ー番外編ー過去と今
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それから、読書で1日潰したり。
室内ゲームを朝から晩までしたり。
無駄話で過ごした日も合った。
ー談話室ー
「ねぇ~今日は?」
「何が?」
悠は本当に読んでるのか?と思うスピードでペラペラとページを捲っている。
「いい加減出掛けようよ。明日で休み終わるのよ!」
「そーだなー」
「聞いて無いわね…あーあ、久保田は遅いし。つまんない。」
橘は頭の後ろで腕を組、椅子を前へ後ろへと揺らす。
「ふぅ…何も出かけるなら俺と久保ちゃんじゃ無くても他の友達と行けばいいだろ?」
橘は休みになってから虐められる事が無くなり友達も出来た。
「ダーメ。最初に出掛けるのは2人(悠と久保田)って決めてるの。」
「そーなのかー」
「もぉまた、適当に返事する!」
「賑わってるね。」
「あ、久保田」
「よ、久保ちゃんおはよ。」
「ん、おはよ。2人とも」
久保田は眠たげに頭を掻きながら何時もの席に座る。
「久保ちゃん」
「ん?」
「明日出掛けるか。」
「うん、そだね。俺も同じ事考えてた。」
「本当!じゃ、朝から出発ね!寝坊しないでよ!」
橘は力強くバシバシと悠と久保田の肩を叩く。
………
次の日は本当に朝から街に繰り出した(出された)。
「ん~…良い天気、最高に出掛け日和ね。」
「ん、そだね。」
「ふぁ~…眠…」
「アンタねぇ…」
橘のテンションに比べ
久保田は相変わらず色々気が無く。
悠はうつらうつらと舟をこいている。
「少しは楽しそうにしなさいよね。」
「楽しそうに見えない?」
久保田はどう?と言いたげに橘に質問するが
「……さぁ、何処いこうかな。」
「あれ?」
「うん、久保ちゃん今のはしかたない。橘の反応が正解だ。」
悠は久保田の肩を軽く叩いて橘に着いていく。
ーゲームセンターー
「っていきなりゲーセン…」
「何よ、ゲーム好きでしょ?」
「まぁ、好きだけど…」
「あれ、久保田は?」
「久保ちゃんなら…」
「居るよ。ちょっとこれ買ってきた。」
久保田は煙草を吸いながらヒョコっと現れる。
「久保ちゃん禁煙しろよ…」
「ん、もしかして心配してくれてる?」
久保田は悠の肩に腕を回す。
「煙草くせぇから、はーなーれーろー。」
「ふふ。」
端から見たら中の良すぎる兄弟に見える2人に橘は笑ってしまう。
「とりあえず久保ちゃん、積年の恨みを晴らすぜ格ゲーで勝負だ!」
「ん、いいよ。」
……数分後
ガチャガチャ!
ドガッ!バギ!
ガチャガチャ!
ガス!ドゴッ!
「ねー、もぅ諦めたら?」
「くっそ~…」
悠の10戦10敗…
だが下手と言う訳でなくレベルは激高で辺りはギャラリーが集まっていた。
「あーくそ。何で勝てないんだよ。」
「まー、格ゲーは技術だけじゃ勝てないからね。」
「え?」
「シミュレーションよ格ゲーは。」
久保田は煙草に火をつけながら語る。
「対戦相手が次にどう出るかこっちの攻撃をどう返してくるか、相手のクセやタイミングを見切って計算して動けば勝てるっしょ。麻雀だろうが花札だろうが同じこと対・人間だからこそ百人いれば百通りの性格がでる。」
「……」
まただ…
「ま、だから人相手じゃないパチンコとかは下手だけどね。」
やっぱり…
「……久保ちゃんってさ…無茶苦茶勝負事に固執するよな」
「そーねー、生きてるものと向かい合ってないとさ…自分が生きてんのかどーかわかんなくなるから。」
「……」
「――なんてね。」
久保田遡の笑顔は…
『混沌』と『秩序』が混じり合って…
何も生み出さない『無』になった……
灰色な笑顔に見えた。
少なくとも俺にはそんな笑顔が出来ないと思ったと同時に大好きな笑顔だった気がする…
「アンタ達さぁ~、私が居ること忘れてない?」
橘に声を掛けられて、我に返った。
「忘れてなよ。」
「なんだ、対戦するか?」
「アンタ等にゲームで勝てる気しないわよ…それより、あれしない?」
橘はUFOキャッチャーを指差す。
「ん、俺あーゆーのは苦手だよ?」
「にっひひ。なら、俺の見せ場だな。任せろ何でも取ってやる。」
本領発揮、俺は指定されたぬいぐるみを次々に取ってやった。
