-夏編-シンクロニシティ(運命)
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「はぁ~~もぅあかん!休憩や!休憩!」
椅子の背に身体を預けるようにのけ反るが…
し~ん…
「…あかん、寂しいわ」
生徒も教員も皆帰り、1人ポツンと職員室にいる黒井ななこ…
「なんや、ベッタなホラーやったら一番最初にやられる役やな…」
訳のわからない事を言い出す自分にヤバイヤバイと思っていると
カツン…
「ん?今なんや聞こえたような……」
生徒、教員は帰ったはず、外は大雨、時間はもうすぐ8時今更誰もくるはずない…
「はは、まさかなぁ…ははは」
カツン…
「いぅ!?」
聞こえた…というか…
カツン…カツン…カツン…
足音は刻々とこっちに向かって来ている…
「な、なっ……」
不意に机の上の携帯に手を伸ばすが……
がちゃん!
動揺し過ぎてか慌てたのか掴んだ携帯を見事に落とすと同時に…
カツン、カツン、カツン…ガラァ!
足音が止まり勢いよくドアが開けられた!
「きゃあぁ~」
「うわっ!な、なんだぁ?!」
「…い、命だけ……へ?」
恐る恐るドアの方を見ると…
「黒井先生?……何やっとるんですか?」
「……はぁ~~」
黒井先生はへなへなと座り込む、足音の主は幽霊でも怪物でもなく、良く見知った生徒小鳥遊悠がなぜかそこに居た。
「ちょ!先生、どうしたんっすか!」
悠はいきなりへたり込んだ私を心配したのか側に来て身を屈める…
「こ、この…アホー!何なんや!お前は!」
「いひなぃ、こへあへたはらひたのに!ひゃんでふふひっはられんひゅか!(いきなり、声上げたから来たのに!何で頬引っ張れるんすか!)」
「ええい!何言うとるかわからんわ!!人を驚かせおって!!この!この!」
ほぼ逆切れ状態の黒井先生は怒りが収まるまで、縦に横にと悠の頬は引っ張られ続けた…
……数分後
「で…気がすみましたでしょうかぁ?」
ピンク(ほぼ赤)に色が変わった両頬を擦りつつ、俺は黒井先生を笑顔(やや困り)で見る
「…ほんま驚かしおって…」
「いや、驚かせるつもりは無かったんですがね…っかそんなに驚ろいたんっすか?」
「ぐ……うっさい!うちかて誰もおらんはずなのに足音したらビビるやろ!」
「ちょ!わかりましたからこれ以上頬っぺたひっぱらんでください!」
悠は慌てて黒井先生から距離をとる…
「はぁはぁ…んで何しにきたんや?忘れ物か?」
「…格好つけたのといつもどうりとどっちがいいっすか?」
「は?……んじゃいつもどうりで…」
「弁当箱洗ってくれた礼に手伝いにきました。」
「………え?」
「ったく、放置せず少しずつやってけば良いのに…」
悠は呆けて居る黒井先生を気にせず山積みの紙束を分け始める…
「っちょいまち!つまり、悠はわざわざ、この雨ん中、手伝うためにきたんか?」
「え?あぁまぁそうっすね。」
悠は深く考えずに頷く。
「……え~と、何や…悠もしかしてうちの事好きなんか?」
「…先生熱でもおありですか?それとも何か変な物食いましたか?」
「な、何やその冷たい目は!」
「冷たい目じゃ無く冷ややかな目です。」
「同じやろ!だいたい、弁当箱洗って返した位で手伝いに来るて変やろ!」
「そうっすかね?俺は割りと普通と思って来たんですが…」
「普通?」
「まぁ普段色々世話になってますし、ほら俺副担代理ですし、はは」
悠は普段通り、本当にいつもこなたやかがみ、亮達と話す様に答えて笑う。
「…」
ああ、そうか…こいつが…人を寄せ付ける理由がわかったわ…悠は損得勘定無しで動く奴なんや…
「じゃさっさとやりますか!」
「…」
「先生?」
「へ?あぁ…」
「やりますよ!」
悠はいつの間にかノートパソコンを起動していた…
… … …
数分たった位だろうか…黒井先生が急に話しかけて来て
「なぁ悠」
「はい?なんすか?」
「格好つけたんはどんな感じやったんや?」
「…」
悠は無言で資料を打ち込んでいく…
「せっかくやから聞かせてや!」
「いや…あんなの口から出任せっすよ。」
「んじゃ、即席でええから!」
あれ~この人、急に何言い出すんだ…と首を傾げる。
「ほれほれ、はよ~」
「あの、仕事の手止まってますよ?」
「ええから!ええから!」
「全ッ然良くねー!!」
ツッコミを入れつつも悠は確り手を動かしている…
「せやかて気になるし~」
どうやら、何か言わないと仕事を再開してくれないようだ…
「…困ってる女性は放っておけませんから…」
「くは…あははは!な、何や今の!あははは!」
「だぁ!笑うならやらさんで下さいよ!」
「あはは、ひぃ、あ、あかん、息が…」
「あ~も~…」
この人…笑いすぎで結局動いてねーよ…
それから小一時間位で何とか資料は完成した、無論悠がほぼやった事は言うまでも無く…
椅子の背に身体を預けるようにのけ反るが…
し~ん…
「…あかん、寂しいわ」
生徒も教員も皆帰り、1人ポツンと職員室にいる黒井ななこ…
「なんや、ベッタなホラーやったら一番最初にやられる役やな…」
訳のわからない事を言い出す自分にヤバイヤバイと思っていると
カツン…
「ん?今なんや聞こえたような……」
生徒、教員は帰ったはず、外は大雨、時間はもうすぐ8時今更誰もくるはずない…
「はは、まさかなぁ…ははは」
カツン…
「いぅ!?」
聞こえた…というか…
カツン…カツン…カツン…
足音は刻々とこっちに向かって来ている…
「な、なっ……」
不意に机の上の携帯に手を伸ばすが……
がちゃん!
