ー夏休み編ー昼の顔と夜の顔(3)
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~『王さまと庶民』~
………
ー西池袋(ファミレス)ー
夏休みの若者でごった返すファミレスだが…
このファミレスにはあるルールが生まれていた。
禁煙側の奥の席は使ってはいけない。
何故なら…
「遅い……ですね…」
一心不乱にノートパソコンを操作する。
鬼○郎風の髪型で右目を隠した色白の少年。
烏哭禅。
「彼奴は時間を守らないな…」
灼熱の炎すら凍らせそうな銀髪にシルクの襟首の広いシャツ、シルクの白い上着、イタリア軍パン。
純銀のチェーンネックレスと派手過ぎず、カリスマ的に存在感をかもちだす男。虎琥狗崇が居るからだ。
「すっ……来た。」
崇は珈琲を一口啜り前を見る。
「うっす、遅れた。」
「悠知ってるか?時計は時間を知るためにあるって?」
夏でも雪融けを知らない程の冷えた視線と声が俺をいぬく…
「あのな…言わせて貰うけど…[用事だ、来い…]っていきなり呼び出されて時間通りに来れるわけないだろ…」
西口のボスにタメ口で話しながら前の席に座る。
黒のジーパンに黒地で背中に般若のペイントがあるシャツを着ている男。
俺、小鳥遊悠
そう、あの日以来、集まる時俺達は此処を利用しているのだ。
「いらっしゃいませ。」
「はるぴん、ドリンクバー1つ。烏龍茶氷多めで入れてきてほしいな。」
「もーまた、はるぴんて言うし!ドリンクバーはセルフサービス!」
短髪だが左右のもみ上げをみつあみにしている彼女は奈奈世遥日(ななせはるぴ)現役高校3年生
ここでバイトしているウェートレス、何度も通う内に友達になった。
……と言うか、何度か馬鹿が崇に絡んできて。
その度に表に連れていきボコり(崇は中で見てるだけ)そんな危険な奴等に唯一呼ばれたら注文を聞きに来る勇敢な娘だったので仲良くなり…
今では俺達(危険客)専用のウェートレスになってるらしい。
「はるぴん、お願い。」
「そんな甘えた声だしてもダメ。」
「持って来てくれたら今度可愛い猫の写真プレゼントするよ?」
「ウーロン茶氷多めね。」
はるるんは扱い易く、猫大好き同盟だから良い。
「それで、昼間から何の用事だ?」
「あぁ、今日は俺の個人的に呼んだ。」
「個人的に…?」
「つまり……遊びに…誘ったと言う…事です。」
「は?」
崇が遊びに誘った?
聞き間違いかと思ってしまう。
「まぁ、そう言う事だ。別に用事が有るならいいぞ。」
「いやいやいや、崇様から遊びに誘われる何てお断りするわけが御座いませぬでごぜえます。」
「…馬鹿にしてるのか?」
ヒュパ…
言葉が耳に届くとほぼ同時に風がふき前髪が揺れる…多分拳圧だろう…。
「……OK冗談だ。」
「くだらない事を言うな。」
冗談のわからない王さまめ…
「それで…何処行くんだ?」
「服を見に行く。」
「服?」
イタリアの高級ブティックにですか?と言うのは止めておこう。
「あぁ、お前の服をな。」
「は?何で俺?」
「お前の服は毎回暑苦しいからな。俺が選んでやる。」
くそう…言い返せねぇ…
「ふふ…崇さん……のセンスは…良いですよ。」
ウーロン茶を一杯飲み終わるとすぐ「じゃ、行くぞ」と店から連れ出された。
禅は「…俺は…残ります…」とついて来ず店に残り、俺は王様と2人で居る。
………
ー西池袋(ファミレス)ー
夏休みの若者でごった返すファミレスだが…
このファミレスにはあるルールが生まれていた。
禁煙側の奥の席は使ってはいけない。
何故なら…
「遅い……ですね…」
一心不乱にノートパソコンを操作する。
鬼○郎風の髪型で右目を隠した色白の少年。
烏哭禅。
「彼奴は時間を守らないな…」
灼熱の炎すら凍らせそうな銀髪にシルクの襟首の広いシャツ、シルクの白い上着、イタリア軍パン。
純銀のチェーンネックレスと派手過ぎず、カリスマ的に存在感をかもちだす男。虎琥狗崇が居るからだ。
「すっ……来た。」
崇は珈琲を一口啜り前を見る。
「うっす、遅れた。」
「悠知ってるか?時計は時間を知るためにあるって?」
夏でも雪融けを知らない程の冷えた視線と声が俺をいぬく…
「あのな…言わせて貰うけど…[用事だ、来い…]っていきなり呼び出されて時間通りに来れるわけないだろ…」
西口のボスにタメ口で話しながら前の席に座る。
黒のジーパンに黒地で背中に般若のペイントがあるシャツを着ている男。
俺、小鳥遊悠
そう、あの日以来、集まる時俺達は此処を利用しているのだ。
「いらっしゃいませ。」
「はるぴん、ドリンクバー1つ。烏龍茶氷多めで入れてきてほしいな。」
「もーまた、はるぴんて言うし!ドリンクバーはセルフサービス!」
短髪だが左右のもみ上げをみつあみにしている彼女は奈奈世遥日(ななせはるぴ)現役高校3年生
ここでバイトしているウェートレス、何度も通う内に友達になった。
……と言うか、何度か馬鹿が崇に絡んできて。
その度に表に連れていきボコり(崇は中で見てるだけ)そんな危険な奴等に唯一呼ばれたら注文を聞きに来る勇敢な娘だったので仲良くなり…
今では俺達(危険客)専用のウェートレスになってるらしい。
「はるぴん、お願い。」
「そんな甘えた声だしてもダメ。」
「持って来てくれたら今度可愛い猫の写真プレゼントするよ?」
「ウーロン茶氷多めね。」
はるるんは扱い易く、猫大好き同盟だから良い。
「それで、昼間から何の用事だ?」
「あぁ、今日は俺の個人的に呼んだ。」
「個人的に…?」
「つまり……遊びに…誘ったと言う…事です。」
「は?」
崇が遊びに誘った?
聞き間違いかと思ってしまう。
「まぁ、そう言う事だ。別に用事が有るならいいぞ。」
「いやいやいや、崇様から遊びに誘われる何てお断りするわけが御座いませぬでごぜえます。」
「…馬鹿にしてるのか?」
ヒュパ…
言葉が耳に届くとほぼ同時に風がふき前髪が揺れる…多分拳圧だろう…。
「……OK冗談だ。」
「くだらない事を言うな。」
冗談のわからない王さまめ…
「それで…何処行くんだ?」
「服を見に行く。」
「服?」
イタリアの高級ブティックにですか?と言うのは止めておこう。
「あぁ、お前の服をな。」
「は?何で俺?」
「お前の服は毎回暑苦しいからな。俺が選んでやる。」
くそう…言い返せねぇ…
「ふふ…崇さん……のセンスは…良いですよ。」
ウーロン茶を一杯飲み終わるとすぐ「じゃ、行くぞ」と店から連れ出された。
禅は「…俺は…残ります…」とついて来ず店に残り、俺は王様と2人で居る。
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