ー夏休み編ー昼の顔と夜の顔(3)
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「……」「……」
「……」「……」
気まずい…
非常に気まずい…
無言で歩くのも宛ら、このカリスマの塊みたいな男と2人で歩いてるだけで謎の圧迫がある。
「……(っか綺麗な顔だよな………本来に同じ人種か?)」
俺は額から垂れる汗を拭う位の暑さなのに崇は汗をかいていない…
「……さっきから何だ?」
視線に気が付いたのか崇は此方を見ずに氷の声を落とす。
「あ、いや…綺麗な顔だな~って。」
「……馬鹿か?」
「……」
正直に答えたらこれですか……暴君め…
「で?いつまで歩くんだ?いい加減暑さでクラクラする。」
「もうすぐだ。」
単純明快な一言返事。
だが、言っただけ合って本当に数分で目的の店についた。
ー昔々(服屋)ー
「あ、虎琥狗さん。いらっしゃいませ。」
店の中に入ると茶色いアゴヒケを生やした若い店員が崇に丁寧に頭を下げる。
「珍しいっすね、うちの店に来てくれるなんて。」
「あぁ、こいつに合いそうなのを見立ててくれ。」
崇は後ろに居る俺を指差す。
「なるほど、そっちのお兄さんっすね。ちょっと待ってて下さい。」
店員は納得しながら奥に下がっていく。
納得した理由は俺の服装だろう。
この店は見るかぎり和柄を中心に宛がった物が多く、今着ているのと同じシャツも在れば普段袖を通してるシャツも見える。
「お前にぴったりの店だろ?」
「庶民の事も分かる王さまは凄いな。」
「……」
親しみを込めたギャグを完璧に無視される。
庶民の気持ちはわかって貰えないらしい。
「お待たせしました。えーと…お兄さんは身長もあるし脚も長いっすから、ちょっと大きめのサイズで合わせてます。」
奥から何着かの服を持って店員が戻り、俺に服を合わせて説明する。
「お兄さん。普段上下黒で着る?」
「よくわかるな。」
まぁ、今もそうなんだが…
「これ飯食ってますからね。お兄さんは黒シャツに黒の上着着るタイプでしょ?」
「あぁ、正解だ。」
見事に的中、服屋の店員だけの事はある。
「ダメっすよ、お兄さんカッコいいのに勿体ない。」
「世辞でもありがとう。」
「ふっ…」
答えたら崇に笑われた。
「下に黒着るなら上着は白が良いっすね。ツートーンで…」
暫く店員と崇が話して。
「ありがとうございました。また、どうぞ。」
結局選んだ服を全部崇が購入して俺に渡してきた。
「良いのか?」
大きめの紙袋2つ分…結構な値段だ。
「報酬だ。」
「報酬?何の?」
「ストーカーを捕まえただろ。」
「は?ちょっと待て、あれは優日が頼んだ事だし。第一、何で崇が俺に報酬を出す?」
優日に出されても絶対受け取りはしないけど。
「むしろ、俺が手伝わした報酬を払う側だろ。」
「あれはうちのシマで起きた事だ。間接的とはいえ解決したのはお前だ。」
「ってもなぁ…」
納得も出来ないし、受け取りにくい…
「……」「……」
気まずい…
非常に気まずい…
無言で歩くのも宛ら、このカリスマの塊みたいな男と2人で歩いてるだけで謎の圧迫がある。
「……(っか綺麗な顔だよな………本来に同じ人種か?)」
俺は額から垂れる汗を拭う位の暑さなのに崇は汗をかいていない…
「……さっきから何だ?」
視線に気が付いたのか崇は此方を見ずに氷の声を落とす。
「あ、いや…綺麗な顔だな~って。」
「……馬鹿か?」
「……」
正直に答えたらこれですか……暴君め…
「で?いつまで歩くんだ?いい加減暑さでクラクラする。」
「もうすぐだ。」
単純明快な一言返事。
だが、言っただけ合って本当に数分で目的の店についた。
ー昔々(服屋)ー
「あ、虎琥狗さん。いらっしゃいませ。」
店の中に入ると茶色いアゴヒケを生やした若い店員が崇に丁寧に頭を下げる。
「珍しいっすね、うちの店に来てくれるなんて。」
「あぁ、こいつに合いそうなのを見立ててくれ。」
崇は後ろに居る俺を指差す。
「なるほど、そっちのお兄さんっすね。ちょっと待ってて下さい。」
店員は納得しながら奥に下がっていく。
納得した理由は俺の服装だろう。
この店は見るかぎり和柄を中心に宛がった物が多く、今着ているのと同じシャツも在れば普段袖を通してるシャツも見える。
「お前にぴったりの店だろ?」
「庶民の事も分かる王さまは凄いな。」
「……」
親しみを込めたギャグを完璧に無視される。
庶民の気持ちはわかって貰えないらしい。
「お待たせしました。えーと…お兄さんは身長もあるし脚も長いっすから、ちょっと大きめのサイズで合わせてます。」
奥から何着かの服を持って店員が戻り、俺に服を合わせて説明する。
「お兄さん。普段上下黒で着る?」
「よくわかるな。」
まぁ、今もそうなんだが…
「これ飯食ってますからね。お兄さんは黒シャツに黒の上着着るタイプでしょ?」
「あぁ、正解だ。」
見事に的中、服屋の店員だけの事はある。
「ダメっすよ、お兄さんカッコいいのに勿体ない。」
「世辞でもありがとう。」
「ふっ…」
答えたら崇に笑われた。
「下に黒着るなら上着は白が良いっすね。ツートーンで…」
暫く店員と崇が話して。
「ありがとうございました。また、どうぞ。」
結局選んだ服を全部崇が購入して俺に渡してきた。
「良いのか?」
大きめの紙袋2つ分…結構な値段だ。
「報酬だ。」
「報酬?何の?」
「ストーカーを捕まえただろ。」
「は?ちょっと待て、あれは優日が頼んだ事だし。第一、何で崇が俺に報酬を出す?」
優日に出されても絶対受け取りはしないけど。
「むしろ、俺が手伝わした報酬を払う側だろ。」
「あれはうちのシマで起きた事だ。間接的とはいえ解決したのはお前だ。」
「ってもなぁ…」
納得も出来ないし、受け取りにくい…