:‐夏休み編‐昼の顔と夜の顔(2)
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何故かちびっこを連れたままドラゴンタワーで昼食をとることになり。
俺たちは応龍亭(中華料理屋)に入った。
‐応龍亭‐
人数が多かったので座敷の席を使う事にして俺は先に奥の席に座る。
「ほなうち##NAME3##の隣ー!うぐっ?!」
いの一番で座ろうとした海の首襟を翡翠ががっちり掴んでけん制する。
「ごほっがほっ…す、翠なんすんや!」
「……」
翡翠はプイっと首を振る。
「小鳥君海ちゃんたち何かもめてないかな?かな?」
「ん?気のせいだろ。」
悠はメニューを見ている。
「何にしようかな。」
「…じゃんけん……」
「ええで!ほなじゃんけん…」
「「「ポン!!」」」
…………
結局席順は右奥から円を描いて俺、優日、小雪、海、星凪、翡翠、月美となった。
「やっぱ微妙に狭いな…」
「小鳥君もう少し詰めれないかな?」
「んっ…これ以上寄ると月美ちゃんが狭くなるし…」
確かに少しスペースはあるが既に結構詰めているのでこれ以上寄るとほぼ真横にぴったりとなる。
「私は平気だよ。」
「ん~あ!俺の膝の上すわるか?」
「え//」
「なんて冗だ…」
「ほなうちが座る!」
元気よく挙手する海だが、すでに月美は悠の膝の上にすわっていた。
「…(冗談のつもりだったんだが…)」
「ゆうにぃ重くない?」
「ん?全然平気。月美ちゃんこそ動きにくくないか?」
「ううん、だいじょうぶだよ//」
それから適当に注文してある程度料理が運ばれて来て俺たちは食事を始めた。
「それでなぁ、##NAME3##さっきの話なんやけど。」
「海の事か?」
「そうそう、うみ言ぅてもうちの事ちゃうで?」
「そう言う小ボケはいいから…でいつ行きたいんだよ。」
「連れてってくれるんか!!」
「日にちによるけどな…」
「小鳥君翡翠ちゃん達と海にいくのかな?」
「いや、こいつらが連れてけと言うんだよ…あむ」
ピッ…
肉団子を箸の先ではじいて口に放り込む。
器用だが実に行儀の悪い食べ方をする。
「それなら…私たちと一緒にいくのはどう?」
「んぐ?」
「それいいと思うかな。」
「なるほど…どうだお前ら?」
「海に連れてってくれるのならお願いします。」
「うちもそれでええで!」
「私もだいじょうぶだよ。」
「……こく…」
「おー…こりゃちょうど良かったな。ならそっちで話し合ってくれ俺は…」
「もちろん##NAME3##もいくんやで!」
上手く逃げられはしなかった。
どうやら俺の空白の夏休みに海と云う日がかさんされてしまうようだ。
そして、食事も終わって解散と言うことになり俺も優日達と別れて家に帰って眠った。
今度は施錠して携帯の電源も落として完璧に眠りだした。
………
その夜…
目が覚めて携帯の電源を入れた瞬間コールが入った。
そしてたった一言「来てくれ。」氷の刃が耳に刺さったのかと思った。
‐駅前公園(西池袋)‐
夜中とはいえ明るい池袋、公園も普段は人が多いが今日は圧倒的に多い。
それも全員黒色の物を必ず着用した若者が集まり酔っ払いや浮浪者の姿は一切見られない。
「絶景だなこりゃ…」
俺はぽりぽりと頭をかきながらベンチに掛けた人物に話しかける。
「遅かったな。」
氷の王様の第一声は相変わらず冷たかった。
「家からここまでどんだけあると思ってる…」
虎琥狗崇は半袖の黒のブラウスにイタリア軍パンに銀のチェーンネックレスの姿でただベンチに掛けているだけで威厳とカリスマをかもち出す。
「まぁいい、こいつの件だが。」
崇がポケットから優雅に取り出した写真。
それは例のストーカーが移っているもの。
「何か掴んだか?」
「いろいろわかった、禅。」
「どぞ……」
崇の掛けているベンチの後ろから禅が俺に紙を渡してくる。
「どうも……」
目を通して見る…
「しかし、わからん物だ。女が女にストーカーするってのは…」
崇は首を左右に振る。
「だな…」
紙に書かれていたのは以下の事だった。
名前は岩部さや(いわぶさや)年齢19歳の現役大学生。
生物工学科の成績優秀者。
実家は神奈川、現在は1人でアパート暮らし。
年下の彼氏がいたらしい。
他にも住所・電話番号・部屋の番号が書かれている。
「良く調べられたな…」
ここまで来ると逆にストーカーしている感じもする。
「ふふ……調べごとにはこつがあります…別途で依頼さえしていただければ何でもしらべますよ…」
禅が饒舌だ、たぶん喜んでるってことだろう。
「それは置いといてどうする?」
「…これを見る限りストーカーをするようなタイプじゃ無いけどな、一度話してみようか」
「……いきなり……包丁で刺されたりして…」
禅は軽く冗談めいて言うがそう言われると逆に怖くなる。
「けど先ずは話し合いが大切だろ…真剣に謝るなら許してやらない事はないと思うし。いちど優日に相談したい。」
「なら、この先の事はあの女と決めろ。俺たちはそれまで動かないでいてやる。」
崇は本日の集会は終了と言って俺、崇、禅以外は一礼してちりじりに町の中に消えていった。
「この後飲むだろ?」
