―大広間―

「いやーいいお湯だったねー」

「あんた何事も無かったように」

「あはは、けど楽しかったねー」

「ええとても気持ちよかったですね。」

四人が談笑してると。

「まったく、ほんとお前は羞恥心って物が無いのか」
飲み物を持って悠が近づいてくる。

「悠!オールバックじゃん」
こなたが俺の髪型を見て驚く。

「風呂上りはいつもこうなんだよ」

俺はグラスを四人の前に並べる。

「へぇ似合うじゃないの」

「かっこいいよー」

「素敵ですよ」
皆が髪型を褒めてくれる。

「あんまり言うな照れるだろ。何がいい?」
手元にはオレンジ、りんご、コーラ、お茶を用意している。

「オレンジー」
「私もこなちゃんと同じでオレンジ」
「じゃコーラで」
「私はりんごジュースでお願いします」

「はいよ」
四人のグラスに注ぐ。

「悠のは?」

「俺は泡麦茶だ」
プシッと缶を開けて泡麦茶をグラスに注ぎ飲み干す。
「はーっうまい」

「まるでおやじね」
かがみが突っ込む

「風呂上りくらい大目に見てくれ。」

「悠さんはお酒強いのですか?」

「まぁ爺さんの晩酌付き合ってからねー人並み程度かな(まっ本当は中学から毎日付き合わされてたからかなり強いけど)」

「大人なんだねー」

「おっさんなだけだよ。っとこらこなた何してる」

「いいじゃんーちょっとぐらい」
こなたがグラスを取ろうとしていたので止める。

「だめだ、ちびっこには早い」
そう言って俺は缶の中身を飲み干す。

「ちびっことは失礼な需要はあるんだよ」
こなたが反論してくる。

「まぁ確かにそのとうりだ」
納得する。

「納得するのかよ」
かがみが突っ込む。

「おややー悠はもしかしてそのニーズの人なのかなー」
こなたが寄ってくる、こなたの髪から甘い匂いがする。

「さぁな」
軽くながす。

「それじゃ悠君てさーどんな子がタイプなの?」
かがみが聞いてくる。

「タイプなー・・・」

全員が息を呑む

「んー・・・・わかんねぇ」

ガクッ
全員が首を下ろす。

「ほんとに悠君って適当ね」
かがみがあきれる。

「じゃあ、かがみはどんな男がタイプなんだよー」
俺が今度は聞く。

「えっ?わっわたし?」

「聞きたーい、かがみんのタイプー」
こなたがかがみに抱きつく

「ちょこなたー」

「私も聞きたいかもー」

「是非お聞きしたいですね。」
みゆきとつかさも聞きたがる。

「もう、二人まで・・」
かがみが追い詰められる。

「さぁゲロっちまえよ楽になるぜ」
自白させようとする。


「いっいざとなると頼れる男かな?///」
顔を真っ赤にして答えるかがみ

「「おおー」」
全員が声を出すそしてこなたが

「じゃ次はつかさ言ってみよー」

「ええ?!//わっ私もー!?//」
つかさはいきなり振られてびっくりする。

「そうよねー私も言ったんだしね」

「つかささんがんばってください」

「それではどうぞー」

「えっえっーと//そっ、その私を引っ張ってくれる様な人かな?」

ぱちぱち
拍手が鳴る。

「でわでわ、お次はみゆきさんどぞー」
こなたは、ほぼ司会となっている。

「はいでは、失礼して」
流れを読めていたみゆき

「おおーこれは楽しみだな」

「ゆきちゃんのタイプかーどんな人だろ」

「私の好きな男性のタイプはですね誰にでも優しく勇敢な方ですね//」

パチパチ
再び拍手が鳴る。

「じゃ最後はこなただな」
俺がこなたに言う

「んー私は特にタイプなんてないんだけどなー」

「ほんとかよーこの際言っちゃいなさいよ」
かがみが言う。

「そだねーしいて言えばゲームが得意で私を楽しませてくれる人かなー」
全員が言い終わる。


「なるほど人それぞれだな。」

「結局言ってないのは悠
だけだよー」
こなたが抗議する。

「そう言われてもな、今までそんなこと考えた事無かったし。」
俺は乾いた髪を下ろしながら言う。

「では今までに付き合ったことなどは?」
みゆきが聞いてくる。

「無い無い、ある訳無いよ」
俺は全否定する

「「そっかー」」
全員が声を揃えて笑顔になる。

「まぁ皆はかわいいし直ぐにきっといい彼氏が出来るよ。」

俺がそう言うと今度は皆軽くため息を吐く
「「(なんでこんなに鈍すぎるんだろー・・)」」


それから暫くは色々な話で盛り上り、時間は過ぎて行った。