-夏編-シンクロニシティ(運命)
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-ドラゴン・タワー(店内)-
「酷いよなぁ……」
広い店内で悠は1人ぶらぶらしていた、理由は簡単、亮と店を出た所で千草が待っていて、「亮~服見に行こ~、あ、悠、もし着いてきたら殺すわよ?」………
「目笑って無かったし…亮も苦笑いしてたし…」
ぶつぶつと愚痴りながら悠は目的も特に無かったので、本屋で新刊を見た後、電化製品屋で新型のiPodをみたりしていた…
「む……48900円か…って財布にはもう一銭も無い…」
しゃぶしゃぶ代で財布の中身は飛び今月の生活費も飛んだのだ…
「はぁ~~…(ま、良いや、確かアニメイトも有るって言ってたし覗きにいくか…)」
悠はiPodを諦め、アニメイトに行くため、マップがある場所を探す事から始めた…
… … …
-アニメイト-
ゲームやアニメのポスターが張られ、鬱ゲー泣きゲーフェアと一般人には何のことやらな張り紙がある店内で…
「おぉ~凄い」
「広いね、それに色んな物があるし、僕初めて来たよ。」
「おや、摩耶君はアニメイト初来店か~」
「うん、けど、漫画とか好きだよ。」
摩耶はこなたの後に着き、キョロキョロと漫画の棚を見ていく。
「けど、良かったの?悠達と一緒じゃ無くて?」
「大丈夫、大丈夫、氷室さんと亮君いたし。こなたちゃんこそ、かがみちゃん達良かったの?」
「だってかがみん、冷たいんよ~、みさきち達と服の話で盛り上がって、着いてきてくれなかったし~」
こなたはブーと目を細める
「はは、盛り上がってたよね。」
「その点、摩耶君は私に着いてきてくれるし、もぅ好感度上がっちゃうかもよ。」
「あ、じゃあ頑張ってみようかな。」
「むふふ、私は攻略難しいよ~」
こなたは笑いながら18禁コーナーに普通に入って行き、摩耶も気にした様子無く後に続くが、周りのお客は驚いていた。
「あ…しまった…」
こなたはPCゲームを持ち上げた所で困った顔をする。
「どうしたの?」
「いや~、買いたい物見つけたけど、悠が居ないと私じゃ買えなくて…」
行きなれた場所なら大丈夫だが、初めての場所だとこなたはどうみても未成年扱いなのでPCゲームが買えない。
「ふぅん…って悠君も未成年だよね?」
「悠は大きいし大人っぽいから大丈夫、大丈夫。」
「何だったら僕が買おうか?二十歳だし、免許も提示出来るから大丈夫だよ?」
「本当に!じゃあお願いしちゃうよ!」
こなたはPCゲームを摩耶に渡すと、摩耶はうんとうなずきレジに向かい、こなたの代わりに購入して、店からでた。
「摩耶君、ありがとうね~はい、お代」
「奢りでいいよ。」
「え!それは悪いよ」
「ん~ん、気にしないで~僕からのプレゼント。」
「摩耶君ありがとうね。」
「はは、いいよ~。」
摩耶は何時もと変わらない様子で笑っていたが、白い肌が微かに赤くなっていた気がする…
「……へぇ~なぁ~んかいい感じだな、彼奴等。」
と店の中から、摩耶とこなたの様子を見ていた悠だった。
「あら?こなたちゃん、とられても良いの?」
「馬鹿、こなたは俺の所有物じゃねぇし、好きな奴といっし…ょ……あん?!」
「どうかした?」
「……?(誰だ?)」
ノースリーブの純白ワンピース、頭にカチューシャを着け、紅宝石の首飾りをかけた美人が横に居る…
「えと…?」
「…私よ。」
美人はカチューシャを外して、髪を左右に振る
「い、稲葉かぁ?!」
「もしかして、本当に誰か分からなかったの?」
「ぁ…あぁ…」
「そう、それより少し話せない?」
「おいおい、もう少し反応無いのか?悠にしたら抜けてるわね…とか、好みのタイプだったの?とか…」
「デートなら今度してあげるわ、話せる時間あるの?無いの?」
ちゃらけてみたが稲葉にしてはあまりボケには乗らずやたら用件を急ぐ。
「…何処で話す?」
「ここの地下一階にカフェが在るわ。」
「OK(亮達にメールしとくか…)」
悠は移動しつつ、かがみ、亮にメールを送っておいた。
… … …
-地下一階(ドラゴン・カフェ)-
店内は中華風の仕様で角の2人席に座り、稲葉は珈琲を悠は福建烏龍茶をドラゴンのネクタイをした店員に注文し、運ばれて互いに一口飲んだ後…
