ー番外編ー過去と今
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ー車内ー
「ご満足…されましたか?」
「あぁ…それより、変じゃ無いか?」
俺はネクタイを締めながら手鏡を見る。
「良くお似合いです。これからどうなさいますか?」
「彼奴(親父)は日本に居ないんだろ?」
「はい、現在はロシアに居られるかと…」
「なら会社に行ってくれ、今から小鳥遊コンチェル全ての決定権は俺の指揮下に置く。」
「わかりました。しかし、驚きましたよ。坊っちゃんがまさか社長の座に着きますとは。」
「近藤さん、それは違うぜ。」
「はい?」
「俺とハイエナの勝負はまだ着いて無いだから反撃するだけだ。そのために…彼奴(親父)が居ない間兵を借りるだけだ。」
「借りるだけ…ですか?」
「あぁ、そうだ。」
「ふふ、本来なら現在小鳥遊の全権をお持ちのお方ですが?」
「お喋りがすぎるぜ?」
「おっと、これは失礼しました。」
「…まぁいい、手始めにハイエナから潰すか……近藤さん悪いが一年は付き合って貰うぜ?」
「お供させていただきます。」
その日から小鳥遊産業は親族の会社を吸収し始め、宣言通り1年で全てを手中に納める事に成功する。
それと同時に小鳥遊産業は東京、京都の二巨大社の指揮下に呑まれ誰も逆らえ無くなった。
この異例の功績は表向き全て小鳥遊兜馬の実績となっているが親族、分家は高々17の子供にやられた事実を知っている。だから語らないそして…小鳥遊悠には関わらないと言う暗黙のルールが出来た。
…………
ー男爵ー
「んっ…?」
「起きたか?」
「あれ…俺寝てた?」
「あぁ、寝てたよ。皆もう帰ったぞ。ほら、水だ。」
マスターが目の前に水を置いてくれる。
「ンク…ンク…ぷは……何か懐かしい夢見た気がする……」
「そうか…」
「なぁ、マスター…」
「何だ?」
「煙草ある?アークロイヤルって煙草。」
「あぁ、あるぞ。」
「一箱ちょーだい。」
「…ほら。」
マスターは引き出しから一箱投げてくれる。
「サンキュ…」
封を開け…
口にくわえ火をつける…
「すっ…」
口に広がる独特の懐かしいバニラの匂い……
「ふぅ~……やっぱり不味いよ。久保ちゃん…マスターこれ貰ってくね。」
「あぁ、気をつけてな。」
悠はくわえ煙草で店を出ていく…
…………
ー車内ー
「なぁ1つ聞いていいか?」
「何だ?」
金剛は運転中の柏に尋ねる。
「あの、話嘘だろ?」
「あぁ、嘘だ。」
柏は即答する。
「何であんな事を?」
「悠の奴は話さないからな。だから俺が話してやったのさ。それに全部が嘘とも言わねぇ」
「……けど少なからず、あの話じゃ悠は信用を無くすだろ。」
「それならそれでいい。悠とは距離を置くべきだからな。」
「柏…」
「ま、それでも信じる馬鹿は悠に寄ってくだろうな……お前とか」
「む……」
金剛は口を閉ざし窓の方に向いた。
「ふん。(まぁ…しかし、悠に好意で寄るのか牙を向けるのかは別だがな……)金剛」
「何だ?」
「一週間後に……」
「何?!」
夜は暑く長く他方からの暗躍…
夏はまだ続くのだ…
Next…
「ご満足…されましたか?」
「あぁ…それより、変じゃ無いか?」
俺はネクタイを締めながら手鏡を見る。
「良くお似合いです。これからどうなさいますか?」
「彼奴(親父)は日本に居ないんだろ?」
「はい、現在はロシアに居られるかと…」
「なら会社に行ってくれ、今から小鳥遊コンチェル全ての決定権は俺の指揮下に置く。」
「わかりました。しかし、驚きましたよ。坊っちゃんがまさか社長の座に着きますとは。」
「近藤さん、それは違うぜ。」
「はい?」
「俺とハイエナの勝負はまだ着いて無いだから反撃するだけだ。そのために…彼奴(親父)が居ない間兵を借りるだけだ。」
「借りるだけ…ですか?」
「あぁ、そうだ。」
「ふふ、本来なら現在小鳥遊の全権をお持ちのお方ですが?」
「お喋りがすぎるぜ?」
「おっと、これは失礼しました。」
「…まぁいい、手始めにハイエナから潰すか……近藤さん悪いが一年は付き合って貰うぜ?」
「お供させていただきます。」
その日から小鳥遊産業は親族の会社を吸収し始め、宣言通り1年で全てを手中に納める事に成功する。
それと同時に小鳥遊産業は東京、京都の二巨大社の指揮下に呑まれ誰も逆らえ無くなった。
この異例の功績は表向き全て小鳥遊兜馬の実績となっているが親族、分家は高々17の子供にやられた事実を知っている。だから語らないそして…小鳥遊悠には関わらないと言う暗黙のルールが出来た。
…………
ー男爵ー
「んっ…?」
「起きたか?」
「あれ…俺寝てた?」
「あぁ、寝てたよ。皆もう帰ったぞ。ほら、水だ。」
マスターが目の前に水を置いてくれる。
「ンク…ンク…ぷは……何か懐かしい夢見た気がする……」
「そうか…」
「なぁ、マスター…」
「何だ?」
「煙草ある?アークロイヤルって煙草。」
「あぁ、あるぞ。」
「一箱ちょーだい。」
「…ほら。」
マスターは引き出しから一箱投げてくれる。
「サンキュ…」
封を開け…
口にくわえ火をつける…
「すっ…」
口に広がる独特の懐かしいバニラの匂い……
「ふぅ~……やっぱり不味いよ。久保ちゃん…マスターこれ貰ってくね。」
「あぁ、気をつけてな。」
悠はくわえ煙草で店を出ていく…
…………
ー車内ー
「なぁ1つ聞いていいか?」
「何だ?」
金剛は運転中の柏に尋ねる。
「あの、話嘘だろ?」
「あぁ、嘘だ。」
柏は即答する。
「何であんな事を?」
「悠の奴は話さないからな。だから俺が話してやったのさ。それに全部が嘘とも言わねぇ」
「……けど少なからず、あの話じゃ悠は信用を無くすだろ。」
「それならそれでいい。悠とは距離を置くべきだからな。」
「柏…」
「ま、それでも信じる馬鹿は悠に寄ってくだろうな……お前とか」
「む……」
金剛は口を閉ざし窓の方に向いた。
「ふん。(まぁ…しかし、悠に好意で寄るのか牙を向けるのかは別だがな……)金剛」
「何だ?」
「一週間後に……」
「何?!」
夜は暑く長く他方からの暗躍…
夏はまだ続くのだ…
Next…