ー番外編ー過去と今
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コンコン…
「生きてる?」
久保田は扉を軽くノックして返答を待つ。
ズズ…ガチャャ…
中からは鎖を引きずる様な音が聞こえ
「…余裕だ。」
かすれ声だが返事が来る。
「本当に?」
「あぁ。」
勿論強がり、全身が痛みで熱を持っていてフラフラする。
いくら身体を鍛えていても殴られ続けたら痛い。それも防御出来なければ尚更だ…
「やっぱり気絶した振りだったんだ。」
「まぁな、あのままじゃいつ終わるかわからなかったし。」
目を閉じていたので闇の中でも大分辺りが見え、扉の前に移動する。
「鍵閉まってるし、内側からじゃ開かないでしょ?」
「あぁ、確り手錠も掛けてくれてるしな。」
ご丁寧に両腕を後ろに回され、手首~腕へと計5つの手錠がかけられ、足には鎖が巻かれている。
「出られなく無い?」
「こう言うときは頭を使うんだよ。」
「頭を?」
「そうだ…さぁ反撃開始だ。パーティーを始めるぜ。」
…………
ー廊下ー
「はぁ…参った。」
ため息を吐きながら教師は教室に向かっていた。
「しかし…これで静かになるだろう。」
問題児、小鳥遊悠
彼奴が来てから教師の立場が無くなっていた。
授業は聞かない。
教師を馬鹿にする。
態度が悪い。
天津さえ脱走を仕出かす始末…
「しかし、くふふ、脱走したくせに無銭飲食で連れて来られるとはとんだ大馬鹿だ。やはりガキはガキ、今頃どんな目にあってるか…。」
悪趣味な独り言を言いながら教室に近づくと
ざわざわ…ざわざわ…
ざわざわ…ざわざわ…
ざわざわ…ざわざわ…
教室が騒がしい。
「(っち、これも小鳥遊の影響か?)コラァ!何騒いで……る?!」
怒鳴りながら扉開けたが…
有るものが視界に入り声のトーンは一気に落ちた…
「先生、遅刻じゃないっすかぁ?」
教卓の上に座り、それは話掛けてきた。
「た、たか、小鳥遊?!な、何で此処にいる?!」
「何で?生徒が授業受けに来るのは当然でしょ?なぁ?」
悠は平然と答える。
「っ……」
確かに、通常なら当たり前の当然だが…
小鳥遊悠は執行部に連れて行かれ今は倉庫に閉じ込められているはず…
「ど、どうやって出た!」
「別にただ、頭使っただけですよ。」
ドロッ…
悠が頭を軽く振ると額の上から血が流れる…
「ま、まさか…」
………
この会話が行われて始めたほぼ同時刻…
ー用具倉庫前ー
「な、何だこれは…」
様子を見に来た執行部の1人は唖然とした。
さっきまで重く閉ざされていた筈の用具倉庫の扉は開いている。
いや、「開いている。」とは言えない。
何度も何度も何度も内側から殴打された様な凹みが出来ており。
鉄の扉が耐えきれなくなりひしゃげてこじ開けられいる。
「う、嘘だろどうやって…い、いやそれより報告だ!」
「あ、ちょっと良い?」
声をかけられ振り向くと
「ん?!久保…」
………
「生きてる?」
久保田は扉を軽くノックして返答を待つ。
ズズ…ガチャャ…
中からは鎖を引きずる様な音が聞こえ
「…余裕だ。」
かすれ声だが返事が来る。
「本当に?」
「あぁ。」
勿論強がり、全身が痛みで熱を持っていてフラフラする。
いくら身体を鍛えていても殴られ続けたら痛い。それも防御出来なければ尚更だ…
「やっぱり気絶した振りだったんだ。」
「まぁな、あのままじゃいつ終わるかわからなかったし。」
目を閉じていたので闇の中でも大分辺りが見え、扉の前に移動する。
「鍵閉まってるし、内側からじゃ開かないでしょ?」
「あぁ、確り手錠も掛けてくれてるしな。」
ご丁寧に両腕を後ろに回され、手首~腕へと計5つの手錠がかけられ、足には鎖が巻かれている。
「出られなく無い?」
「こう言うときは頭を使うんだよ。」
「頭を?」
「そうだ…さぁ反撃開始だ。パーティーを始めるぜ。」
…………
ー廊下ー
「はぁ…参った。」
ため息を吐きながら教師は教室に向かっていた。
「しかし…これで静かになるだろう。」
問題児、小鳥遊悠
彼奴が来てから教師の立場が無くなっていた。
授業は聞かない。
教師を馬鹿にする。
態度が悪い。
天津さえ脱走を仕出かす始末…
「しかし、くふふ、脱走したくせに無銭飲食で連れて来られるとはとんだ大馬鹿だ。やはりガキはガキ、今頃どんな目にあってるか…。」
悪趣味な独り言を言いながら教室に近づくと
ざわざわ…ざわざわ…
ざわざわ…ざわざわ…
ざわざわ…ざわざわ…
教室が騒がしい。
「(っち、これも小鳥遊の影響か?)コラァ!何騒いで……る?!」
怒鳴りながら扉開けたが…
有るものが視界に入り声のトーンは一気に落ちた…
「先生、遅刻じゃないっすかぁ?」
教卓の上に座り、それは話掛けてきた。
「た、たか、小鳥遊?!な、何で此処にいる?!」
「何で?生徒が授業受けに来るのは当然でしょ?なぁ?」
悠は平然と答える。
「っ……」
確かに、通常なら当たり前の当然だが…
小鳥遊悠は執行部に連れて行かれ今は倉庫に閉じ込められているはず…
「ど、どうやって出た!」
「別にただ、頭使っただけですよ。」
ドロッ…
悠が頭を軽く振ると額の上から血が流れる…
「ま、まさか…」
………
この会話が行われて始めたほぼ同時刻…
ー用具倉庫前ー
「な、何だこれは…」
様子を見に来た執行部の1人は唖然とした。
さっきまで重く閉ざされていた筈の用具倉庫の扉は開いている。
いや、「開いている。」とは言えない。
何度も何度も何度も内側から殴打された様な凹みが出来ており。
鉄の扉が耐えきれなくなりひしゃげてこじ開けられいる。
「う、嘘だろどうやって…い、いやそれより報告だ!」
「あ、ちょっと良い?」
声をかけられ振り向くと
「ん?!久保…」
………