ー夏休み編ー昼の顔と夜の顔(3)
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~悠の仕事~
ー学校(生徒会長室)ー
窓を全開にしては居るが一向に涼しく無い教室。
「あぢぃ~…」
「確かに暑いな。」
「はぁ~何で夏休みにこんな事するんだよ~」
ヒュッヒュッ…
椅子の背を胸に当ててガコガコと前後にピストン運動をしながらペンを回す悠。
「これも生徒会の仕事だからだよ。」
対してピシッと制服を着て書類を製作する坂神まゆ。
「質問。」
「ん?何だ?」
「生徒会の仕事で何で、俺とまゆしか居ないんですか?」
「うむ、他の者達にも連絡を入れたのだが運が悪く皆この日は用事があったらしくてな…」
「……」
それは…出てくるのが嫌で体よく断っただけじゃないか?
「まぁ、夏休みだ色々用事が有るのも仕方ないと最後に君に連絡を入れたら暇だと言ってくれて助かったよ。」
「あはは…(用件聞いてたら暇って言わなかったけどな…)」
「…それに君と2人で話ながら仕事するのも…その悪くない。」
「あ?何か言ったか?」
~♪~♪~♪
悠は音漏れする程の音量のイヤホンを耳から外しながらまゆを見る。
「………」
「ん?」
「何でもない!」
まゆはガリガリと書類を書き始める。
「な、何なんだよ…」
「ふん。」
………
それから1時間位達…
「ん~…はぁ流石に疲れた…」
「うん、少し休憩しようか。」
「あれ?」
かちゃ…
まゆはいつの間にか着けていた縁の細い眼鏡を外す。
「目悪いのか?」
「いや、疲れ目防止に長時間文字を見るときは掛けているんだ。」
「僕っこ、眼鏡、委員長属性だったか……感動をありがとう。」
「え?なに?」
悠はまゆの手を両手で確りと握る。
「何でもない!けど、とりあえずありがとう。」
「あ、あぁ…。」
まゆは無数の?マークを浮かべながらとりあえず頷いておく。
そして、1時間の休憩となり。
まゆは飲み物を買いに行き教室に戻る途中…
「ん?」
「ふっ…はっ…」
ダン!ダン!ヒュバ!
校舎の影でさっきまで教室でダレていた悠が空打ちをしている。
「全く…休憩と言ったのに…おーぃ?」
まゆは声のトーンが下がる。
「っ…!このっ!」
『………』
ビュン!バッ!ドッ!
空打ち練習そう思った…
だが…
「くのっ!」
『……』
悠は空打ちをしていない…
誰かと闘って居る…
「(人…?)」
幻…
現時点でこの校舎に居る人間は自分と小鳥遊悠、教師が数名…
その誰でも無い『何か』と悠は闘っている。
そして、その何かは次第にはっきりと姿を現していく……
「小鳥遊…梔さん?」
「はぁ~…」
ダン!
右足を梔に向けて踏み込むと同時に右腕を斜め上に振り上げ顔面を狙い打つ。
『……』
すっ…
しかし、梔は舞でも踊る様に上半身を半回転させ、紙一重で避ける。
「入った!」
まゆは思わず叫んだ…
「へっ…」
踏み込みも右の振り抜きもブラフ…
本当の狙いは…左の中段正拳。
上半身は回転中で避けれない、しかも右の振り抜きが目眩ましになり左の存在には全く気づけない筈の完璧一撃。
『……』
キン!キュッパン!
「あ…」
「っ…」
梔は左足を引き右手で右腰の刀を抜き…
悠の左腕事身体を両断した…
『……』
すっ…
梔だった幻は消える。
「……はっ!悠!」
「…くそ、また負けた。」
ピシッ…
悠の左腕には綺麗な筋が走り血が滴る
「悠!まさか、斬れて…」
「いや、少し皮膚が裂けただけだ。……見えたのか?」
「み、見えたも何も今のは?」
「あー……なんっーか…まぁ、中で説明するわ。」
「その前に腕の傷は!」
「あ?」
ぴっ!
