ー外伝編ー呪い?運命の夏休み?
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夏の猛暑の真っ只中…
ザワザワ…ザザァ…
そこは真昼なのに生い茂った木々に日影に包まれ…
「へぇ…こんな所有るんだな…」
悠が目の前の草をなぎ払って進んでいく
「えぇマイナーな心霊スポットなのよここ」
私は後に続きながら古そうな本をを片手に進み
「けど、昼間に来ても意味無くないか?」
亮は千草の手を引いて歩き質問してくる。
「そうだよね~暗がりで抱きつきイベントもこれじゃ起こらないし…」
「意味なく抱きついたら殴るからな日陰っても暑いんだから…」
悠は先に釘を刺す
「あはは~けど稲葉ちゃん何で昼間なの?」
こなたは誤魔化した様に笑い稲葉に尋ねると
「仕方ないのよ、あやが怖がって怖がって昼間じゃ無いと行かない~って泣いちゃったから…」
稲葉はため息を吐きつつも顔は笑顔だ
「だ、誰も泣いて無いだろ!イナ!」
「怖いのは否定しないんだ…」
「私も怖いの苦手だから昼間で良かったな」
「う~ん、私は夜のが良かったな~」
後ろの方から火口とかがみの突っ込みとつかさと小雪の声が聞こえ…
「そうよね、私も夜で亮と二人で…」
「そのまま迷子になるんだよな?」
「アンタを永遠の迷子にさせてあげようか?」
千草は悠の首に蔓を巻き付ける
「待て、それは迷子じゃなく永眠だ……」
「ふふ、今はダメよ千草悠には是非見せたい物が有るんだから… 」
「じゃ、後で絞めるから…」
「やめてくれ、っで見せたい物? 」
「ええ…もうすぐ着くからその時話すわ…」
草道から抜けると石段が見えてきて
「…これは修行の一貫か?」
石段はかな~り長く上に続いている…
それを上がって行き
-頂上(?)-
最後の石段を上がり終えて
「よし!到着!」
「思ったほどは辛くなかったな…」
「ざっと2000段位だったわね」
「あら千草も数えてたのね同じよ。」
悠、亮、千草、稲葉の順にたどり着き…
……
「はぁはぁ…お前ら早すぎ…」
「てっ…はぁはぁ、ゆーか稲葉ちゃん体力あるね…」
数分すると次に火口とこなたが来るが少しつかれ気味のようだ…
「そう言えば…稲葉良く俺達のペースでこれたな…」
急いで上がった訳じゃないが俺達は二段階飛ばし位のペースがちょうど良かったので二段階飛ばしで上がっていたのに稲葉はしっかりついて来ていた…
「稲っち実は体力有る?」
「あら私は身体弱いわよ…コホコホ」
「「「(絶対嘘だ)」」」
「かかがみとつかさと久瀬はどうした?」
「…体力的につかさがダウンしてるのかも…」
全員の視線が悠に集まり…
「わかりましたよ… 」
悠は立ち上がって石段を降りていく
… …
「つかさちゃん平気?」
「はぁはぁ…う、ん」
全然平気ではなさそうだ
「小雪さん先に行ってていいわよ、私が見てるから」
「う~んけど… 」
「おぉ~い、大丈夫かぁ~?」
上から悠が降りてきて
「あ、ゆうくん…」
「小鳥くん上まで後どの位?」
「約100段って所だな…ここは蚊が多い上で休もう」
「けど…」
かがみはつかさを見る
「かがみと久瀬は上まで行けるか?」
「平気よ」「 同じくだよ。」
二人が頷いたので
「じゃ…つかさ」
「ふぇ?わぁ//」
俺はつかさをお姫様抱っこで担ぎ上げ
「んじゃ お先に… 」
そのままヒョイヒョイっと上まで上がって行く。
「…無茶苦茶体力有るわね…」
「いいな~つかさちゃん」
二人も石段を上がって行く…
-頂上-
「ほい!ゴール!」
「あ、ありがとう///」
悠は担ぎ上げたまま再び頂上まで上がり
おぉ!CG回収イベントだね!
彼奴あのまま上がって来たのかよ…
悠、つかさちゃん~
パシャ…
稲葉は確りとデジカメに二人の姿を納める
こら!稲葉!
あわわ///
つかさちゃん後で写真あげるわね。
あ、ありがとう//いなばさん
もらうのかよ…
俺はつかさを降ろしながら苦笑いをする。
…ねぇ…亮
無理だぞ俺はそこまで体力無いからな…
ぶー…
はぁ…到着
ふぅ~疲れた~
話して居ると久瀬とかがみも上がり終え…
じゃあもう少し前に行って休憩しましょ
稲葉はそう言って更に先に歩いていく
…何か有るなこりゃ
稲葉の後に続いていくと…
-寺(?)前-
何だありゃ?
ボッロボロのデカイ寺の様な物が建っている…
はい、じゃあここで休憩にしましょ、彼処の説明とここに来た理由を話すから
ただの肝試しって訳じゃ無かった…
稲っちの提案だからね~
怖いのはやだなぁ…
「…」
つかさと火口は自然と怖がり同士隣に座る…
「ここはね曰く付きの場所なのよ…」
「曰く付き?」
「ええ…彼処のお寺はね 昔偉いお坊さんが住んで居たんだけどある日病気になって床に伏せてしまったのよ… 」
「それで?「
「自分はもう長く無いと悟ったお坊さんは弟子達を集めて自分の亡き後ここを継ぐ者を決めようとしたんだけど…最初は口喧嘩だったのがエスカレートして行って…」
「良く有る話だな、坊主ってのは意外と生臭が多いからな…」
そしてある日、1人の弟子が別の弟子を殺しちゃったのよ、それがほったんで弟子達は殺し間をし、残った弟子がお坊さんの元に行くとお坊さんは悲しみその弟子を殺して皆の死体を寺の中に埋めて墓をたてた後亡くなり寺は寂れてしまった…
… …
それで?
その後寺からは夜な夜な死んだ弟子の霊が集まり殺し合いをして、近づいた者も容赦なく巻き込む悪霊に…
ふぁ~ バダン!!
「「「きゃ~~」」」「「!?」」
突然、強い風が吹き寺の扉が開く…
…偶然にしちゃ…なぁこいつは誘われてるのか?
悠はいつの間にか空いた扉の前に立って居る。
「び、びっくりしたな…」
「い、稲っちの話上手すぎよ……」
亮と千草は立ち上がっていて
「ふぇ~…」「うっう…」
「ほ、ほらほらただの風よ風…ね?」
「彩ちゃん大丈夫だよ~」
泣き出して居るつかさと彩をかがみと小雪があやしている…
「悠どう?偶然なの?」
「…さぁな、けど」
「けど?」
「本当に寂れてるにしたらおかしく無いか?」
「や、やめてよ悠君まで」
「悠どう言うこと?」
こなたの質問に
「当たり見てみろよ何でここまでは草だらけなのに寺の周りは綺麗なんだ?人が来てるならせめて、もっと草を刈ったり寺の修復したりするだろ? 」
… …
皆は無言になる…
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