動揺し過ぎてか慌てたのか掴んだ携帯を見事に落とすと同時に…
カツン、カツン、カツン…ガラァ!
足音が止まり勢いよくドアが開けられた!
「きゃあぁ~」
「うわっ!な、なんだぁ?!」
「…い、命だけ……へ?」
恐る恐るドアの方を見ると…
「黒井先生?……何やっとるんですか?」
「……はぁ~~」
黒井先生はへなへなと座り込む、足音の主は幽霊でも怪物でもなく、良く見知った生徒小鳥遊悠がなぜかそこに居た。
「ちょ!先生、どうしたんっすか!」
悠はいきなりへたり込んだ私を心配したのか側に来て身を屈める…
「こ、この…アホー!何なんや!お前は!」
「いひなぃ、こへあへたはらひたのに!ひゃんでふふひっはられんひゅか!(いきなり、声上げたから来たのに!何で頬引っ張れるんすか!)」
「ええい!何言うとるかわからんわ!!人を驚かせおって!!この!この!」
ほぼ逆切れ状態の黒井先生は怒りが収まるまで、縦に横にと悠の頬は引っ張られ続けた…
……数分後
「で…気がすみましたでしょうかぁ?」
ピンク(ほぼ赤)に色が変わった両頬を擦りつつ、俺は黒井先生を笑顔(やや困り)で見る
「…ほんま驚かしおって…」
「いや、驚かせるつもりは無かったんですがね…っかそんなに驚ろいたんっすか?」
「ぐ……うっさい!うちかて誰もおらんはずなのに足音したらビビるやろ!」
「ちょ!わかりましたからこれ以上頬っぺたひっぱらんでください!」
悠は慌てて黒井先生から距離をとる…
「はぁはぁ…んで何しにきたんや?忘れ物か?」
「…格好つけたのといつもどうりとどっちがいいっすか?」
「は?……んじゃいつもどうりで…」
「弁当箱洗ってくれた礼に手伝いにきました。」
「………え?」
「ったく、放置せず少しずつやってけば良いのに…」
悠は呆けて居る黒井先生を気にせず山積みの紙束を分け始める…
「っちょいまち!つまり、悠はわざわざ、この雨ん中、手伝うためにきたんか?」
「え?あぁまぁそうっすね。」
悠は深く考えずに頷く。
「……え~と、何や…悠もしかしてうちの事好きなんか?」
「…先生熱でもおありですか?それとも何か変な物食いましたか?」
「な、何やその冷たい目は!」
「冷たい目じゃ無く冷ややかな目です。」
「同じやろ!だいたい、弁当箱洗って返した位で手伝いに来るて変やろ!」
「そうっすかね?俺は割りと普通と思って来たんですが…」
「普通?」
「まぁ普段色々世話になってますし、ほら俺副担代理ですし、はは」
悠は普段通り、本当にいつもこなたやかがみ、亮達と話す様に答えて笑う。
「…」
ああ、そうか…こいつが…人を寄せ付ける理由がわかったわ…悠は損得勘定無しで動く奴なんや…
「じゃさっさとやりますか!」
「…」
「先生?」
「へ?あぁ…」
「やりますよ!」
悠はいつの間にかノートパソコンを起動していた…
… … …
数分たった位だろうか…黒井先生が急に話しかけて来て
「なぁ悠」
「はい?なんすか?」
「格好つけたんはどんな感じやったんや?」
「…」
悠は無言で資料を打ち込んでいく…
「せっかくやから聞かせてや!」
「いや…あんなの口から出任せっすよ。」
「んじゃ、即席でええから!」
あれ~この人、急に何言い出すんだ…と首を傾げる。
「ほれほれ、はよ~」
「あの、仕事の手止まってますよ?」
「ええから!ええから!」
「全ッ然良くねー!!」
ツッコミを入れつつも悠は確り手を動かしている…
「せやかて気になるし~」
どうやら、何か言わないと仕事を再開してくれないようだ…
「…困ってる女性は放っておけませんから…」
「くは…あははは!な、何や今の!あははは!」
「だぁ!笑うならやらさんで下さいよ!」
「あはは、ひぃ、あ、あかん、息が…」
「あ~も~…」
この人…笑いすぎで結局動いてねーよ…
それから小一時間位で何とか資料は完成した、無論悠がほぼやった事は言うまでも無く…