「それで、話って?」
「悠はルーンって何か分かる?」
「…ルーン?」
悠は一瞬眉をピクリとさせるが悟られない様に会話を続ける。
「古代英語のルーツ…「神秘」や「秘密」を指し示す24の文字でゲルマン民族により2世紀から使われる。ルーンの事か?」
「えぇそれよ、ただ魔術の語源ともされているのよ?」
「…知ってるじゃねぇか。」
悠はわざと説明を省いた部分を稲葉は説明する。
「そこまではね、私が知りたいのはルーン文字と意味なの…悠分かる?」
「……何で、そんな物知りたいんだ?魔法でも始めるのか?」
「ただの興味本意よ、悠こそどうしたの?魔法何て言い出して?」
「いや…別に……」
悠は紙とペンを持ち、24の模様を書き…
「こいつがルーンだ、読み方はフェイフ意味は家畜、財産次がウルズ意味は前進で……」
模様の一つ一つを指さして稲葉に説明していく。
「…最後がダガズ意味は日、光だ。」
「ちょっと待ってこれとこれは?」
稲葉が説明をされていない2つの模様を指差す。
「読み方はパースとアルジス、残念だが意味は不明だ。」
「そう…ありがとう。これ、もらっていいかしら?」
「あぁ、好きにしてくれ。それより、服装といい、ルーン文字といい何なんだ?」
「あら、失礼ね、こう言う服も着るわよ。それにさっき言ったでしょ?ただの興味本意よ。」
「……」
稲葉は不自然な所なく淡々と話す、しかし、それが逆に本当なのかただの気まぐれなのかは読めない…
「じゃ、私は行くわ、ここは出しとくから…」
先に珈琲を飲み終えた稲葉は伝票を持って立ち上がり…
「あ!そうだ、もう一つ悠…」
「なんだ?」
「シンクロニシティって知ってる?」
「シンクロニシティ?……一見、無関係に隔絶された物質や生物が交わる事により、今までにはあり得無かった結果が出る事、それは思想や出会い等により生み出される新たな変化の意味…か?」
『シンクロニシティ:シンクロニシティという言葉は、心理学者ユングによる造語で「意味のある偶然の一致」を表している。』
「流石ね、悠。」
稲葉は嬉しいと楽しいの間の様な笑顔を見せて、レジに向かって行く…
「何だ?稲葉の奴……」
悠はすっかりぬるくなった福建烏龍を喉に流し込んだ。
… … …
-ドラゴン・タワー前-
「…で結局悠は?」
「さぁ、私に来たメールには時間になって来なかったら先に帰ってくれって。」
「俺の方も同じだ。」
かがみ、亮は携帯を開き皆に見せる。
「ゆうくん、なにか用事かな?」
「そうかも知れませんね。」
つかさとみゆきが話していると
「いや~ゆうの場合何か面倒事に巻き込まれてんじゃねぇ?」
「「「あぁ~…」」」
みさおの一言で皆納得したように頷いてしまう…
「では、我々は先に帰りますか。」
「そうね。」
氷室、千草は悠を切り捨て、帰る事を提案して
「じゃあ、ここで解散ね。亮帰ろ。」
「あ、あぁ…(悠にメールしといてやるか…)」
「じゃあ、みさちゃん私たちも帰ろうか。」
「おぉ、じゃまたな~」
亮、千草とあやの、みさおはここで別れて…
「じゃあ、私達も帰りましょ。」
「そうだね~。」
かがみ達も帰る方向で話がまとまり…
「私は少しよるところが有りますが、摩耶さんはどうします?」
「あ、じゃあ僕こなたちゃん達送って行くよ。」
「わかりました…あ、そうだ、みゆきさん。」
「はい?」
「先程お借りした眼鏡拭きを汚してしまったので…」
「あ、いえ、気にしないで下さい。」
「お詫びと言うか、此方をどうぞ。」
氷室はみゆきに包装された小箱を渡し…
「あのお気を使われ無くても…」
「大した物じゃ無いですから、では皆さん失礼します。摩耶さんまた。」
会釈をして、氷室は西口の方に歩いていく…
「困りましたね…」
みゆきは小箱を見て首を傾ける
「遠慮しなくて良いと思うよ~」
「そうでしょうか?」
「ゆきちゃん何もらったの?」
「ええと…」
みゆきはリボンを解き箱を開いて見ると…中には、白い羽のアクセが着いたストラップが入っていた。
「わぁ!可愛い~」
「へぇ…氷室さんは趣味もいいわね。」
つかさとかがみはストラップを見て、良かったねと笑顔を向ける。
「素敵です…」
「そう言えば、みゆきちゃんはストラップ着けて無かったからちょうど良かったね。」
