-夏編-シンクロニシティ(運命)
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-???-
「んっ……あ…ん?」
ふと目を開けると辺りは音もなく風の流れも感じられない…
「…またか。」
やれやれと言った感じで身体を起こし闇の中をキョロキョロと見回すと
「…グス、グス…」
案の定、夢の子供が膝を抱えて泣いている…
「はぁ……おい…」
今までと違い躊躇無く泣いている子供に話し掛けた
「グス…ヒック…ヒック」
「おいって、何で泣いてんだよ。」
「ヒック…ぼくは…ヒックズルなんかしてないし…ヒックウソつきじゃヒック無い…」
「何だ?誰かに虐められたのか?」
「ヒック…違う皆が信じてくれない…ヒック」
「何をだ?」
「ぼく…ヒック、…ヒックヒック嘘って…だって…だから…ぼくは…」
「何の事だ?…
「違う…違う……精霊何か存在しない!」
「!?」
後ろから突然叫び声が聞こえ…
「しつこいんだよ!何度も何度もでて来やがって!いい加減に消えろ!」
男が息を切らせながら走って来くる…けど…その男は…
「なっ…」
「えっ…」
双子…一瞬かがみとつかさを思い出したがそんなレベルの話しじゃない…同じだ赤い制服?以外全く同じ自分が居る…
「俺だよな…?」
「…ガキの幻覚の次はこれかよ…」
もう一人の俺は頭を振る…
「待て待て!夢の中だからって俺を幻覚扱いするな!」
「あん?…夢って…幻覚じゃ無いのか?分かるのか?」
「当たり前だ!っか、俺の夢で俺が幻覚の訳あるか!」
自分が自分に突っ込むとは夢ならではの行動だ…
「な…俺の夢だろ!幻覚はお前の…」
「違うよ、二人とも本物…」
「「あん!!」」
同時に振り向くと泣いていたガキは立ち上がり笑っている…
「をいをい…何の冗談だ?二人目の自分に…泣いていたのはガキの頃の俺?」
笑っているのは間違い無く小学1~3ぐらいの頃の自分…
「そう…僕は君、だけど君じゃなくそっちの僕のね…」
ガキの俺は赤い制服の俺を指差す。
「俺は俺だ。お前はただの幻覚だ!」
「自分を否定するなんて…ダメダメだね。」
「をい、それより、どう言う意味だ、そっちの僕ってのは何だこのカオスな夢は!」
ガキ俺と制服違いの俺の話を割ると
「言った通りの意味だよ、ここは君…つまり僕の夢の中…でもすべて現実。」
「すべて現実?」
「そう、今ここは限り無く境が無くなった夢、けどすべて現実…」
「訳の分からない事を…」
「つまり、俺ともう一人の俺は実際に存在していて夢の中で出会ってるって事か?」
「うん、やっぱりそっちの僕を呼んで正解だった。」
ぱちぱちと手を叩く
「…で、用件は?」
「そっちの僕と違って話が早いね、用件は簡単、そっちの僕を説得して欲しい。」
「なっ…」
「説得?」
「うん、そっちの僕は見えてる癖に精霊の存在を否定し続けてるんだ。」
「精霊?」
「五月蝿い!カードの精霊何か存在しない!すべて幻想だ!」
堰を切ったようにもう一人の俺は怒鳴り散らす。
「ね?困ってるんだ。だから…僕自身で説得して欲しい。」
「…何で俺何だ?」
「そっちの僕は信じてるでしょ?精霊、幽霊、魔力、呪い、超能力…とかを…」
「成る程…わかった説得してやる。」
「うん♪」
「……」
もう一人の俺はギロッと俺を睨み付けてくる…
「精霊信じられないか?」
「精霊何か幻想だ…」
「見えてるのにか?」
「幻覚だ…弱い気持ちが見せる…幻だ…」
「そうか……うん、ならいいじゃん。否定し続けろよ。」
「え…?」
「な、何を…」
ガキ方が後ろでうろたえているが…
「見えて居ても、信じ無いものは存在しない。だって俺が決めた事だろ?それで良いしっかり否定してやれ。」
俺は俺の肩を抱いて笑う。
「な、何を言ってる!説得は…」
「あん?説得したぜ?否定し続けてやれってな!」
「もう一人の俺…」
「1つ言っておいてやる!確かに俺はファンタジーを信じてるけどな!それはあくまでも自分で信じてるだけだ、誰かに押し付けたい訳じゃない!」
「な…馬鹿な現に今だってもう一人の自分に…」
「夢と現実(リアル)は違う!」
「矛盾してる!」
「はは…かもな。けど、お前の味方はしない俺は俺の味方だ!」
ビシッと中指を立てて敵意を見せ放つ!
