-夏休み編-昼の顔と夜の顔(1)
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「「「お疲れ様でーす」」」
試合終了後、ヒーロー級の活躍を決めた亮と千夜はチアの女子にタオルやらドリンクやらの祝福を受けていた。
俺?何度も聞くなよ…走り回っただけで汗だくで動く気もしなくて即テントの陰に入って…
ダウン中だ。
「ふぅ……疲れた。」
「お疲れさま~小鳥君。はいタオルどうぞ」
「おー小雪か~」
小雪が渡してくれたタオルを頭に乗せて…
「いっぱい走ってたね、けどゴール決めれな
くて残念かな?」
「いいの、いいの、三枚目は人数合わせになっとけば、あーしんど…」
椅子の上でだらけきっていると
「悠ちょっと来なさいよ。」
千草に呼ばれる
「あー?」
「誰が一番頑張ったか発表するわよ。」
あははははは、何のいやがらせで俺を呼ぶんだよアイツは…
月美ちゃんが待っているらしく仕方なく俺は千草達の処にノロノロと歩いて行き…
亮・千夜・俺の順番で並んで。
「はい、じゃあ発表ね。亮のゴール数8でうち6が独走シュート。」
キャー!すごーい!かっこいいー!
チアだけでなく他の女子も増えて騒ぎ出す。
「次が和辰君がゴール数9でうち5が独走シュ
ート。」
千夜も同じように黄色い声が飛び交う。
「で…次が」
「言わんでいい0ゴール0シュートだよ。」
俺はヒラヒラと手を振って並びから抜ける。
「ま、確かに言う必要無いわね。」
「なら呼ぶな、いやがらせかよ泣くぞ、このやろ…」
「けど…悠が0なんておかしくないか?」
「出たけどやる気なかったのか?」
「お二人の頑張りで俺の出番何かなかっただけですよ~」
「はいはい、いいから月美ちゃんとゆんゆんの一番頑張った人の発表よ。」
月美と優日が出てきて二人は口を揃え…
「「一番頑張ったのは…」」
亮か…
千夜か…
「「悠(にぃ)です!」」
「「「「…………えーーーーーーーーーー!!!」」」」
周りは口を揃えてえーーと叫ぶ、当然亮と千夜も叫びはしないものの驚いた顔をする。
「おー小鳥君おめでと♪」
ぱちぱちと手を叩いてくれる小雪だが
「いやいやいや…俺1ゴールも決めてないし。慰めはいらないから。」
「ふふん、ゆうにぃ。私こうみえてサッカーのルールわかるんだよ。」
「えっ?」
「見てたらゆうにぃ、ずっーと亮にぃ達のしゅーとの時、おふさいどにならない様に動いたり、亮にぃ達のまわりの人をけんせいしてたりしてたよね。」
「ただ走り回ってる様でトラップをして、動きやすい位置にボールを飛ばしたり、オフ・ザ・ボールでスペース作って他の人が動きやすい様にしてたし。」
「「ねー」」
月美と優日は顔を揃えてねーっと笑う。
「そういえば…やたら絶妙なパスが来たな…」
「ゴール前でも動きやすかった…」
全員が悠の方を見る…
「おいおい…んなもん偶然だっての、こっちを見るな見るな。」
「ってことで一番頑張ったのは残念ながら悠ね」
「残念て何だ、っか偶然だって言ってんだろ…」
「ゆうにぃごほうびいらないの?」
「もらえる働きをしてないから貰わないの。」
悠は月美と目線を合わせて頭をなでてそう伝える。
「むー!」
「もらってあげなさいよ。」
「じゃ千夜にやってくれ一番の功労賞は千夜だ、最後の方は亮のアシストにも回ってたしな。」
月美ちゃんを持ち上げて千夜のもとに連れて行くと、じゃあ千夜おにーちゃんにご褒美とポケットから小さな桜の花びらの形をしたブローチを渡して、千夜はフッと笑って銃弾のネックレスに器用に挟み、一言「ありがとよ」とだけ言った。
その後打ち上げに行くことになり、今日はもう話せないなと悟った俺は、千草に強制的に連れて行かれる亮に小雪と優日の事を任せて。千夜と一緒に抜け出した。
…………
「よかったのか行かなくて?」
