-公園-

「はい！」

「えい！」

何人かの子供が公園で遊んでる中

ﾊｯﾊｯﾊ！！

「あ！」

「月美ちゃん？どうしたの？」

「あの犬！」

「えっ？」

「あの大きな犬がどうかしたの？」

バドミントンを中断し月美のまわりに集まり

「あの犬、ゆうにぃのバロンくんだ！」

走るバロンを月美は見ていると…

「バロン！こら！止まれ！」

わぉん！！

バロンは一向に止まらずスピードを増す…

「くっ(足の長さが不利か、なら…)」

縮地を…っと思った瞬間

「ほら、ストップだよ、バロン。」

わん！

「よしよし、あはくすぐったい…」

「っ…(月美ちゃん！)」

バロンは月美の前で止まりじゃれついている…

「えと…ゆうにぃの？お友達ですか？」

月美は俺に質問してくる

「あ、えと…(不味いな、どう誤魔化すか…)」

「…ゆうにぃに似てる？」

月美は悠の髪に隠れた顔を覗こうとする…

「あ…お、俺小鳥遊##NAME3##、悠の従兄弟だ！」

「そうなんだ！私は岡崎月美です、私のお兄ちゃんとゆうにぃ親友なんだよ！」

「そ、そうなんだ…バロン止めてくれてありがとな、じ、じゃあ！」

ボロが出ないうちに退散しようよしたが…

ざっ…

「あん？」

「えっ？」

「ようやく見つけた…」

「なぁマジィって…」

「だよな…」

いかにもな不良が俺達を囲んで来る…

「何だ？あんたら？(俺が潰した不良じゃ無いな…)」

「お前に用事は無い！有るのは岡崎の妹だ！」

「えっ？わ、私？」

「岡崎の野郎に散々な目に合わされたんだ！俺達に手だしたらどんな目に会うか分からせてやる！」

バッ！！

「きゃ！！」

前の奴がいきなり月美に殴りかかろうとしたので！

「はっ！」

「ｶﾞﾌｯ！」
ｽｫｺﾝ！

「おいおい、お前等恥ずかしく無いのかよ？喧嘩の逆恨みにガキに手ぇだすって？」

飛び膝蹴りを顎にくれてやり男は踞る…

「##NAME4##くん！」

「なろ！ガキが調子に乗るな！」

「下がってろ！」

グッ！バッ！

腰を落として一気に飛び上がると

「と、飛んだぁ！？」

「ほいっと(体軽っ！)」

ｸﾞｼｬ！「ｶﾞﾌﾞｯ！」

顔面に蹴りを入れ更に横の奴に飛びかかり

ガスッ！ドコッ！ボコッ！……

「うぅ…」「っ…」「くっ…」

「お前等…弱っ！」

数分で不良3人の顔はアザだらけになっていた…

「##NAME4##くん！凄い！！」

「格好いい！！」

「素敵だったよ君！！」

月美と月美の友達に囲まれた…

「あ、いや…はは」