ー番外編ー過去と今
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「……」
校門には常に警備員が4人車の出入りのため0人にはならない…
「……」
裏門には1人、けどご丁寧に番犬が数匹…
ローテーションで回っている様だ。
「……」
四方を取り囲んだ壁は何処も高く有刺鉄線が張られている。
「……」
正門も裏門も壁も突破は危険…
「(っち…予想以上にガチガチだ…)」
息を潜めながら部屋の裏手まで戻り、携帯にデータを入力していると
「お帰り~」
「っ!!……ってお前か…」
さっきの糸目男がまだ座っている。
「お前…授業は?」
携帯をポケットに隠しつつ植木に近づき…
「そっちこそ。」
「……まぁいい。」
ガササっ…
するすると木に登り。
「あ、ちょっと、ちょっと」
「あ?」
「名前は?」
糸目は見上げながら質問してくる。
「…小鳥遊悠」
「久保田遡(くぼたさく)久保田でいいよ。悠」
「馴れ馴れしんだよ。」
トンっ!
ガチャ!ガサガサ…
俺は久保田をあしらい、窓に飛び移り、部屋に帰った。
「ん~…ヒーローよりドロボーかな?」
「……久保田、あんまり妙なのと関わらない方が良くない?」
悠が部屋に戻ると壁の向こうから声がする。
「妙…ね。」
「アンタも十分妙だけど…」
…………
ー自室ー
「…」
俺はベッドで大の字になっていた。
「何だ…あの男(久保田)…」
飄々としているのに……
「かなりの狸…か…馬鹿か…」
煙草、酒は完全禁止の校内で裏手とは言え平気で喫煙……
本当に何者なのか…
ぐぅうぅ…
「腹減ったな…」
考えて見ると昨晩と今朝、食事をしていない。(理由は寝てたからなのだが…)
「これで昼抜きはキツい…」
………
12時になっても鍵は開かず昼食も届けられない。
「予想はしてたが……最悪だな。」
ベッドから起き上がり、窓を開けて外を眺める…
「……はぁ…(マズいな…流石に何か胃に入れとかないとフィの事態に対象できない…)」
ため息を吐いて居ると…
「……い」
「ん?」
「お~い。」
下から声が聞こえたので見下ろすと
「お~い」
「久保田…」
やる気0な感じで手を振って居る。
「……ったく。」
窓から勢いよく跳び、植木に移り下に降りた。
ズザザザ…
「……何か用事か?」
「お腹空いてない?」
「別に…」
ぐぅ~…
タイミング最悪…
さっきまで腹なんか鳴らなかったのに…
「身体は素直だね。」
「…っ…るせ…!?」
喋ろうとしたら焼きそばパンが空を舞う。
パシッ!
それを見て思わず両手でキャッチした。
「サービス。」
「……」
相変わらず飄々とした感じで久保田はピコピコと煙草を揺らす。
………
校門には常に警備員が4人車の出入りのため0人にはならない…
「……」
裏門には1人、けどご丁寧に番犬が数匹…
ローテーションで回っている様だ。
「……」
四方を取り囲んだ壁は何処も高く有刺鉄線が張られている。
「……」
正門も裏門も壁も突破は危険…
「(っち…予想以上にガチガチだ…)」
息を潜めながら部屋の裏手まで戻り、携帯にデータを入力していると
「お帰り~」
「っ!!……ってお前か…」
さっきの糸目男がまだ座っている。
「お前…授業は?」
携帯をポケットに隠しつつ植木に近づき…
「そっちこそ。」
「……まぁいい。」
ガササっ…
するすると木に登り。
「あ、ちょっと、ちょっと」
「あ?」
「名前は?」
糸目は見上げながら質問してくる。
「…小鳥遊悠」
「久保田遡(くぼたさく)久保田でいいよ。悠」
「馴れ馴れしんだよ。」
トンっ!
ガチャ!ガサガサ…
俺は久保田をあしらい、窓に飛び移り、部屋に帰った。
「ん~…ヒーローよりドロボーかな?」
「……久保田、あんまり妙なのと関わらない方が良くない?」
悠が部屋に戻ると壁の向こうから声がする。
「妙…ね。」
「アンタも十分妙だけど…」
…………
ー自室ー
「…」
俺はベッドで大の字になっていた。
「何だ…あの男(久保田)…」
飄々としているのに……
「かなりの狸…か…馬鹿か…」
煙草、酒は完全禁止の校内で裏手とは言え平気で喫煙……
本当に何者なのか…
ぐぅうぅ…
「腹減ったな…」
考えて見ると昨晩と今朝、食事をしていない。(理由は寝てたからなのだが…)
「これで昼抜きはキツい…」
………
12時になっても鍵は開かず昼食も届けられない。
「予想はしてたが……最悪だな。」
ベッドから起き上がり、窓を開けて外を眺める…
「……はぁ…(マズいな…流石に何か胃に入れとかないとフィの事態に対象できない…)」
ため息を吐いて居ると…
「……い」
「ん?」
「お~い。」
下から声が聞こえたので見下ろすと
「お~い」
「久保田…」
やる気0な感じで手を振って居る。
「……ったく。」
窓から勢いよく跳び、植木に移り下に降りた。
ズザザザ…
「……何か用事か?」
「お腹空いてない?」
「別に…」
ぐぅ~…
タイミング最悪…
さっきまで腹なんか鳴らなかったのに…
「身体は素直だね。」
「…っ…るせ…!?」
喋ろうとしたら焼きそばパンが空を舞う。
パシッ!
それを見て思わず両手でキャッチした。
「サービス。」
「……」
相変わらず飄々とした感じで久保田はピコピコと煙草を揺らす。
………