「千夜こそ今日のMVPなのに行ってもよかったんだぞ?」
「無理、人だらけでうぜぇし。こういうのは懲り懲りだ。バイク回してくる待ってろ。」
「おー頼む。」
こっそりと出ていく千草達を見送り、んーーっと背伸びをしていると…フッと影ができ。
「んっ?って…月美ちゃん?」
「ゆうにぃみーっけ、行かないの?うちあげ。」
「はは、見つかったか。うん、疲れたから打ち上げは行かない、月美ちゃんは気にせず行っておいで。」
そう言いながらやさしく笑って頭を撫でてあげる。
「けどゆうにぃにごほうびあげてないよ?」
「ご褒美は千夜にあげただろ?それに、何度も言うけど俺は走り回って……」
ちゅ……
「えっ?」
頬にとても柔らかく温かい物が触れた…
「じゃあ、またねゆうにぃ////」
頬をピンクに染めて月美ちゃんは走って行く、こっちには一度も振り返らずに…
「………えと…ご…褒美?」
右の頬に触れつつ頭の中が真っ白になる…
「……////」
免疫の無さとは情けないもので、頬にキスされただけで顔が焼けるほど熱くなってきたのが良くわかる…
「おいおい…落ちつけよ俺…クールにクールに」
すっーはっーすっーはっーと深呼吸していると
「月美ちゃんて大胆だね。」
「くぼっぉ?!ゆゆゆゆゆ、優日さん!?」
ひょっこっと現れた優日に俺は全身で驚いてしまう。
「あはは、悠ってば動揺しすぎだよ。」
「どっ…動揺なんかしてないっ…」
「あはは、噛み噛みだし、嬉しかった?」
「っ…///聞くなよんな事……ふぅ(よし落ち着いた)…………引かれるかもしれないけど正直驚いたし…嬉しかったのかも知れない…」
「ううん、引かないよ。すっごく大切な気持ちだと思うよ。」
「けど一番は解らないって気持ちだ…」
「わからない?」
「……今の俺多分凄く弱い弱い生き物になってるから…気持ち言っちまいたい…けど、ダメなんだよこういうの、自分の弱い部分だしちゃうから…」
「ここには私しか居ないよ?聞いても聞いてないって言ってあげる。」
「やめてくれ…今は俺駄目だから…」
「ちゃんと聞いてあげる。けど聞いてないよ。」
スッと背中合わせに優日は腰を下ろす
「……俺は…決めたんだ、絶対にある男を倒すって…必死に余裕何か無いのに強がって…」
「うん」
「けど、こうやって優しい物に触れられたら…張りつめた物が全部全部無くなりそうになる…それが、その優しさ…怖いしいらない…」
「うん」
「はは、最低だよな……人の好意を全部邪魔なものって思っちまうって…」
「独り言。」
「え?」
「きっと悠はわかんないだけだよ人を好きになる方法と接し方がきっと目標が大きすぎていっぱいいっぱいなんだよ。」
「………かもな…そうかも知れない」
「アドバイスそういう時はね、ちゃんと周りも見て出来る事からしていくといいよ。」
「………ありがと」
「あはは、独り言だよ、独り言。」
試合終了後、ヒーロー級の活躍を決めた亮と千夜はチアの女子にタオルやらドリンクやらの祝福を受けていた。
俺?何度も聞くなよ…走り回っただけで汗だくで動く気もしなくて即テントの陰に入って…
ダウン中だ。
「ふぅ……疲れた。」
「お疲れさま~小鳥君。はいタオルどうぞ」
「おー小雪か~」
小雪が渡してくれたタオルを頭に乗せて…
「いっぱい走ってたね、けどゴール決めれな
くて残念かな?」
「いいの、いいの、三枚目は人数合わせになっとけば、あーしんど…」
椅子の上でだらけきっていると
「悠ちょっと来なさいよ。」
千草に呼ばれる
「あー?」
「誰が一番頑張ったか発表するわよ。」
あははははは、何のいやがらせで俺を呼ぶんだよアイツは…
月美ちゃんが待っているらしく仕方なく俺は千草達の処にノロノロと歩いて行き…
亮・千夜・俺の順番で並んで。
「はい、じゃあ発表ね。亮のゴール数8でうち6が独走シュート。」
キャー!すごーい!かっこいいー!
