:‐夏休み編‐昼の顔と夜の顔(2)
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時間は少し戻り…
‐ファミレス‐
「ここに来てもらったのはわかってると思うけどストーカーを止めてもらうためね。」
あくまでも冷静に感情的にならず話を進める。
「…はい、けど私の話なんかもぅ聞かないと思います。」
「何を言ってるの?今すぐ辞めると約束してこれ以上の事をしなければいいのよ?」
「約束って…そんな事できません。もぅ連絡だって取れないのに……」
おかしい…
絶対におかしい話がまるで繋がっていない…
「ちょっと待って?誰に連絡が取れないの?」
「誰にって…田宮によ!今その話をしてるんでしょ!」
岩部は田宮と謎の人名を出す。
「田宮?誰?」
「だから……ストーカーの名前よ!田宮吉木よ!」
「ストーカーって…貴女じゃないの!!」
「は、はぁ?!何で私がストーカー何かするのよ頭おかしいんじゃないの?!」
「すいません……お二人とも…落ち着いてください。」
既に怒鳴り合いになっていた二人を禅は止めにはいり。
「岩部さん…貴女は数日前……月見里さん宅の前に行っていましたが…あれは?」
「あれは…教えに行くつもりだったのよ…」
肩の力が落ちて岩部は声のトーンを落とす。
「教えに?」
「そう、ストーカーの犯人の事を教えようとしたけど勇気が出なかったのよ……だって何ていえば良いのよ?…貴方は今私のもと彼にストーカーされてます、ごめんなさいとでも言えって?無理よそんな事……その少し前にもあのマンションに行ったんだけどその時は張り紙みたいな事してて怖くなって逃げちゃったし…」
泣きながら岩部は話し続けた。
数週間前まで年下の田宮吉木と言う男と付き合っていたが…ある日突然別れを告げられた。
その時は問い詰めようとしたが友達からある噂を聞いて止めた。
噂とは田宮と言う男は普段はおとなしいが嫉妬と妄想が深く、好きになった相手と面責が無くとも付き合ってると思いストーカー紛いの行為に出て、一度傷害沙汰になっている。
「ちょっとまって……」
悠から預かった証拠には確か悠と優日が写った写真があったはず…
そんな嫉妬の塊みたいな男が何もしない訳がない…
しかも、悠は兎も角、優日の傍のガードは外れてしまっている…
「不味いわ!!!今すぐ悠達に連絡を……」
…………
「って訳だ!!」
「くそ…何てことだよ!!」
千夜の説明を聞いて絞り出すように声をだす。
「後どのくらいでつく!!」
「もう少しだ!!それより悠は何処に行った!!一緒だったんだろ!!」
「…くそくそぉ…ぅぅ…」
「おい!しっかりしろ!!本当に何があったんだよ!!!」
………