摩耶に言われて、おぉ!と皆頷き、それを見たこなたは、新たなフラグが…と呟いた。
「酷いよなぁ……」
広い店内で悠は1人ぶらぶらしていた、理由は簡単、亮と店を出た所で千草が待っていて、「亮~服見に行こ~、あ、悠、もし着いてきたら殺すわよ?」………
「目笑って無かったし…亮も苦笑いしてたし…」
ぶつぶつと愚痴りながら悠は目的も特に無かったので、本屋で新刊を見た後、電化製品屋で新型のiPodをみたりしていた…
「む……48900円か…って財布にはもう一銭も無い…」
しゃぶしゃぶ代で財布の中身は飛び今月の生活費も飛んだのだ…
「はぁ~~…(ま、良いや、確かアニメイトも有るって言ってたし覗きにいくか…)」
悠はiPodを諦め、アニメイトに行くため、マップがある場所を探す事から始めた…
… … …
-アニメイト-
ゲームやアニメのポスターが張られ、鬱ゲー泣きゲーフェアと一般人には何のことやらな張り紙がある店内で…
「おぉ~凄い」
「広いね、それに色んな物があるし、僕初めて来たよ。」
「おや、摩耶君はアニメイト初来店か~」
「うん、けど、漫画とか好きだよ。」
摩耶はこなたの後に着き、キョロキョロと漫画の棚を見ていく。
「けど、良かったの?悠達と一緒じゃ無くて?」
「大丈夫、大丈夫、氷室さんと亮君いたし。こなたちゃんこそ、かがみちゃん達良かったの?」
「だってかがみん、冷たいんよ~、みさきち達と服の話で盛り上がって、着いてきてくれなかったし~」
こなたはブーと目を細める
「はは、盛り上がってたよね。」
「その点、摩耶君は私に着いてきてくれるし、もぅ好感度上がっちゃうかもよ。」
「あ、じゃあ頑張ってみようかな。」
「むふふ、私は攻略難しいよ~」
こなたは笑いながら18禁コーナーに普通に入って行き、摩耶も気にした様子無く後に続くが、周りのお客は驚いていた。
「あ…しまった…」
こなたはPCゲームを持ち上げた所で困った顔をする。
「どうしたの?」
「いや~、買いたい物見つけたけど、悠が居ないと私じゃ買えなくて…」
行きなれた場所なら大丈夫だが、初めての場所だとこなたはどうみても未成年扱いなのでPCゲームが買えない。
「ふぅん…って悠君も未成年だよね?」
「悠は大きいし大人っぽいから大丈夫、大丈夫。」
「何だったら僕が買おうか?二十歳だし、免許も提示出来るから大丈夫だよ?」
「本当に!じゃあお願いしちゃうよ!」
こなたはPCゲームを摩耶に渡すと、摩耶はうんとうなずきレジに向かい、こなたの代わりに購入して、店からでた。
「摩耶君、ありがとうね~はい、お代」
「奢りでいいよ。」
「え!それは悪いよ」
「ん~ん、気にしないで~僕からのプレゼント。」
「摩耶君ありがとうね。」
「はは、いいよ~。」
摩耶は何時もと変わらない様子で笑っていたが、白い肌が微かに赤くなっていた気がする…
「……へぇ~なぁ~んかいい感じだな、彼奴等。」
と店の中から、摩耶とこなたの様子を見ていた悠だった。
「あら?こなたちゃん、とられても良いの?」
「馬鹿、こなたは俺の所有物じゃねぇし、好きな奴といっし…ょ……あん?!」
「どうかした?」
「……?(誰だ?)」
ノースリーブの純白ワンピース、頭にカチューシャを着け、紅宝石の首飾りをかけた美人が横に居る…
「えと…?」
「…私よ。」
美人はカチューシャを外して、髪を左右に振る
「い、稲葉かぁ?!」
「もしかして、本当に誰か分からなかったの?」
「ぁ…あぁ…」
「そう、それより少し話せない?」
「おいおい、もう少し反応無いのか?悠にしたら抜けてるわね…とか、好みのタイプだったの?とか…」
「デートなら今度してあげるわ、話せる時間あるの?無いの?」
ちゃらけてみたが稲葉にしてはあまりボケには乗らずやたら用件を急ぐ。
「…何処で話す?」
「ここの地下一階にカフェが在るわ。」
「OK(亮達にメールしとくか…)」
悠は移動しつつ、かがみ、亮にメールを送っておいた。
… … …
-地下一階(ドラゴン・カフェ)-
店内は中華風の仕様で角の2人席に座り、稲葉は珈琲を悠は福建烏龍茶をドラゴンのネクタイをした店員に注文し、運ばれて互いに一口飲んだ後…
「それで、話って?」
「悠はルーンって何か分かる?」
「…ルーン?」