「何で…?」
もう一人の俺が隣でポツリと声を洩らしていたので…
「まぁ…あれだ、俺も否定しちまうからなきっと…」
「えっ?」
「ちくしょう、畜生、これじゃ何のために呼んだか意味が無いじゃねーか!ごらぁ!」
さっきとはまるで違う、ダミ声…しかも姿が黒い煙の様な物に覆われ確認出来なくなっている…
「本性出しやがったな…化け物め」
「やっぱり…か」
「化物?……まぁ良い、お前を呼んだのは失敗だった…しかし、今一問う、精霊の力借りぬのだな?」
「しつこい、俺は…精霊何か信じねぇ!力も必要無い!」
「愚か…愚かな…1人で何ができる…」
威圧のある黒煙はもわもわと広がり俺たちを捕える様に周り囲む…
「くっ…」
「1人?いんや二人だな、俺が力貸してやる。」
「もう一人の俺…」
ピシッン……
突然俺ともう一人の俺の前に光の亀裂が走り……2つのカード束が現れ
「これは…デッキ」
「あ、俺のデッキも…」
2つのデッキは二人の手の上に降りる…
「なぜ味方する……否定した者に…」
「精霊を否定してもカードを信用してない訳じゃ無い…」
「…だそうだ。っー訳でさっさと夢から覚め…」
バジュ!バジュ!バジュ!
「な、なんだ?」
ひび割れたままの空間からさらにいく枚かのカードが飛び出て行き…
「終りだ…全ての終り…業が動き出す…」
「一体何が… …」
… … …
「んっ……あ…ん?」
ふと目を開けると辺りは音もなく風の流れも感じられない…
「…またか。」
やれやれと言った感じで身体を起こし闇の中をキョロキョロと見回すと
「…グス、グス…」
案の定、夢の子供が膝を抱えて泣いている…
「はぁ……おい…」
今までと違い躊躇無く泣いている子供に話し掛けた
「グス…ヒック…ヒック」
「おいって、何で泣いてんだよ。」
「ヒック…ぼくは…ヒックズルなんかしてないし…ヒックウソつきじゃヒック無い…」
「何だ?誰かに虐められたのか?」
「ヒック…違う皆が信じてくれない…ヒック」
「何をだ?」
「ぼく…ヒック、…ヒックヒック嘘って…だって…だから…ぼくは…」
「何の事だ?…
「違う…違う……精霊何か存在しない!」
「!?」
後ろから突然叫び声が聞こえ…
「しつこいんだよ!何度も何度もでて来やがって!いい加減に消えろ!」
男が息を切らせながら走って来くる…けど…その男は…
「なっ…」
「えっ…」
双子…一瞬かがみとつかさを思い出したがそんなレベルの話しじゃない…同じだ赤い制服?以外全く同じ自分が居る…
「俺だよな…?」
「…ガキの幻覚の次はこれかよ…」
もう一人の俺は頭を振る…
「待て待て!夢の中だからって俺を幻覚扱いするな!」
「あん?…夢って…幻覚じゃ無いのか?分かるのか?」
「当たり前だ!っか、俺の夢で俺が幻覚の訳あるか!」
自分が自分に突っ込むとは夢ならではの行動だ…
「な…俺の夢だろ!幻覚はお前の…」
「違うよ、二人とも本物…」
「「あん!!」」
同時に振り向くと泣いていたガキは立ち上がり笑っている…
「をいをい…何の冗談だ?二人目の自分に…泣いていたのはガキの頃の俺?」
笑っているのは間違い無く小学1~3ぐらいの頃の自分…
「そう…僕は君、だけど君じゃなくそっちの僕のね…」
ガキの俺は赤い制服の俺を指差す。
「俺は俺だ。お前はただの幻覚だ!」
「自分を否定するなんて…ダメダメだね。」
「をい、それより、どう言う意味だ、そっちの僕ってのは何だこのカオスな夢は!」
