ー番外編ー過去と今
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ー教室ー
反省文を書き終えた後朝食も取れずに授業に出され。
「…~であるから…」
ヒュヒュ…
「…小鳥遊、ペンを回すのを止めろ。」
「……」
ヒュヒュヒュヒュ…
止めろと言われて、更に回転スピードをあげる。
「…聞こえ無いのか?」
「…何か問題あるのか?」
売り言葉に買い言葉…
教室の空気が変わる。
「反省…出来て無いのか?」
「反省?はっきり言って俺が反省する事何かねぇょ。」
ベギッ……カラン…
回転していたシャーペンがへし折れ、残骸が下に落下する。
「「……」」
悠と教師が睨み合う事数分。
根負け或いは畏怖を感じて教師は授業を再開する。
………
休み時間…
ざわざわ…がやがや…
「……」
友人同士が騒ぐ教室…
悠は自分の席に座ったまま窓の外を眺めていた。
友人と呼べる相手も居なければ作るつもりも無い。
そして何より1人でいる方が楽『だった』。
「…(彼奴…居るかな…)」
外に浮かぶ雲が煙の様に見えた…
………
ー昼休みー
「……」
購買で昼食を購入し、俺は自室に戻ると窓から直ぐに飛び降りた。
ガササ…トン!
下に降りると同時に香るバニラに似た匂い…
「やほ」
「……よぅ。」
やっぱり居た…
「いつも飛び降りてくるね。」
「……お前はいつも煙草吸ってるな…」
「ん、まね。」
「……」
「どした?」
「いや、飯食うとき位煙草止めたらどうだ?」
「ん、習慣だから。」
久保田は相変わらずのっぺりと気の無い返事をする。
「そうかよ…それより…ん。」
俺は久保田の前に袋を突きつける。
「ナニコレ?」
「…焼きそばパンとカツサンドと牛乳…」
「くれるの?」
「前の借りを返してるだけだ…」
「ん、別に良いよ…もう忘れたし。」
「俺は覚えてんだよ。」
「ん…じゃ一緒に食べよ。」
「……」
俺はまた、久保田から少し距離をおいて座った。
「…お前っていつも此処に居るのか?」
「大体ね、他に行くとこ無いし。」
「…一年じゃ無いよな?」
「さぁ…どうだろ。」
「…その目開いてるのか?」
「勿論。」
脈絡も目的も無い会話は昼休みが終わるまで続いた…もしかした、人(他人)とここまで話したのは初めてかもしれない…
………
次の日の昼休みも行ってみた…
「やほ」
「…よう。」
案の定、久保田は居た。
「毎日居るな…」
「ゆうもね。」
「…別に何となくだ。」
「ん、俺も同じ。」
「……」
「座らないの?」
「……座る」
距離はやはり開けたまま久保田の隣に座り、脈絡も目的も無い会話をしながら昼食を開始する。
そんな不思議な昼休みが毎日続いた…
………
反省文を書き終えた後朝食も取れずに授業に出され。
「…~であるから…」
ヒュヒュ…
「…小鳥遊、ペンを回すのを止めろ。」
「……」
ヒュヒュヒュヒュ…
止めろと言われて、更に回転スピードをあげる。
「…聞こえ無いのか?」
「…何か問題あるのか?」
売り言葉に買い言葉…
教室の空気が変わる。
「反省…出来て無いのか?」
「反省?はっきり言って俺が反省する事何かねぇょ。」
ベギッ……カラン…
回転していたシャーペンがへし折れ、残骸が下に落下する。
「「……」」
悠と教師が睨み合う事数分。
根負け或いは畏怖を感じて教師は授業を再開する。
………
休み時間…
ざわざわ…がやがや…
「……」
友人同士が騒ぐ教室…
悠は自分の席に座ったまま窓の外を眺めていた。
友人と呼べる相手も居なければ作るつもりも無い。
そして何より1人でいる方が楽『だった』。
「…(彼奴…居るかな…)」
外に浮かぶ雲が煙の様に見えた…
………
ー昼休みー
「……」
購買で昼食を購入し、俺は自室に戻ると窓から直ぐに飛び降りた。
ガササ…トン!
下に降りると同時に香るバニラに似た匂い…
「やほ」
「……よぅ。」
やっぱり居た…
「いつも飛び降りてくるね。」
「……お前はいつも煙草吸ってるな…」
「ん、まね。」
「……」
「どした?」
「いや、飯食うとき位煙草止めたらどうだ?」
「ん、習慣だから。」
久保田は相変わらずのっぺりと気の無い返事をする。
「そうかよ…それより…ん。」
俺は久保田の前に袋を突きつける。
「ナニコレ?」
「…焼きそばパンとカツサンドと牛乳…」
「くれるの?」
「前の借りを返してるだけだ…」
「ん、別に良いよ…もう忘れたし。」
「俺は覚えてんだよ。」
「ん…じゃ一緒に食べよ。」
「……」
俺はまた、久保田から少し距離をおいて座った。
「…お前っていつも此処に居るのか?」
「大体ね、他に行くとこ無いし。」
「…一年じゃ無いよな?」
「さぁ…どうだろ。」
「…その目開いてるのか?」
「勿論。」
脈絡も目的も無い会話は昼休みが終わるまで続いた…もしかした、人(他人)とここまで話したのは初めてかもしれない…
………
次の日の昼休みも行ってみた…
「やほ」
「…よう。」
案の定、久保田は居た。
「毎日居るな…」
「ゆうもね。」
「…別に何となくだ。」
「ん、俺も同じ。」
「……」
「座らないの?」
「……座る」
距離はやはり開けたまま久保田の隣に座り、脈絡も目的も無い会話をしながら昼食を開始する。
そんな不思議な昼休みが毎日続いた…
………