悠は一瞬眉をピクリとさせるが悟られない様に会話を続ける。
「古代英語のルーツ…「神秘」や「秘密」を指し示す24の文字でゲルマン民族により2世紀から使われる。ルーンの事か?」
「えぇそれよ、ただ魔術の語源ともされているのよ?」
「…知ってるじゃねぇか。」
悠はわざと説明を省いた部分を稲葉は説明する。
「そこまではね、私が知りたいのはルーン文字と意味なの…悠分かる?」
「……何で、そんな物知りたいんだ?魔法でも始めるのか?」
「ただの興味本意よ、悠こそどうしたの?魔法何て言い出して?」
「いや…別に……」
悠は紙とペンを持ち、24の模様を書き…
「こいつがルーンだ、読み方はフェイフ意味は家畜、財産次がウルズ意味は前進で……」
模様の一つ一つを指さして稲葉に説明していく。
「…最後がダガズ意味は日、光だ。」
「ちょっと待ってこれとこれは?」
稲葉が説明をされていない2つの模様を指差す。
「読み方はパースとアルジス、残念だが意味は不明だ。」
「そう…ありがとう。これ、もらっていいかしら?」
「あぁ、好きにしてくれ。それより、服装といい、ルーン文字といい何なんだ?」
「あら、失礼ね、こう言う服も着るわよ。それにさっき言ったでしょ?ただの興味本意よ。」
「……」
稲葉は不自然な所なく淡々と話す、しかし、それが逆に本当なのかただの気まぐれなのかは読めない…
「じゃ、私は行くわ、ここは出しとくから…」
先に珈琲を飲み終えた稲葉は伝票を持って立ち上がり…
「あ!そうだ、もう一つ悠…」
「なんだ?」
「シンクロニシティって知ってる?」
「シンクロニシティ?……一見、無関係に隔絶された物質や生物が交わる事により、今までにはあり得無かった結果が出る事、それは思想や出会い等により生み出される新たな変化の意味…か?」
『シンクロニシティ:シンクロニシティという言葉は、心理学者ユングによる造語で「意味のある偶然の一致」を表している。』
「流石ね、悠。」
稲葉は嬉しいと楽しいの間の様な笑顔を見せて、レジに向かって行く…
「何だ?稲葉の奴……」
悠はすっかりぬるくなった福建烏龍を喉に流し込んだ。
… … …
-ドラゴン・タワー前-
「…で結局悠は?」
「さぁ、私に来たメールには時間になって来なかったら先に帰ってくれって。」
「俺の方も同じだ。」
かがみ、亮は携帯を開き皆に見せる。
「ゆうくん、なにか用事かな?」
「そうかも知れませんね。」
つかさとみゆきが話していると
「いや~ゆうの場合何か面倒事に巻き込まれてんじゃねぇ?」
「「「あぁ~…」」」
みさおの一言で皆納得したように頷いてしまう…
「では、我々は先に帰りますか。」
「そうね。」
氷室、千草は悠を切り捨て、帰る事を提案して
「じゃあ、ここで解散ね。亮帰ろ。」
「あ、あぁ…(悠にメールしといてやるか…)」
「じゃあ、みさちゃん私たちも帰ろうか。」
「おぉ、じゃまたな~」
亮、千草とあやの、みさおはここで別れて…
「じゃあ、私達も帰りましょ。」
「そうだね~。」
かがみ達も帰る方向で話がまとまり…
「私は少しよるところが有りますが、摩耶さんはどうします?」
「あ、じゃあ僕こなたちゃん達送って行くよ。」
「わかりました…あ、そうだ、みゆきさん。」
「はい?」
「先程お借りした眼鏡拭きを汚してしまったので…」
「あ、いえ、気にしないで下さい。」
「お詫びと言うか、此方をどうぞ。」
氷室はみゆきに包装された小箱を渡し…
「あのお気を使われ無くても…」
「大した物じゃ無いですから、では皆さん失礼します。摩耶さんまた。」
会釈をして、氷室は西口の方に歩いていく…
「困りましたね…」
みゆきは小箱を見て首を傾ける
「遠慮しなくて良いと思うよ~」
「そうでしょうか?」
「ゆきちゃん何もらったの?」
「ええと…」
みゆきはリボンを解き箱を開いて見ると…中には、白い羽のアクセが着いたストラップが入っていた。
「わぁ!可愛い~」
「へぇ…氷室さんは趣味もいいわね。」
つかさとかがみはストラップを見て、良かったねと笑顔を向ける。
「素敵です…」
「そう言えば、みゆきちゃんはストラップ着けて無かったからちょうど良かったね。」
摩耶に言われて、おぉ!と皆頷き、それを見たこなたは、新たなフラグが…と呟いた。