ー番外編ー過去と今
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「ん~大分遊んだね。」
「だね。」
「っか、丸1日ゲーセンに居たな。」
日も暮れだしたのでそろそろお開きにすると思いきや。
「あ、ちょっと待って最後にあれやろ。あれ。」
ガクッ!
俺と久保田の服を掴んで橘は引きずって行く。
「…ぷりくら?」
「うん、ほら入って入って!」
断る隙を与えず橘は中に押し込めて。
「狭…」
「ん、狭いね。」
「アンタ達デカイもんね…」
そう言いながら橘は機械を操作してフレーム等を決め。
「ほら、久保田頭下げないと顔見切れるわよ?」
「ん、ゆうちょっと肩借りるね。」
「橘はみ出てるぞもっとこっち寄れ。」
「ってか並び変わろうか悠が真ん中で私と久保田が挟めば良くない?」
「センターはやだ。っか一番デカイ久保ちゃんが前で…」
「ん?」
「あ、何煙草くわえてんのよ!も~ならほら久保田真ん中ね!はい撮るんわよ!」
パシャ……
結局、久保田を真ん中に橘が無理やり肩を抱いて俺が2人の頭を撫でる妙なプリクラとなり「仲良し」と書き込んで三等分した。
………
ーバス停ー
結局学園までのバスが最終便になるまで遊び…
「はぁ~今日は楽しかったわね。」
「うん。」
「だな。」
ブロロロ……話して居ると…バスが到着する。
「あ、来た。ね…明日から学校始まるけど…また一緒に出掛けようね。」
橘はバスに乗り…
「……」「……」
「2人とも何してるのバス出るわよ?」
「…悪いな橘、お別れだ。」
バタン…
バスのドアが閉まる。
「…え?」
「俺と久保ちゃんは学園には戻らない。」
「うん。」
「何の冗談?」
橘は慌て窓を開け俺と久保田を見る。
「俺は元から逃げ出す事が目的だったからな。」
「橘ちゃん、色々楽しかったよ。」
「嘘…嘘でしょ?ねぇ?」
「ま、縁が有ればまた会えるだろ。元気でな。」
「じゃあ、頑張ってね。」
バスは動き出す…
悠と久保田を置いて…
「何でよ!バカバカぁ!」
手を振る2人に橘は泣きながら怒鳴った…
「一緒に…また、出掛けようって…言ったじゃん……」
…………
「……行ったな。」
「ん、けど橘ちゃんなら平気でしょ。」
素っ気なく答え、久保田は煙草をくわえ火をつける。
「……久保ちゃんはどうする?」
「ん、まぁ…適当に生きてくつもり。」
「……最初で最後に聞くな。一緒に来ないか?」
「……」
「久保ちゃんと一緒ならきっと凄い事が出来るし何でも出来るはずだ。」
俺は笑顔で手を伸ばす。
「……じゃ、ゆうが俺に着いて来て。」
「ズリィな…そんな断り方。」
「うん、俺狡いから。」
「ははは。な、煙草一本くれよ。」
「ん、どうぞ。」
久保田はアークの箱から一本煙草を出して俺に渡し。
「初めて?」
「初めてだ…火。」
俺は大っ嫌いな煙草をくわえ…
「んっ…」
「おぅ…」
久保田はライターでは無くくわえてる煙草を向けてくる…
俺は顔を寄せ火の貰い…
「すぅ……ごへ、ごほごほ…」
格好つけたが俺は咳込んでしまう。
「どう?」
「ごほごほ…不味い…煙たい…頭痛い……幾つか記憶が飛んだ気がする…すぅ…ゲホゲホ。」
「ん、じゃ…俺行くね。」
「あぁ、じゃあな。」
俺がしゃがんで咳込んでいる内に久保田は消えていく。
「…あー気持ち悪……」
ポッ…ポッ…
「雨降って来るし…」
ブロロロ…
目の前に一台の車が止まる。
「坊っちゃん、お待たせしました。」
スーツ姿でアゴヒゲを蓄えた男が降りて来る。
「近藤さん…頼んだ物は?」
「はい、スーツ一式に株券から印鑑、それと坊っちゃんの言われた通り親戚で会社を持つ物の名簿を作って起きました。」
ザーザー…
雨足は一層強くなり始める…
「ありがとう。」
「いえ、お風邪を引きます御車へ。」
「…もう少し雨に打たれてたい…くそ、煙が目に染みるな…」
「……はい、煙ですね。」
煙草はとうに雨で消えていた…
けど、煙が目に染みて目から涙が出てくる…
雨は止まない…
お陰で好きになりかけた大っ嫌いなアーク(煙草)のバニラの匂いが消えていく…
「だね。」
「っか、丸1日ゲーセンに居たな。」
日も暮れだしたのでそろそろお開きにすると思いきや。
「あ、ちょっと待って最後にあれやろ。あれ。」
ガクッ!
