ー夏休み編ー昼の顔と夜の顔(3)
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~バイト~
ー稲葉の部屋ー
「はい、次はここのベタお願いね。」
「は、はいぃ…」
「翡翠ちゃん、トーンは貼れた?」
「…できた…」
バタバタ…ドタドタ…
星凪と翡翠は稲葉から渡される原稿を四苦八苦しながら受けとる。
「海ちゃんは次の衣装お願い。」
「ええけど…稲姉ちゃんこれもホンマに破ってええん?」
海は自分にピッタリのサイズのセーラー服を着てブルーシートの上でポーズをとる。
「いいのいいの。そーゆー内容だから。」
にっこりと微笑む稲葉。
「(えろい?)」
口パクで翡翠と星凪に聞こえ無いように稲葉に質問する
「(勿論。)」
「(後で見せてくれへん?)」
「(ふふ、考えとくわ。)」
稲葉はビシッと親指を立てる。
「ほな…」
ビリリ、ビリリ…
「こんな感じでええ?」
肩とスカートの一部を破りポーズをとる。
「良いわね(流石にこれ撮って売るダメかしら…)…じゃあ次は……」
趣味半分楽しみ半分な稲葉だった。
…………
~打ち解け?雪解け?~
ー夏期講習ゼミ(休憩時間)ー
ざわざわ…
「えーと、結局これってどーやるの?」
こなたは問題のやり方を聞く。
「途中間では私も解るんだけど……亮わかる?」
短いポニーテール頭の長谷部千草は後ろの席の亮に聞いてみる。
「千草に解けない問題が俺に解けると思うか?」
亮は苦笑いでムリムリと手を振る。
「も~…亮ももう少し勉強しなさいよ?」
「はは、悪い悪い、頑張るよ。」
あまり気の無い返事をする。
「はぁ、かがっちは解る?」
「えーと…これを代入して…」
かがみが説明を始める。
すると後ろから…
「ちげぇよ……二乗して割ればいんだよ。」
千夜がペンで直接書き込み分かりやすく説明する。
「お?」「え?」「わ?」
「あとは上の解き方と同じだ。こんくらい、話聞いてりゃ解けるんだろ…」
千夜は説明を終えると一番後ろの席に座る。
「…え?い、今の和辰君…だよね?」
こなたは予想外の人物の行動に目をパチパチする。
「へぇ、口悪いだけの奴と思ったら良いとこあるじゃん。」
千草は少し見直した様に頷く。
「……(ふぅん…素直じゃ無いだけ何だ……)」
かがみは無言で千夜を見る。
「よお、優等生、優しいじゃ無いか?」
「あ?あんぐらい出来ねぇのがおかしんだよ。」
「まぁそう言わず俺も教えてくれよ。」
亮は椅子を千夜の方に向けて参考書を開く。
「知・る・か!」
「いいだろ、ほらここ…」
「知るかってんだろ。」
千夜と亮はビジバシと参考書を閉じたり、開いたりと端から見れば仲良さげにも見える。
「……(あーしてれば、和辰君も結構普通なのね…)」
「かがみ?どうかした?」
こなたはひょこっと無言のかがみの顔を覗き込む。
「へ、あ…ううん。何でもない。」
「(へ~…これはもしかしたら…もしかするわね~♪)」
千草は口元を手で隠し小さく笑い、千夜とかがみを交互に見る。
…………
ー稲葉の部屋ー
「はい、次はここのベタお願いね。」
「は、はいぃ…」
「翡翠ちゃん、トーンは貼れた?」
「…できた…」
バタバタ…ドタドタ…
星凪と翡翠は稲葉から渡される原稿を四苦八苦しながら受けとる。
「海ちゃんは次の衣装お願い。」
「ええけど…稲姉ちゃんこれもホンマに破ってええん?」
海は自分にピッタリのサイズのセーラー服を着てブルーシートの上でポーズをとる。
「いいのいいの。そーゆー内容だから。」
にっこりと微笑む稲葉。
「(えろい?)」
口パクで翡翠と星凪に聞こえ無いように稲葉に質問する
「(勿論。)」
「(後で見せてくれへん?)」
「(ふふ、考えとくわ。)」
稲葉はビシッと親指を立てる。
「ほな…」
ビリリ、ビリリ…
「こんな感じでええ?」
肩とスカートの一部を破りポーズをとる。
「良いわね(流石にこれ撮って売るダメかしら…)…じゃあ次は……」
趣味半分楽しみ半分な稲葉だった。
…………
~打ち解け?雪解け?~
ー夏期講習ゼミ(休憩時間)ー
ざわざわ…
「えーと、結局これってどーやるの?」
こなたは問題のやり方を聞く。
「途中間では私も解るんだけど……亮わかる?」
短いポニーテール頭の長谷部千草は後ろの席の亮に聞いてみる。
「千草に解けない問題が俺に解けると思うか?」
亮は苦笑いでムリムリと手を振る。
「も~…亮ももう少し勉強しなさいよ?」
「はは、悪い悪い、頑張るよ。」
あまり気の無い返事をする。
「はぁ、かがっちは解る?」
「えーと…これを代入して…」
かがみが説明を始める。
すると後ろから…
「ちげぇよ……二乗して割ればいんだよ。」
千夜がペンで直接書き込み分かりやすく説明する。
「お?」「え?」「わ?」
「あとは上の解き方と同じだ。こんくらい、話聞いてりゃ解けるんだろ…」
千夜は説明を終えると一番後ろの席に座る。
「…え?い、今の和辰君…だよね?」
こなたは予想外の人物の行動に目をパチパチする。
「へぇ、口悪いだけの奴と思ったら良いとこあるじゃん。」
千草は少し見直した様に頷く。
「……(ふぅん…素直じゃ無いだけ何だ……)」
かがみは無言で千夜を見る。
「よお、優等生、優しいじゃ無いか?」
「あ?あんぐらい出来ねぇのがおかしんだよ。」
「まぁそう言わず俺も教えてくれよ。」
亮は椅子を千夜の方に向けて参考書を開く。
「知・る・か!」
「いいだろ、ほらここ…」
「知るかってんだろ。」
千夜と亮はビジバシと参考書を閉じたり、開いたりと端から見れば仲良さげにも見える。
「……(あーしてれば、和辰君も結構普通なのね…)」
「かがみ?どうかした?」
こなたはひょこっと無言のかがみの顔を覗き込む。
「へ、あ…ううん。何でもない。」
「(へ~…これはもしかしたら…もしかするわね~♪)」
千草は口元を手で隠し小さく笑い、千夜とかがみを交互に見る。
…………