ー番外編ー過去と今
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とりあえず俺は久保田から少し距離をとって壁を背にして座り
「……」
「あ、飲み物いる?牛乳しか無いけど。」
牛乳パックをトンっと間に置く。
「…なんでこんな真似する?」
「ん~…何となく?」
「……変な奴だな。アグ…ムグムグ」
美味い…
腹が減っている理由も有るが実に美味い…
2・3口で食べ終えてしまった。
「もっ1個たべる?」
「……貰う。」
ガッガッ…モグモグ…
久保田は何個持っていたのか分からないが、焼きそばパン、コロッケパン、カツサンドと渡してくれて俺は遠慮無く胃に詰め込んでいく。
「おいしい?」
ナデナデ…
「!?な、なにすんっ!??」
突然頭を撫でられたのに驚きパンが喉に詰まり。
ドンドンと胸を叩く。
「あ~はいはい、牛乳。」
がっ!
「っぐんぐんぐっ…ぷはっ…はぁはぁ…」
死ぬかと思った。
「いや~ごめん、ごめん。何か猫みたいだったからつい。」
「ゴホゴホ…誰が猫だ……っか飯時くらい煙草止めれ無いのか?」
「ん?まぁね。」
アークライト…
バニラにも似た独特の香りが漂う。
「……」
「何?」
「いや……その、あ、ありがと…」
ポリポリと頭を掻きながら悠は久保田に礼を伝える。
「いいよ、部屋で反省させられてんでしょ?」
「知ってたのか?」
「ん~何となく…ね。」
「……」
「何したの?」
「別に…脚が机に当たっただけだ……」
「ふぅん。」
久保田は…
それ以上は深く聞かず踏み込んで来ない…
「…って言うかアンタ反省くらってる癖に部屋から抜ける何て良い度胸ね」
「あん?誰だ?」
壁の向こうから声がする。
「誰でも良いでしょ、少なくともアンタよりは前から居たわ。」
「……そうか(壁の向こうから聞こえるって事は女生徒か…)」
「それよりアンタ1つ忠告しといてあげるわ。」
「あん?」
「反省が見えないと執行部が来るわよ。」
「執行部…?」
聞きなれない単語が出てきた。
「裏名物。この学園の裏の名前知ってる?」
「牢獄園」
「あ、知ってたんだ。」
「悪名高いって事はな………噂は本当だったか…」
飲み終えた牛乳パックを両手で握り潰し、ペッタンコにする。
「本当も何も、ここに入る生徒の7割りは金持ち、残り3割りは何かしらの理由が合って中に綴じ込めときたい生徒……」
「その3割りが何か問題を起こしたら力ずくで止めるために執行部があるのよ。」
久保田と向こう側の女が交互に説明してくれる。
「一応聞くが執行部には何をされる?」
「……」
「ま、痛めつけられるのは当然。反省させると言う名目で酷い仕打ちは確定だね。」
「成る程…外に出れねぇから訴えも出来ないか……最高のシステムって訳だ。」
「そゆこと…ま、余計な事せず学生やってれば割りと一般生徒には天国かもしれないけど。ふぅー…」
「ふん…くだらねぇ。こんな所さっさとおさらばしてやる。」
悠は久保田が煙草を吸い始めたので風上に移動して座り直す。
「アンタ、まさか脱走する気なの?」
「たりめぇだ。こんな所で飼い慣らされるのも彼奴等(親族)の好きにされるのもゴメン何だよ…」
「ほ~。」
「無理絶対無理ね。」
気持ち0返事の久保田に完全否定の女。
「ふん、今に見てろ…」
悠は昼休み終了のチャイムと同時に部屋に戻った。
けど、その日鍵が開くことは無く早朝に反省文を書かされ授業に出る事を許された。
ただ、一言「次は覚悟しとけ…」と釘(脅し)も刺された。
「……」
「あ、飲み物いる?牛乳しか無いけど。」
牛乳パックをトンっと間に置く。
「…なんでこんな真似する?」
「ん~…何となく?」
「……変な奴だな。アグ…ムグムグ」
美味い…
腹が減っている理由も有るが実に美味い…
2・3口で食べ終えてしまった。
「もっ1個たべる?」
「……貰う。」
ガッガッ…モグモグ…
久保田は何個持っていたのか分からないが、焼きそばパン、コロッケパン、カツサンドと渡してくれて俺は遠慮無く胃に詰め込んでいく。
「おいしい?」
ナデナデ…
「!?な、なにすんっ!??」
突然頭を撫でられたのに驚きパンが喉に詰まり。
ドンドンと胸を叩く。
「あ~はいはい、牛乳。」
がっ!
「っぐんぐんぐっ…ぷはっ…はぁはぁ…」
死ぬかと思った。
「いや~ごめん、ごめん。何か猫みたいだったからつい。」
「ゴホゴホ…誰が猫だ……っか飯時くらい煙草止めれ無いのか?」
「ん?まぁね。」
アークライト…
バニラにも似た独特の香りが漂う。
「……」
「何?」
「いや……その、あ、ありがと…」
ポリポリと頭を掻きながら悠は久保田に礼を伝える。
「いいよ、部屋で反省させられてんでしょ?」
「知ってたのか?」
「ん~何となく…ね。」
「……」
「何したの?」
「別に…脚が机に当たっただけだ……」
「ふぅん。」
久保田は…
それ以上は深く聞かず踏み込んで来ない…
「…って言うかアンタ反省くらってる癖に部屋から抜ける何て良い度胸ね」
「あん?誰だ?」
壁の向こうから声がする。
「誰でも良いでしょ、少なくともアンタよりは前から居たわ。」
「……そうか(壁の向こうから聞こえるって事は女生徒か…)」
「それよりアンタ1つ忠告しといてあげるわ。」
「あん?」
「反省が見えないと執行部が来るわよ。」
「執行部…?」
聞きなれない単語が出てきた。
「裏名物。この学園の裏の名前知ってる?」
「牢獄園」
「あ、知ってたんだ。」
「悪名高いって事はな………噂は本当だったか…」
飲み終えた牛乳パックを両手で握り潰し、ペッタンコにする。
「本当も何も、ここに入る生徒の7割りは金持ち、残り3割りは何かしらの理由が合って中に綴じ込めときたい生徒……」
「その3割りが何か問題を起こしたら力ずくで止めるために執行部があるのよ。」
久保田と向こう側の女が交互に説明してくれる。
「一応聞くが執行部には何をされる?」
「……」
「ま、痛めつけられるのは当然。反省させると言う名目で酷い仕打ちは確定だね。」
「成る程…外に出れねぇから訴えも出来ないか……最高のシステムって訳だ。」
「そゆこと…ま、余計な事せず学生やってれば割りと一般生徒には天国かもしれないけど。ふぅー…」
「ふん…くだらねぇ。こんな所さっさとおさらばしてやる。」
悠は久保田が煙草を吸い始めたので風上に移動して座り直す。
「アンタ、まさか脱走する気なの?」
「たりめぇだ。こんな所で飼い慣らされるのも彼奴等(親族)の好きにされるのもゴメン何だよ…」
「ほ~。」
「無理絶対無理ね。」
気持ち0返事の久保田に完全否定の女。
「ふん、今に見てろ…」
悠は昼休み終了のチャイムと同時に部屋に戻った。
けど、その日鍵が開くことは無く早朝に反省文を書かされ授業に出る事を許された。
ただ、一言「次は覚悟しとけ…」と釘(脅し)も刺された。