俺と久保田の服を掴んで橘は引きずって行く。
「…ぷりくら?」
「うん、ほら入って入って!」
断る隙を与えず橘は中に押し込めて。
「狭…」
「ん、狭いね。」
「アンタ達デカイもんね…」
そう言いながら橘は機械を操作してフレーム等を決め。
「ほら、久保田頭下げないと顔見切れるわよ?」
「ん、ゆうちょっと肩借りるね。」
「橘はみ出てるぞもっとこっち寄れ。」
「ってか並び変わろうか悠が真ん中で私と久保田が挟めば良くない?」
「センターはやだ。っか一番デカイ久保ちゃんが前で…」
「ん?」
「あ、何煙草くわえてんのよ!も~ならほら久保田真ん中ね!はい撮るんわよ!」
パシャ……
結局、久保田を真ん中に橘が無理やり肩を抱いて俺が2人の頭を撫でる妙なプリクラとなり「仲良し」と書き込んで三等分した。
………
ーバス停ー
結局学園までのバスが最終便になるまで遊び…
「はぁ~今日は楽しかったわね。」
「うん。」
「だな。」
ブロロロ……話して居ると…バスが到着する。
「あ、来た。ね…明日から学校始まるけど…また一緒に出掛けようね。」
橘はバスに乗り…
「……」「……」
「2人とも何してるのバス出るわよ?」
「…悪いな橘、お別れだ。」
バタン…
バスのドアが閉まる。
「…え?」
「俺と久保ちゃんは学園には戻らない。」
「うん。」
「何の冗談?」
橘は慌て窓を開け俺と久保田を見る。
「俺は元から逃げ出す事が目的だったからな。」
「橘ちゃん、色々楽しかったよ。」
「嘘…嘘でしょ?ねぇ?」
「ま、縁が有ればまた会えるだろ。元気でな。」
「じゃあ、頑張ってね。」
バスは動き出す…
悠と久保田を置いて…
「何でよ!バカバカぁ!」
手を振る2人に橘は泣きながら怒鳴った…
「一緒に…また、出掛けようって…言ったじゃん……」
…………
「……行ったな。」
「ん、けど橘ちゃんなら平気でしょ。」
素っ気なく答え、久保田は煙草をくわえ火をつける。
「……久保ちゃんはどうする?」
「ん、まぁ…適当に生きてくつもり。」
「……最初で最後に聞くな。一緒に来ないか?」
「……」
「久保ちゃんと一緒ならきっと凄い事が出来るし何でも出来るはずだ。」
俺は笑顔で手を伸ばす。
「……じゃ、ゆうが俺に着いて来て。」
「ズリィな…そんな断り方。」
「うん、俺狡いから。」
「ははは。な、煙草一本くれよ。」
「ん、どうぞ。」
久保田はアークの箱から一本煙草を出して俺に渡し。
「初めて?」
「初めてだ…火。」
俺は大っ嫌いな煙草をくわえ…
「んっ…」
「おぅ…」
久保田はライターでは無くくわえてる煙草を向けてくる…
俺は顔を寄せ火の貰い…
「すぅ……ごへ、ごほごほ…」
格好つけたが俺は咳込んでしまう。
「どう?」
「ごほごほ…不味い…煙たい…頭痛い……幾つか記憶が飛んだ気がする…すぅ…ゲホゲホ。」
「ん、じゃ…俺行くね。」
「あぁ、じゃあな。」
俺がしゃがんで咳込んでいる内に久保田は消えていく。
「…あー気持ち悪……」
ポッ…ポッ…
「雨降って来るし…」
ブロロロ…
目の前に一台の車が止まる。
「坊っちゃん、お待たせしました。」
スーツ姿でアゴヒゲを蓄えた男が降りて来る。
「近藤さん…頼んだ物は?」
「はい、スーツ一式に株券から印鑑、それと坊っちゃんの言われた通り親戚で会社を持つ物の名簿を作って起きました。」
ザーザー…
雨足は一層強くなり始める…
「ありがとう。」
「いえ、お風邪を引きます御車へ。」
「…もう少し雨に打たれてたい…くそ、煙が目に染みるな…」
「……はい、煙ですね。」
煙草はとうに雨で消えていた…
けど、煙が目に染みて目から涙が出てくる…
雨は止まない…
お陰で好きになりかけた大っ嫌いなアーク(煙草)のバニラの匂いが消えていく…