-夏休み編-昼の顔と夜の顔(1)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ふん♪ふふん♪」
鼻歌を交えながら、俺の数歩先で両髪を三つ編みにしてそれをお団子にした独特の髪型で白とオレンジが交互に走ったキャミソールタイプの上服にボトムホットパンツと肌の露出が多いが涼しそうな姿の妹月美。
「はしゃぐのはいいけど転ぶなよ。」
「そんなに子供じゃないもーん♪」
子供だろと思いつつ、転んだらすぐに手が伸ばせる距離でいる。
「はあ、言っとくけど遊びに行くんじゃないからな…」
「わかってるよ、たんれんに行くんだよね?」
「あぁそうだ。」
「ふふん♪ゆうにぃと何して遊ぼうかな~♪」
「だから…遊びに行くんじゃ無いって言ってるだろ…」
「亮にぃは、たんれんでしょ?じゃあ私はゆうにぃと遊ぶ♪」
「………」
連れてきたのは失敗だった、そもそも連れてくるつもりはなかった。
朝いつもどおり黙って出て行こうとしたら、今日に限って「どこ行くのー?」と声をかけられ………捕まった。
「ふん♪ふふん♪」
「ったく…」
けど、きっと笑って月美の相手もして、俺の事もちゃんと見てくれるだろ…
悠はいつも自分の事中心とか、言いつつ周りの事を第一に考えるから老若男女に慕われるし集める魅力がある。
……本人は気づいてないけど…
「……ふっ、月美は悠が大好きなんだな。」
「えっ!!り、亮にぃ!!急にな、なにいうの!!!」
「おーおー、動揺してるな。」
「ど、どーよー!なんてしてないもん!!亮にぃのバカ!!」
からかい過ぎた。月美は顔を真っ赤にして走って行く。
「あ!おい!月美走るな危ない!」
「べーっだ!!」
後ろに向きあっかんベーっと舌をだす月美。
「馬鹿!よそ見するな!!」
「えっ!?」
ドドドドドド!!
月美がよそ見をして飛び出し、バイクが思いっきり突っ込んで来て…
ドッ!!ギャリリリリリリリリ…
「月美!!!!」
「あっ…あっ……」
どうやら……
ドライバーの腕が余程良かったのだろう。
道路に黒い跡を残してバイクは月美から離れた斜め後ろで停止している。
「ふぇえぇぇ…」
「っ……馬鹿野郎!!!!」
泣き出す月美を抱いて俺は冷や汗を拭く……
「っ…………おい。」
バイクの運転手がヘルメットを外し、こっちに向かってくる。
「すいません、こいつが飛び出して…」
「その子のせいにすんじゃねーよ!!てめぇが保護者だろ!確りついとけ!!!!!」
「うっ…本当にすいません…」
怒鳴り声の矛先は月美じゃ無く俺に向けられたがそれは安心した。
「譲ちゃん怪我は無いか?」
「ぐすっ…ぐすっ…はい…飛び出してごめんなさい…」
「よし、よく謝れたな。次からは気をつけろ、あともう泣くな。」
そう言うとその男は再びバイクに跨り、ドドドドドドとバイクを走らせて行く。
「…ふぅ、月美大丈夫か?」
「…ひっく、ひっく…うん…ごめんなさい…」
「いや、俺もごめん。からかったりしたからな…ほら。」
「うん…」
月美をおぶり、悠の家に向かった。
話せば悠にもきっと怒られるだろう、だから今日は月美の言う事を聞いてやろうと考えながら……
………………
‐悠の家前‐
「…亮にぃ…」
「ん?どうした?」
「…降りる。」
「うん…わかった。」
悠におぶられてる姿を見られたくないのだろう。
月見はひょいっと背中から飛び降りる。
コンコン!コンコン!
玄関をノックしてみるが、普段ならすぐに返事が変えるかバロンが吠えるのに一向にどっちの反応もない。
「おかしいな…」
ドアノブに手を回してみると…
ガチャっとドアは簡単に開き中から…
「っ痛てててててててて!!」
「我慢しろ!!」
悠の声と誰かの悲鳴が聞こえる。
「悠、居るのか?」
「あーー?誰か来たのかー?知り合いなら入れー!」
どうやら何か取り込んでいるのか、悠はそう叫んで出てこない。
「…とりあえず入るか」
「うん。」
中に入って行くと俺と月美は劇的な出会いをしちまった…。
………
「痛ててて!!」
「あー!もぅちょいだから!」
「悠、一体何を…」
「ゆうにぃこんにち…」
「おぅ、亮に月美ちゃんいらっしゃい、悪いけどちょっと待っててくれ。」
「痛ててて、悠!本当に痛い!」
「当たり前だ…足首外れてんだから……」
どう言う訳か、千夜は家に来るなり湿布が欲しいとか言い出してどうしたのかと聞くと運転ミスったと言ったので足首を見てみると完璧に外れていたのだ。
「暴れんな…はめれないだろ…っとら!」
ゴキッン!!
