ー夏休み編ー昼の顔と夜の顔(3)
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「お前は金じゃあ受け取らないだろ?」
崇は歩くのを止めて、キュ…っと綺麗なターンで此方を見る。
「まぁな。」
「なら、物で受けとれ。」
「何でそーなる…」
金でも物でも受け取れない物は受け取れない…
突き返すつもりでいたが…
「いい加減終わらせろ。いつまで引きずるつもりだ?」
「あ?」
崇の声はほんの少しだけ温度が上がり…
「あの件は終わった。誰が何を言っても終わった。だからお前も終わらせろ。」
「崇……」
「最後に言うぞ?報酬だ。」
崇はゆっくりと紙袋を俺の目の前に掲げる。
「……ああ、有り難く受けとる。」
俺は紙袋を確り受け取り、返事をする。
「最初から、さっさと受け取れ。」
氷の王様は要件が済むと再び声の温度は氷河期になり、スタスタと歩いていく。
「崇、またな!」
俺は本当は優しい王様に手を振る。
「……そうだ、1つ忘れてた。」
「ん?」
「お前の名前、今回の一件で広まってるぞ。」
「はい?」
「池袋中のガキから組まで幅広くな、うち(Sウルフ)からは既に何人か闘路(秋葉)に行ってる様だ。」
「え?ちょ…マジ?」
「ふっ…」
崇は一度だけ右手を上げ、街中に消えていく…
「……何かとんでも無いことを聞いた気がする…」
額から…身体から…汗が止まらない…
夏の暑さのせいだと思いたい…
いや、暑さのせいだ…
そう暑さの…
それから、家に着くまで「暑さのせいだ」と心の中でリピートし続けた。
……次の日
俺は朝イチでファミレスに駆け込み。
ほぼ奥の指定席に泊まり込みでいる男の元に行った。
ーファミレスー
「俺の名前が広まってると言う話が出たんだが…本当か?」
「悠…さん……落ち着いて…くだ…さい」
多分昨日別れてからもぶっ通しでパソコンをしてたのだろう。
見えている右目は真っ赤に充血している。
「あ、悪い…っか禅昨日からずっと起きてるのか?」
「ふぁ…ぁ…すいません……昨日は…お客が…多かった…もので……で、何でした…か?」
客と言うのは店(ファミレス)の客では無く。
禅に何かを依頼した客の事だろう。
「あぁ…俺の名前が広まってるってのは……」
「本当…ですよ…しかも…現在闘路…で…一番注目……されてます。」
「マジかよ……」
「元々…かなり……有名…でした…からね…今回の……一件で…火が…着いた…かと…」
禅はビシバシっと知りたく無かった事実を伝えてくれる…
「はぁ……暫く池袋には顔出さない様にするか…」
「……崇さんも…宣伝してますから…凄い広まりますよ…」
「野郎…」
優しい王様は前言撤回だ、あの暴君め…。
「今日…の…予定は?」
「ん?あぁ…昼からちょっとヤボ用があるから…暫く暇だな。」
「なら…少し…面白い…話が…あります。」
………
崇は歩くのを止めて、キュ…っと綺麗なターンで此方を見る。
「まぁな。」
「なら、物で受けとれ。」
「何でそーなる…」
金でも物でも受け取れない物は受け取れない…
突き返すつもりでいたが…
「いい加減終わらせろ。いつまで引きずるつもりだ?」
「あ?」
崇の声はほんの少しだけ温度が上がり…
「あの件は終わった。誰が何を言っても終わった。だからお前も終わらせろ。」
「崇……」
「最後に言うぞ?報酬だ。」
崇はゆっくりと紙袋を俺の目の前に掲げる。
「……ああ、有り難く受けとる。」
俺は紙袋を確り受け取り、返事をする。
「最初から、さっさと受け取れ。」
氷の王様は要件が済むと再び声の温度は氷河期になり、スタスタと歩いていく。
「崇、またな!」
俺は本当は優しい王様に手を振る。
「……そうだ、1つ忘れてた。」
「ん?」
「お前の名前、今回の一件で広まってるぞ。」
「はい?」
「池袋中のガキから組まで幅広くな、うち(Sウルフ)からは既に何人か闘路(秋葉)に行ってる様だ。」
「え?ちょ…マジ?」
「ふっ…」
崇は一度だけ右手を上げ、街中に消えていく…
「……何かとんでも無いことを聞いた気がする…」
額から…身体から…汗が止まらない…
夏の暑さのせいだと思いたい…
いや、暑さのせいだ…
そう暑さの…
それから、家に着くまで「暑さのせいだ」と心の中でリピートし続けた。
……次の日
俺は朝イチでファミレスに駆け込み。
ほぼ奥の指定席に泊まり込みでいる男の元に行った。
ーファミレスー
「俺の名前が広まってると言う話が出たんだが…本当か?」
「悠…さん……落ち着いて…くだ…さい」
多分昨日別れてからもぶっ通しでパソコンをしてたのだろう。
見えている右目は真っ赤に充血している。
「あ、悪い…っか禅昨日からずっと起きてるのか?」
「ふぁ…ぁ…すいません……昨日は…お客が…多かった…もので……で、何でした…か?」
客と言うのは店(ファミレス)の客では無く。
禅に何かを依頼した客の事だろう。
「あぁ…俺の名前が広まってるってのは……」
「本当…ですよ…しかも…現在闘路…で…一番注目……されてます。」
「マジかよ……」
「元々…かなり……有名…でした…からね…今回の……一件で…火が…着いた…かと…」
禅はビシバシっと知りたく無かった事実を伝えてくれる…
「はぁ……暫く池袋には顔出さない様にするか…」
「……崇さんも…宣伝してますから…凄い広まりますよ…」
「野郎…」
優しい王様は前言撤回だ、あの暴君め…。
「今日…の…予定は?」
「ん?あぁ…昼からちょっとヤボ用があるから…暫く暇だな。」
「なら…少し…面白い…話が…あります。」
………