ガキ俺と制服違いの俺の話を割ると
「言った通りの意味だよ、ここは君…つまり僕の夢の中…でもすべて現実。」
「すべて現実?」
「そう、今ここは限り無く境が無くなった夢、けどすべて現実…」
「訳の分からない事を…」
「つまり、俺ともう一人の俺は実際に存在していて夢の中で出会ってるって事か?」
「うん、やっぱりそっちの僕を呼んで正解だった。」
ぱちぱちと手を叩く
「…で、用件は?」
「そっちの僕と違って話が早いね、用件は簡単、そっちの僕を説得して欲しい。」
「なっ…」
「説得?」
「うん、そっちの僕は見えてる癖に精霊の存在を否定し続けてるんだ。」
「精霊?」
「五月蝿い!カードの精霊何か存在しない!すべて幻想だ!」
堰を切ったようにもう一人の俺は怒鳴り散らす。
「ね?困ってるんだ。だから…僕自身で説得して欲しい。」
「…何で俺何だ?」
「そっちの僕は信じてるでしょ?精霊、幽霊、魔力、呪い、超能力…とかを…」
「成る程…わかった説得してやる。」
「うん♪」
「……」
もう一人の俺はギロッと俺を睨み付けてくる…
「精霊信じられないか?」
「精霊何か幻想だ…」
「見えてるのにか?」
「幻覚だ…弱い気持ちが見せる…幻だ…」
「そうか……うん、ならいいじゃん。否定し続けろよ。」
「え…?」
「な、何を…」
ガキ方が後ろでうろたえているが…
「見えて居ても、信じ無いものは存在しない。だって俺が決めた事だろ?それで良いしっかり否定してやれ。」
俺は俺の肩を抱いて笑う。
「な、何を言ってる!説得は…」
「あん?説得したぜ?否定し続けてやれってな!」
「もう一人の俺…」
「1つ言っておいてやる!確かに俺はファンタジーを信じてるけどな!それはあくまでも自分で信じてるだけだ、誰かに押し付けたい訳じゃない!」
「な…馬鹿な現に今だってもう一人の自分に…」
「夢と現実(リアル)は違う!」
「矛盾してる!」
「はは…かもな。けど、お前の味方はしない俺は俺の味方だ!」
ビシッと中指を立てて敵意を見せ放つ!
「何で…?」
もう一人の俺が隣でポツリと声を洩らしていたので…
「まぁ…あれだ、俺も否定しちまうからなきっと…」
「えっ?」
「ちくしょう、畜生、これじゃ何のために呼んだか意味が無いじゃねーか!ごらぁ!」
さっきとはまるで違う、ダミ声…しかも姿が黒い煙の様な物に覆われ確認出来なくなっている…
「本性出しやがったな…化け物め」
「やっぱり…か」
「化物?……まぁ良い、お前を呼んだのは失敗だった…しかし、今一問う、精霊の力借りぬのだな?」
「しつこい、俺は…精霊何か信じねぇ!力も必要無い!」
「愚か…愚かな…1人で何ができる…」
威圧のある黒煙はもわもわと広がり俺たちを捕える様に周り囲む…
「くっ…」
「1人?いんや二人だな、俺が力貸してやる。」
「もう一人の俺…」
ピシッン……
突然俺ともう一人の俺の前に光の亀裂が走り……2つのカード束が現れ
「これは…デッキ」
「あ、俺のデッキも…」
2つのデッキは二人の手の上に降りる…
「なぜ味方する……否定した者に…」
「精霊を否定してもカードを信用してない訳じゃ無い…」
「…だそうだ。っー訳でさっさと夢から覚め…」
バジュ!バジュ!バジュ!
「な、なんだ?」
ひび割れたままの空間からさらにいく枚かのカードが飛び出て行き…
「終りだ…全ての終り…業が動き出す…」
「一体何が… …」
… … …