流石に久保田もこれには少し驚いていたし、橘はおおはしゃぎだった。
室内ゲームを朝から晩までしたり。
無駄話で過ごした日も合った。
ー談話室ー
「ねぇ~今日は?」
「何が?」
悠は本当に読んでるのか?と思うスピードでペラペラとページを捲っている。
「いい加減出掛けようよ。明日で休み終わるのよ!」
「そーだなー」
「聞いて無いわね…あーあ、久保田は遅いし。つまんない。」
橘は頭の後ろで腕を組、椅子を前へ後ろへと揺らす。
「ふぅ…何も出かけるなら俺と久保ちゃんじゃ無くても他の友達と行けばいいだろ?」
橘は休みになってから虐められる事が無くなり友達も出来た。
「ダーメ。最初に出掛けるのは2人(悠と久保田)って決めてるの。」
「そーなのかー」
「もぉまた、適当に返事する!」
「賑わってるね。」
「あ、久保田」
「よ、久保ちゃんおはよ。」
「ん、おはよ。2人とも」
久保田は眠たげに頭を掻きながら何時もの席に座る。
「久保ちゃん」
「ん?」
「明日出掛けるか。」
「うん、そだね。俺も同じ事考えてた。」
「本当!じゃ、朝から出発ね!寝坊しないでよ!」
橘は力強くバシバシと悠と久保田の肩を叩く。
………
次の日は本当に朝から街に繰り出した(出された)。
「ん~…良い天気、最高に出掛け日和ね。」
「ん、そだね。」
「ふぁ~…眠…」
「アンタねぇ…」
橘のテンションに比べ
久保田は相変わらず色々気が無く。
悠はうつらうつらと舟をこいている。
「少しは楽しそうにしなさいよね。」
「楽しそうに見えない?」
久保田はどう?と言いたげに橘に質問するが
「……さぁ、何処いこうかな。」
「あれ?」
「うん、久保ちゃん今のはしかたない。橘の反応が正解だ。」
悠は久保田の肩を軽く叩いて橘に着いていく。
ーゲームセンターー
「っていきなりゲーセン…」
「何よ、ゲーム好きでしょ?」
「まぁ、好きだけど…」
「あれ、久保田は?」
「久保ちゃんなら…」
「居るよ。ちょっとこれ買ってきた。」
久保田は煙草を吸いながらヒョコっと現れる。
「久保ちゃん禁煙しろよ…」
「ん、もしかして心配してくれてる?」
久保田は悠の肩に腕を回す。
「煙草くせぇから、はーなーれーろー。」
「ふふ。」
端から見たら中の良すぎる兄弟に見える2人に橘は笑ってしまう。
「とりあえず久保ちゃん、積年の恨みを晴らすぜ格ゲーで勝負だ!」
「ん、いいよ。」
……数分後
ガチャガチャ!
ドガッ!バギ!
ガチャガチャ!
ガス!ドゴッ!
「ねー、もぅ諦めたら?」
「くっそ~…」
悠の10戦10敗…
だが下手と言う訳でなくレベルは激高で辺りはギャラリーが集まっていた。
「あーくそ。何で勝てないんだよ。」
「まー、格ゲーは技術だけじゃ勝てないからね。」
「え?」
「シミュレーションよ格ゲーは。」
久保田は煙草に火をつけながら語る。
「対戦相手が次にどう出るかこっちの攻撃をどう返してくるか、相手のクセやタイミングを見切って計算して動けば勝てるっしょ。麻雀だろうが花札だろうが同じこと対・人間だからこそ百人いれば百通りの性格がでる。」
「……」
まただ…
「ま、だから人相手じゃないパチンコとかは下手だけどね。」
やっぱり…
「……久保ちゃんってさ…無茶苦茶勝負事に固執するよな」
「そーねー、生きてるものと向かい合ってないとさ…自分が生きてんのかどーかわかんなくなるから。」
「……」
「――なんてね。」
久保田遡の笑顔は…
『混沌』と『秩序』が混じり合って…
何も生み出さない『無』になった……
灰色な笑顔に見えた。
少なくとも俺にはそんな笑顔が出来ないと思ったと同時に大好きな笑顔だった気がする…
「アンタ達さぁ~、私が居ること忘れてない?」
橘に声を掛けられて、我に返った。
「忘れてなよ。」
「なんだ、対戦するか?」
「アンタ等にゲームで勝てる気しないわよ…それより、あれしない?」
橘はUFOキャッチャーを指差す。
「ん、俺あーゆーのは苦手だよ?」
「にっひひ。なら、俺の見せ場だな。任せろ何でも取ってやる。」
本領発揮、俺は指定されたぬいぐるみを次々に取ってやった。
流石に久保田もこれには少し驚いていたし、橘はおおはしゃぎだった。