:‐夏休み編‐昼の顔と夜の顔(2)
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結局小雪のマンションから歩いて帰るはめになり、家に着いたのは夜中の3時過ぎ。
風呂に入る気力もなく自室に戻るとベッドに倒れこんだ。
‐悠の部屋‐
「ふあぁ…」
大きな欠伸が出るほど疲れているのに一向に眠たくない。
「何でだろ…」
胸の辺りがざわざわもやもやする。
昔、一度こんな事があった気がするが思い出せない…
「心配なのか?」
優日と小雪の事…そんなはずは無い。
西口のBossこと虎琥狗崇のおかげで二人の安全は万全。
つまり、実質ストーカーの件も片付いたも同然。あと2、3日もしないうちに捕まるか西口には居られなくなる。
「お役御免だな…」
暇になった…
言い方は良くないが事実俺の出番はもう無くなった。優日は元通りの生活に戻れるだろう。
「…なのになんだろこの気分は…」
誰も答えてくれない自問自答が空しく部屋に籠る。
もやもや、ざわざわ…
「はぁ…まるで一人でいるのが寂しい様な気持ちだな…」
眠れない…
仕方なく悠は起き上がり携帯の電話帳を開く。
「誰か起きてるやつ居ないかな…」
亮はきっと寝てる。
千夜は疲れるだろ。
摩耶と氷室さんは中国。
金剛は下手したら柏が居るからダメ…
「時間が悪いな……こんな時間に起きてる奴なんか…」
そこで指が止まる。居た。一人心当たりがある…
「……いや、流石に起きてないか。」
そう言いながら電話のコールボタンを押した。
ぷるる…ぷるる…ぷるる…
「出ないよな…」
安心したような残念な様な気で切ろうとすると
ぷるがちゃ!
「っ?!」
[…もしもし?悠?]
「よ、よぅ!(出ちゃったよ)」
[どしたの?こんな時間に…]
「えっと…こなたこんな時間でも起きてんだな?」
[うん、ちょうど今ログアウトしたとこ急に電話鳴ってびっくりしたよ。]
「わ、悪い…」
[いいけどさ~それで何か用?]
「え、あー…今から少し散歩しないか?」
テンパリ過ぎて意味の分からない事を言い出す俺。
[いまから?!]
「い、いやっ、何でもな…」
[…いいよ]
「えっ」
[外で待ってるから迎えに来てね。]
ぷっ…つーつー電話は切れる。
「…えーと…とりあえず行くか。」
OKの返事に眠気や疲れが引っ込んでしまった。
………
‐外‐
本日は満月。
月の光がほのかに闇夜を照らしてぼんやりとだが辺りは明るい。
そんな中を数十メートル歩くと人影が見え。
「よっす。」
「やほ」
白のシャツにジャンパースカート姿のこなたが見えてくる。
「わりぃな変な時間に」
「いいよ~真夜中のデートも悪くないよね。」
「ただの散歩だけどな」
いいから、いいからとこなたは俺の手を引いて歩いて行く。
あての無い真夜中の散歩。その中で話してたのはゲームに漫画、どのキャラがどうとかそういった話ばっかりだった。
「悠ちょっと休憩しよ休憩。」
「ん、そうだな。」
なんだかんだで結構歩いていたらしく普段バロンとの散歩に使う公園まで来ていた。
こなたはベンチに走って行き俺も横に掛ける。
風呂に入る気力もなく自室に戻るとベッドに倒れこんだ。
‐悠の部屋‐
「ふあぁ…」
大きな欠伸が出るほど疲れているのに一向に眠たくない。
「何でだろ…」
胸の辺りがざわざわもやもやする。
昔、一度こんな事があった気がするが思い出せない…
「心配なのか?」
優日と小雪の事…そんなはずは無い。
西口のBossこと虎琥狗崇のおかげで二人の安全は万全。
つまり、実質ストーカーの件も片付いたも同然。あと2、3日もしないうちに捕まるか西口には居られなくなる。
「お役御免だな…」
暇になった…
言い方は良くないが事実俺の出番はもう無くなった。優日は元通りの生活に戻れるだろう。
「…なのになんだろこの気分は…」
誰も答えてくれない自問自答が空しく部屋に籠る。
もやもや、ざわざわ…
「はぁ…まるで一人でいるのが寂しい様な気持ちだな…」
眠れない…
仕方なく悠は起き上がり携帯の電話帳を開く。
「誰か起きてるやつ居ないかな…」
亮はきっと寝てる。
千夜は疲れるだろ。
摩耶と氷室さんは中国。
金剛は下手したら柏が居るからダメ…
「時間が悪いな……こんな時間に起きてる奴なんか…」
そこで指が止まる。居た。一人心当たりがある…
「……いや、流石に起きてないか。」
そう言いながら電話のコールボタンを押した。
ぷるる…ぷるる…ぷるる…
「出ないよな…」
安心したような残念な様な気で切ろうとすると
ぷるがちゃ!
「っ?!」
[…もしもし?悠?]
「よ、よぅ!(出ちゃったよ)」
[どしたの?こんな時間に…]
「えっと…こなたこんな時間でも起きてんだな?」
[うん、ちょうど今ログアウトしたとこ急に電話鳴ってびっくりしたよ。]
「わ、悪い…」
[いいけどさ~それで何か用?]
「え、あー…今から少し散歩しないか?」
テンパリ過ぎて意味の分からない事を言い出す俺。
[いまから?!]
「い、いやっ、何でもな…」
[…いいよ]
「えっ」
[外で待ってるから迎えに来てね。]
ぷっ…つーつー電話は切れる。
「…えーと…とりあえず行くか。」
OKの返事に眠気や疲れが引っ込んでしまった。
………
‐外‐
本日は満月。
月の光がほのかに闇夜を照らしてぼんやりとだが辺りは明るい。
そんな中を数十メートル歩くと人影が見え。
「よっす。」
「やほ」
白のシャツにジャンパースカート姿のこなたが見えてくる。
「わりぃな変な時間に」
「いいよ~真夜中のデートも悪くないよね。」
「ただの散歩だけどな」
いいから、いいからとこなたは俺の手を引いて歩いて行く。
あての無い真夜中の散歩。その中で話してたのはゲームに漫画、どのキャラがどうとかそういった話ばっかりだった。
「悠ちょっと休憩しよ休憩。」
「ん、そうだな。」
なんだかんだで結構歩いていたらしく普段バロンとの散歩に使う公園まで来ていた。
こなたはベンチに走って行き俺も横に掛ける。
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