「ん~どうしようかな…」
「……なら、何か食べに……行きませんか?」
「お、いいね。夕飯まだだったし。」
………
俺たちは応龍亭(中華料理屋)に入った。
‐応龍亭‐
人数が多かったので座敷の席を使う事にして俺は先に奥の席に座る。
「ほなうち##NAME3##の隣ー!うぐっ?!」
いの一番で座ろうとした海の首襟を翡翠ががっちり掴んでけん制する。
「ごほっがほっ…す、翠なんすんや!」
「……」
翡翠はプイっと首を振る。
「小鳥君海ちゃんたち何かもめてないかな?かな?」
「ん?気のせいだろ。」
悠はメニューを見ている。
「何にしようかな。」
「…じゃんけん……」
「ええで!ほなじゃんけん…」
「「「ポン!!」」」
…………
結局席順は右奥から円を描いて俺、優日、小雪、海、星凪、翡翠、月美となった。
「やっぱ微妙に狭いな…」
「小鳥君もう少し詰めれないかな?」
「んっ…これ以上寄ると月美ちゃんが狭くなるし…」
確かに少しスペースはあるが既に結構詰めているのでこれ以上寄るとほぼ真横にぴったりとなる。
「私は平気だよ。」
「ん~あ!俺の膝の上すわるか?」
「え//」
「なんて冗だ…」
「ほなうちが座る!」
元気よく挙手する海だが、すでに月美は悠の膝の上にすわっていた。
「…(冗談のつもりだったんだが…)」
「ゆうにぃ重くない?」
「ん?全然平気。月美ちゃんこそ動きにくくないか?」
「ううん、だいじょうぶだよ//」
それから適当に注文してある程度料理が運ばれて来て俺たちは食事を始めた。
「それでなぁ、##NAME3##さっきの話なんやけど。」
「海の事か?」
「そうそう、うみ言ぅてもうちの事ちゃうで?」
「そう言う小ボケはいいから…でいつ行きたいんだよ。」
「連れてってくれるんか!!」
「日にちによるけどな…」
「小鳥君翡翠ちゃん達と海にいくのかな?」
「いや、こいつらが連れてけと言うんだよ…あむ」
ピッ…
肉団子を箸の先ではじいて口に放り込む。
器用だが実に行儀の悪い食べ方をする。
「それなら…私たちと一緒にいくのはどう?」
「んぐ?」
「それいいと思うかな。」
「なるほど…どうだお前ら?」
「海に連れてってくれるのならお願いします。」
「うちもそれでええで!」
「私もだいじょうぶだよ。」
「……こく…」
「おー…こりゃちょうど良かったな。ならそっちで話し合ってくれ俺は…」
「もちろん##NAME3##もいくんやで!」
上手く逃げられはしなかった。
どうやら俺の空白の夏休みに海と云う日がかさんされてしまうようだ。
そして、食事も終わって解散と言うことになり俺も優日達と別れて家に帰って眠った。
今度は施錠して携帯の電源も落として完璧に眠りだした。
………
その夜…
目が覚めて携帯の電源を入れた瞬間コールが入った。
そしてたった一言「来てくれ。」氷の刃が耳に刺さったのかと思った。
‐駅前公園(西池袋)‐
夜中とはいえ明るい池袋、公園も普段は人が多いが今日は圧倒的に多い。
それも全員黒色の物を必ず着用した若者が集まり酔っ払いや浮浪者の姿は一切見られない。
「絶景だなこりゃ…」
俺はぽりぽりと頭をかきながらベンチに掛けた人物に話しかける。
「遅かったな。」
氷の王様の第一声は相変わらず冷たかった。
「家からここまでどんだけあると思ってる…」
虎琥狗崇は半袖の黒のブラウスにイタリア軍パンに銀のチェーンネックレスの姿でただベンチに掛けているだけで威厳とカリスマをかもち出す。
「まぁいい、こいつの件だが。」
崇がポケットから優雅に取り出した写真。
それは例のストーカーが移っているもの。
「何か掴んだか?」
「いろいろわかった、禅。」
「どぞ……」
崇の掛けているベンチの後ろから禅が俺に紙を渡してくる。
「どうも……」
目を通して見る…
「しかし、わからん物だ。女が女にストーカーするってのは…」
崇は首を左右に振る。
「だな…」
紙に書かれていたのは以下の事だった。
名前は岩部さや(いわぶさや)年齢19歳の現役大学生。
生物工学科の成績優秀者。
実家は神奈川、現在は1人でアパート暮らし。
年下の彼氏がいたらしい。
他にも住所・電話番号・部屋の番号が書かれている。
「良く調べられたな…」
ここまで来ると逆にストーカーしている感じもする。
「ふふ……調べごとにはこつがあります…別途で依頼さえしていただければ何でもしらべますよ…」
禅が饒舌だ、たぶん喜んでるってことだろう。
「それは置いといてどうする?」
「…これを見る限りストーカーをするようなタイプじゃ無いけどな、一度話してみようか」
「……いきなり……包丁で刺されたりして…」
禅は軽く冗談めいて言うがそう言われると逆に怖くなる。
「けど先ずは話し合いが大切だろ…真剣に謝るなら許してやらない事はないと思うし。いちど優日に相談したい。」
「なら、この先の事はあの女と決めろ。俺たちはそれまで動かないでいてやる。」
崇は本日の集会は終了と言って俺、崇、禅以外は一礼してちりじりに町の中に消えていった。
「この後飲むだろ?」
「ん~どうしようかな…」
「……なら、何か食べに……行きませんか?」
「お、いいね。夕飯まだだったし。」
………