ー夏休み編ー昼の顔と夜の顔(3)
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「「ご馳走さまでした。」」
「はい、ありがとね。」
亮とかがみは昼食を終えて店から出る。
「……」
「どうだった?」
「どうだったって……唖然としか言えないわよ。」
「ふっ、けど言われたじゃ無いか「千と口喧嘩出来る女の子は初めてだわ、あんな馬鹿だけど此れからも仲良くしたげてね。」って」
「仲良くしたいけど…あんな喧嘩腰じゃあ……」
「いや、俺が言うのも変だけどかがみは大分凄いぞ。」
亮はポン!っとかがみの肩を叩く。
「凄い?」
「俺は最初千夜にムカついてた。悠にあの店に案内された後も散々口喧嘩して、喧嘩してやっと普通に話せる様になったからな。」
「…私も喧嘩しろっての?」
「違う違う。千夜と話してるだろ?彼奴面倒だと話しすらしないんだよ。」
「何が言いたいわけ?」
「強気なかがみなら千夜と友人になれる。」
亮は1人納得したようにうんうんと頷く。
「……なれるかしら…」
「ま、前途多難だけどな。」
「一体どっちよ…」
「じゃあな。」
さぁ、かがみ次第だ。
口には出さないが亮は表情で伝えて帰って行く。
…………
~自由人~
ー医術総合病院(病院長室)ー
白い清潔な一室で机から何までがステンレス製の物が並べられている。
「何でまた病院に居る?」
「ほっほほ。」
俺は椅子には掛けず、唯一ステンレス製では無いソファに腰かけ。
珈琲を片手に笑う白髪で白衣姿の老医師古川柳に話し掛ける。
「なぁに、言ってしまえば暇潰しと証明実験ですな。」
「暇潰しと証明実験?」
ガラララ……
「ズズ…ふぅっ…最近生体電気とマゴットセラピーを暇潰しに調べておりましてな…」
キャスター付のステンレス椅子を自分の元に引っ張り悠と対面する様に座り話し出す。
「…暇潰しに何してんだ?」
「それで幾つかを検証を頼むレポートを教え子の居る病院に送ったんですが」
柳は説明をしてる時は、終るまで一切の質問や横槍等を無視して話す。
「…これがまぁどいつもこいつも……」
今すぐ来てくれだの研究スタッフの一員に加わり指揮を取ってくれだのと催促メールに電話、会社にまで押し掛けてくる始末だったらしい。
「我が教え子ながら検証位私の抜きで出来ないとは情けない…と断り続けとりましたが…いい加減面倒になりましてな此処等で一番設備が良くまた、会社の息がかかっとる此処で実験しとる訳ですじゃ。」
説明を終えて残った珈琲を一息に飲み。
ガラララ…
座ったまま椅子をスライドさせて机の前に移動する。
「しかし、良く親父が許したな…」
「なぁに、ワシと坊主(兜馬)の契約は、1・最新設備の導入2・何をどう研究しようと自由3・何処で研究しようが自由の3つですからな。」
珈琲のおかわりを入れながら柳は淡々と説明する。
「成る程ね…」
ただ、柳は1つだけある事を言い抜かした。
確か…そう、一切の利益特許は会社の利益にする。
つまり兜馬に委ねる…この譲歩は柳が持ち掛けた事だった。
柳曰く【金や賛美より自由にできる事に価値がある。】かららしい。
欲が無いのか欲の塊なのか解らない処が柳らしいと思う。
「はい、ありがとね。」
亮とかがみは昼食を終えて店から出る。
「……」
「どうだった?」
「どうだったって……唖然としか言えないわよ。」
「ふっ、けど言われたじゃ無いか「千と口喧嘩出来る女の子は初めてだわ、あんな馬鹿だけど此れからも仲良くしたげてね。」って」
「仲良くしたいけど…あんな喧嘩腰じゃあ……」
「いや、俺が言うのも変だけどかがみは大分凄いぞ。」
亮はポン!っとかがみの肩を叩く。
「凄い?」
「俺は最初千夜にムカついてた。悠にあの店に案内された後も散々口喧嘩して、喧嘩してやっと普通に話せる様になったからな。」
「…私も喧嘩しろっての?」
「違う違う。千夜と話してるだろ?彼奴面倒だと話しすらしないんだよ。」
「何が言いたいわけ?」
「強気なかがみなら千夜と友人になれる。」
亮は1人納得したようにうんうんと頷く。
「……なれるかしら…」
「ま、前途多難だけどな。」
「一体どっちよ…」
「じゃあな。」
さぁ、かがみ次第だ。
口には出さないが亮は表情で伝えて帰って行く。
…………
~自由人~
ー医術総合病院(病院長室)ー
白い清潔な一室で机から何までがステンレス製の物が並べられている。
「何でまた病院に居る?」
「ほっほほ。」
俺は椅子には掛けず、唯一ステンレス製では無いソファに腰かけ。
珈琲を片手に笑う白髪で白衣姿の老医師古川柳に話し掛ける。
「なぁに、言ってしまえば暇潰しと証明実験ですな。」
「暇潰しと証明実験?」
ガラララ……
「ズズ…ふぅっ…最近生体電気とマゴットセラピーを暇潰しに調べておりましてな…」
キャスター付のステンレス椅子を自分の元に引っ張り悠と対面する様に座り話し出す。
「…暇潰しに何してんだ?」
「それで幾つかを検証を頼むレポートを教え子の居る病院に送ったんですが」
柳は説明をしてる時は、終るまで一切の質問や横槍等を無視して話す。
「…これがまぁどいつもこいつも……」
今すぐ来てくれだの研究スタッフの一員に加わり指揮を取ってくれだのと催促メールに電話、会社にまで押し掛けてくる始末だったらしい。
「我が教え子ながら検証位私の抜きで出来ないとは情けない…と断り続けとりましたが…いい加減面倒になりましてな此処等で一番設備が良くまた、会社の息がかかっとる此処で実験しとる訳ですじゃ。」
説明を終えて残った珈琲を一息に飲み。
ガラララ…
座ったまま椅子をスライドさせて机の前に移動する。
「しかし、良く親父が許したな…」
「なぁに、ワシと坊主(兜馬)の契約は、1・最新設備の導入2・何をどう研究しようと自由3・何処で研究しようが自由の3つですからな。」
珈琲のおかわりを入れながら柳は淡々と説明する。
「成る程ね…」
ただ、柳は1つだけある事を言い抜かした。
確か…そう、一切の利益特許は会社の利益にする。
つまり兜馬に委ねる…この譲歩は柳が持ち掛けた事だった。
柳曰く【金や賛美より自由にできる事に価値がある。】かららしい。
欲が無いのか欲の塊なのか解らない処が柳らしいと思う。