「うごっ!!!」
あまりにバタバタ暴れるので踵の辺りに手を添えて力いっぱい押し上げて、はめてやると千夜はソファの上で蹲る。
「ったく……あんなデカイバイクを片足でブレーキ掛けるなよ。お前だからこの程度ですんだんだからな。あ、亮、月美ちゃんいらっしゃい。」
手を拭きつつ、亮と月美ちゃんに挨拶すると
「あ、ああ…」
「………」
「ん?どうした…っか月美ちゃん何か目が…」
悠はそっと月美の顔に触れる…
「っ痛~…少しはやさしくし………」
「けど、痛くないだろ…月美ちゃん?もしかして泣いたのか?」
「「「………」」」
「ん?何だ三人固まって…?」
…………
鼻歌を交えながら、俺の数歩先で両髪を三つ編みにしてそれをお団子にした独特の髪型で白とオレンジが交互に走ったキャミソールタイプの上服にボトムホットパンツと肌の露出が多いが涼しそうな姿の妹月美。
「はしゃぐのはいいけど転ぶなよ。」
「そんなに子供じゃないもーん♪」
子供だろと思いつつ、転んだらすぐに手が伸ばせる距離でいる。
「はあ、言っとくけど遊びに行くんじゃないからな…」
「わかってるよ、たんれんに行くんだよね?」
「あぁそうだ。」
「ふふん♪ゆうにぃと何して遊ぼうかな~♪」
「だから…遊びに行くんじゃ無いって言ってるだろ…」
「亮にぃは、たんれんでしょ?じゃあ私はゆうにぃと遊ぶ♪」
「………」
連れてきたのは失敗だった、そもそも連れてくるつもりはなかった。
朝いつもどおり黙って出て行こうとしたら、今日に限って「どこ行くのー?」と声をかけられ………捕まった。
「ふん♪ふふん♪」
「ったく…」
けど、きっと笑って月美の相手もして、俺の事もちゃんと見てくれるだろ…
悠はいつも自分の事中心とか、言いつつ周りの事を第一に考えるから老若男女に慕われるし集める魅力がある。
……本人は気づいてないけど…
「……ふっ、月美は悠が大好きなんだな。」
「えっ!!り、亮にぃ!!急にな、なにいうの!!!」
「おーおー、動揺してるな。」
「ど、どーよー!なんてしてないもん!!亮にぃのバカ!!」
からかい過ぎた。月美は顔を真っ赤にして走って行く。
「あ!おい!月美走るな危ない!」
「べーっだ!!」
後ろに向きあっかんベーっと舌をだす月美。
「馬鹿!よそ見するな!!」
「えっ!?」
ドドドドドド!!
月美がよそ見をして飛び出し、バイクが思いっきり突っ込んで来て…
ドッ!!ギャリリリリリリリリ…
「月美!!!!」
「あっ…あっ……」
どうやら……
ドライバーの腕が余程良かったのだろう。
道路に黒い跡を残してバイクは月美から離れた斜め後ろで停止している。
「ふぇえぇぇ…」
「っ……馬鹿野郎!!!!」
泣き出す月美を抱いて俺は冷や汗を拭く……
「っ…………おい。」
バイクの運転手がヘルメットを外し、こっちに向かってくる。
「すいません、こいつが飛び出して…」
「その子のせいにすんじゃねーよ!!てめぇが保護者だろ!確りついとけ!!!!!」
「うっ…本当にすいません…」
怒鳴り声の矛先は月美じゃ無く俺に向けられたがそれは安心した。
「譲ちゃん怪我は無いか?」
「ぐすっ…ぐすっ…はい…飛び出してごめんなさい…」
「よし、よく謝れたな。次からは気をつけろ、あともう泣くな。」
そう言うとその男は再びバイクに跨り、ドドドドドドとバイクを走らせて行く。
「…ふぅ、月美大丈夫か?」
「…ひっく、ひっく…うん…ごめんなさい…」
「いや、俺もごめん。からかったりしたからな…ほら。」
「うん…」
月美をおぶり、悠の家に向かった。
話せば悠にもきっと怒られるだろう、だから今日は月美の言う事を聞いてやろうと考えながら……
………………
‐悠の家前‐
「…亮にぃ…」
「ん?どうした?」
「…降りる。」
「うん…わかった。」
悠におぶられてる姿を見られたくないのだろう。
月見はひょいっと背中から飛び降りる。
コンコン!コンコン!
玄関をノックしてみるが、普段ならすぐに返事が変えるかバロンが吠えるのに一向にどっちの反応もない。
「おかしいな…」
ドアノブに手を回してみると…
ガチャっとドアは簡単に開き中から…
「っ痛てててててててて!!」
「我慢しろ!!」
悠の声と誰かの悲鳴が聞こえる。
「悠、居るのか?」
「あーー?誰か来たのかー?知り合いなら入れー!」
どうやら何か取り込んでいるのか、悠はそう叫んで出てこない。
「…とりあえず入るか」
「うん。」
中に入って行くと俺と月美は劇的な出会いをしちまった…。
………
「痛ててて!!」
「あー!もぅちょいだから!」
「悠、一体何を…」
「ゆうにぃこんにち…」
「おぅ、亮に月美ちゃんいらっしゃい、悪いけどちょっと待っててくれ。」
「痛ててて、悠!本当に痛い!」
「当たり前だ…足首外れてんだから……」
どう言う訳か、千夜は家に来るなり湿布が欲しいとか言い出してどうしたのかと聞くと運転ミスったと言ったので足首を見てみると完璧に外れていたのだ。
「暴れんな…はめれないだろ…っとら!」
ゴキッン!!
「うごっ!!!」
あまりにバタバタ暴れるので踵の辺りに手を添えて力いっぱい押し上げて、はめてやると千夜はソファの上で蹲る。
「ったく……あんなデカイバイクを片足でブレーキ掛けるなよ。お前だからこの程度ですんだんだからな。あ、亮、月美ちゃんいらっしゃい。」
手を拭きつつ、亮と月美ちゃんに挨拶すると
「あ、ああ…」
「………」
「ん?どうした…っか月美ちゃん何か目が…」
悠はそっと月美の顔に触れる…
「っ痛~…少しはやさしくし………」
「けど、痛くないだろ…月美ちゃん?もしかして泣いたのか?」
「「「………」」」
「ん?何だ三人固まって…?」
…………