
「あ?戌塚、車なのか?」
「勿論徒歩だぞっと。」
「……」
突っ込む気力も無い…
「崇さんが外に車待たせてるからそれに乗って帰れってよ。」
紅がそう伝えてきた。
神様、仏様、崇さま…
俺はありがたく家まで送ってもらい…。
家に着いたら泥の様に眠りについた…。