悠は血を払う様に振る。既に傷はうっすら膜ができ固まっていた。
ー学校(生徒会長室)ー
窓を全開にしては居るが一向に涼しく無い教室。
「あぢぃ~…」
「確かに暑いな。」
「はぁ~何で夏休みにこんな事するんだよ~」
ヒュッヒュッ…
椅子の背を胸に当ててガコガコと前後にピストン運動をしながらペンを回す悠。
「これも生徒会の仕事だからだよ。」
対してピシッと制服を着て書類を製作する坂神まゆ。
「質問。」
「ん?何だ?」
「生徒会の仕事で何で、俺とまゆしか居ないんですか?」
「うむ、他の者達にも連絡を入れたのだが運が悪く皆この日は用事があったらしくてな…」
「……」
それは…出てくるのが嫌で体よく断っただけじゃないか?
「まぁ、夏休みだ色々用事が有るのも仕方ないと最後に君に連絡を入れたら暇だと言ってくれて助かったよ。」
「あはは…(用件聞いてたら暇って言わなかったけどな…)」
「…それに君と2人で話ながら仕事するのも…その悪くない。」
「あ?何か言ったか?」
~♪~♪~♪
悠は音漏れする程の音量のイヤホンを耳から外しながらまゆを見る。
「………」
「ん?」
「何でもない!」
まゆはガリガリと書類を書き始める。
「な、何なんだよ…」
「ふん。」
………
それから1時間位達…
「ん~…はぁ流石に疲れた…」
「うん、少し休憩しようか。」
「あれ?」
かちゃ…
まゆはいつの間にか着けていた縁の細い眼鏡を外す。
「目悪いのか?」
「いや、疲れ目防止に長時間文字を見るときは掛けているんだ。」
「僕っこ、眼鏡、委員長属性だったか……感動をありがとう。」
「え?なに?」
悠はまゆの手を両手で確りと握る。
「何でもない!けど、とりあえずありがとう。」
「あ、あぁ…。」
まゆは無数の?マークを浮かべながらとりあえず頷いておく。
そして、1時間の休憩となり。
まゆは飲み物を買いに行き教室に戻る途中…
「ん?」
「ふっ…はっ…」
ダン!ダン!ヒュバ!
校舎の影でさっきまで教室でダレていた悠が空打ちをしている。
「全く…休憩と言ったのに…おーぃ?」
まゆは声のトーンが下がる。
「っ…!このっ!」
『………』
ビュン!バッ!ドッ!
空打ち練習そう思った…
だが…
「くのっ!」
『……』
悠は空打ちをしていない…
誰かと闘って居る…
「(人…?)」
幻…
現時点でこの校舎に居る人間は自分と小鳥遊悠、教師が数名…
その誰でも無い『何か』と悠は闘っている。
そして、その何かは次第にはっきりと姿を現していく……
「小鳥遊…梔さん?」
「はぁ~…」
ダン!
右足を梔に向けて踏み込むと同時に右腕を斜め上に振り上げ顔面を狙い打つ。
『……』
すっ…
しかし、梔は舞でも踊る様に上半身を半回転させ、紙一重で避ける。
「入った!」
まゆは思わず叫んだ…
「へっ…」
踏み込みも右の振り抜きもブラフ…
本当の狙いは…左の中段正拳。
上半身は回転中で避けれない、しかも右の振り抜きが目眩ましになり左の存在には全く気づけない筈の完璧一撃。
『……』
キン!キュッパン!
「あ…」
「っ…」
梔は左足を引き右手で右腰の刀を抜き…
悠の左腕事身体を両断した…
『……』
すっ…
梔だった幻は消える。
「……はっ!悠!」
「…くそ、また負けた。」
ピシッ…
悠の左腕には綺麗な筋が走り血が滴る
「悠!まさか、斬れて…」
「いや、少し皮膚が裂けただけだ。……見えたのか?」
「み、見えたも何も今のは?」
「あー……なんっーか…まぁ、中で説明するわ。」
「その前に腕の傷は!」
「あ?」
ぴっ!
悠は血を払う様に振る。既に傷はうっすら膜ができ固まっていた。