「「「「……」」」」

全員黙ってしまう…

何をどうしていいのかわかない…

「…解散しましょうか…」

そう口を開いたのは稲葉だった…
勿論意義を唱える者は居る筈もなく皆帰って行く

…………

‐小鳥遊家(道場)‐

「……ここにいたか、いつまでそうしてる?」

広い道場で電気もつけず悠は隅で膝を抱えていた…

「……」

「ふぅ…俺はてめぇが餓死しようがどうなろうがしらねぇし興味もない。けどな誰かが助けてくれると甘い考え持ってるなら今すぐ死ね。ドアも窓も閉めた。カーテンも引いた。あと何日かすればここの家は留守で誰も居ないと思われるからな…」

「……」

「じゃあな…。」

柏はそれだけ言い残してドアを閉めた…同時に真っ暗になる。

………

次の日…

‐小鳥遊家(玄関)‐

「居悠ないのかな…」

こなたはドアを叩いたり何度もノックしたりするが全く反応が無い……

「あっ…こなた!何してんの?」

「かがみ…」

かがみにつかさが居る…

「何か元気ないね?」

「もしかして寝不足?夏やすだからってだらけ過ぎると後々辛いわよ?」

「……少しね、二人はどうしたの?」

「ちょっと宿題でわかんないとこがあるから悠君に教えてもらおうと思ってね。」

「ゆうくん何か電話つながら無いから直接来てみたんだ。こなちゃんは遊びに来たの?」

「……ううん、悠に会いに来ただけ…」

「ちょっと…本当にどうしたの?」

明らかにおかしいこなたの様子にかがみは心配する。

「それは……あ!!!かがみ!つかさこっち来て!」

「ちょ!」「ふぇ!?」

こなたは茂みにかがみとつかさをひっぱり隠れる。

……


「こんにちはーゆぅにぃ～」

玄関には月美がやってきてノックする。

「なんややっぱ留守か?」

「もうずーっとだよね…」

「……しんぱい…」

更にその後ろから海、星凪、翡翠もきて同じようにノックする。

「言っただろ今悠は出ないって…はぁ…」

「亮…ため息つくくらいなら来るなよな…」

「じゃあ…千夜は何しに来たんだよ…」

「俺は今日からここで居る気だ。」

「はぁ?」

「あいつが出てこないなら出るまで待つ…って誰か来た!」

「お、おい月美こっちに来い!!」

「おら、お前らもだ!!」

亮と千夜はちびっこ達をひっぱって車庫に隠れる。