チアだけでなく他の女子も増えて騒ぎ出す。
「次が和辰君がゴール数9でうち5が独走シュ
ート。」
千夜も同じように黄色い声が飛び交う。
「で…次が」
「言わんでいい0ゴール0シュートだよ。」
俺はヒラヒラと手を振って並びから抜ける。
「ま、確かに言う必要無いわね。」
「なら呼ぶな、いやがらせかよ泣くぞ、このやろ…」
「けど…悠が0なんておかしくないか?」
「出たけどやる気なかったのか?」
「お二人の頑張りで俺の出番何かなかっただけですよ~」
「はいはい、いいから月美ちゃんとゆんゆんの一番頑張った人の発表よ。」
月美と優日が出てきて二人は口を揃え…
「「一番頑張ったのは…」」
亮か…
千夜か…
「「悠(にぃ)です!」」
「「「「…………えーーーーーーーーーー!!!」」」」
周りは口を揃えてえーーと叫ぶ、当然亮と千夜も叫びはしないものの驚いた顔をする。
「おー小鳥君おめでと♪」
ぱちぱちと手を叩いてくれる小雪だが
「いやいやいや…俺1ゴールも決めてないし。慰めはいらないから。」
「ふふん、ゆうにぃ。私こうみえてサッカーのルールわかるんだよ。」
「えっ?」
「見てたらゆうにぃ、ずっーと亮にぃ達のしゅーとの時、おふさいどにならない様に動いたり、亮にぃ達のまわりの人をけんせいしてたりしてたよね。」
「ただ走り回ってる様でトラップをして、動きやすい位置にボールを飛ばしたり、オフ・ザ・ボールでスペース作って他の人が動きやすい様にしてたし。」
「「ねー」」
月美と優日は顔を揃えてねーっと笑う。
「そういえば…やたら絶妙なパスが来たな…」
「ゴール前でも動きやすかった…」
全員が悠の方を見る…
「おいおい…んなもん偶然だっての、こっちを見るな見るな。」
「ってことで一番頑張ったのは残念ながら悠ね」
「残念て何だ、っか偶然だって言ってんだろ…」
「ゆうにぃごほうびいらないの?」
「もらえる働きをしてないから貰わないの。」
悠は月美と目線を合わせて頭をなでてそう伝える。
「むー!」
「もらってあげなさいよ。」
「じゃ千夜にやってくれ一番の功労賞は千夜だ、最後の方は亮のアシストにも回ってたしな。」
月美ちゃんを持ち上げて千夜のもとに連れて行くと、じゃあ千夜おにーちゃんにご褒美とポケットから小さな桜の花びらの形をしたブローチを渡して、千夜はフッと笑って銃弾のネックレスに器用に挟み、一言「ありがとよ」とだけ言った。
その後打ち上げに行くことになり、今日はもう話せないなと悟った俺は、千草に強制的に連れて行かれる亮に小雪と優日の事を任せて。千夜と一緒に抜け出した。
…………
「よかったのか行かなくて?」
「千夜こそ今日のMVPなのに行ってもよかったんだぞ?」
「無理、人だらけでうぜぇし。こういうのは懲り懲りだ。バイク回してくる待ってろ。」
「おー頼む。」
こっそりと出ていく千草達を見送り、んーーっと背伸びをしていると…フッと影ができ。
「んっ?って…月美ちゃん?」
「ゆうにぃみーっけ、行かないの?うちあげ。」
「はは、見つかったか。うん、疲れたから打ち上げは行かない、月美ちゃんは気にせず行っておいで。」
そう言いながらやさしく笑って頭を撫でてあげる。
「けどゆうにぃにごほうびあげてないよ?」
「ご褒美は千夜にあげただろ?それに、何度も言うけど俺は走り回って……」
ちゅ……
「えっ?」
頬にとても柔らかく温かい物が触れた…
「じゃあ、またねゆうにぃ////」
頬をピンクに染めて月美ちゃんは走って行く、こっちには一度も振り返らずに…
「………えと…ご…褒美?」
右の頬に触れつつ頭の中が真っ白になる…
「……////」
免疫の無さとは情けないもので、頬にキスされただけで顔が焼けるほど熱くなってきたのが良くわかる…
「おいおい…落ちつけよ俺…クールにクールに」
すっーはっーすっーはっーと深呼吸していると
「月美ちゃんて大胆だね。」
「くぼっぉ?!ゆゆゆゆゆ、優日さん!?」
ひょっこっと現れた優日に俺は全身で驚いてしまう。
「あはは、悠ってば動揺しすぎだよ。」
「どっ…動揺なんかしてないっ…」
「あはは、噛み噛みだし、嬉しかった?」
「っ…///聞くなよんな事……ふぅ(よし落ち着いた)…………引かれるかもしれないけど正直驚いたし…嬉しかったのかも知れない…」
「ううん、引かないよ。すっごく大切な気持ちだと思うよ。」
「けど一番は解らないって気持ちだ…」
「わからない?」
「……今の俺多分凄く弱い弱い生き物になってるから…気持ち言っちまいたい…けど、ダメなんだよこういうの、自分の弱い部分だしちゃうから…」
「ここには私しか居ないよ?聞いても聞いてないって言ってあげる。」
「やめてくれ…今は俺駄目だから…」
「ちゃんと聞いてあげる。けど聞いてないよ。」
スッと背中合わせに優日は腰を下ろす
「……俺は…決めたんだ、絶対にある男を倒すって…必死に余裕何か無いのに強がって…」
「うん」
「けど、こうやって優しい物に触れられたら…張りつめた物が全部全部無くなりそうになる…それが、その優しさ…怖いしいらない…」
「うん」
「はは、最低だよな……人の好意を全部邪魔なものって思っちまうって…」
「独り言。」
「え?」
「きっと悠はわかんないだけだよ人を好きになる方法と接し方がきっと目標が大きすぎていっぱいいっぱいなんだよ。」
「………かもな…そうかも知れない」
「アドバイスそういう時はね、ちゃんと周りも見て出来る事からしていくといいよ。」
「………ありがと」
「あはは、独り言だよ、独り言。」