-夏編-シンクロニシティ(運命)
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「「「いただきま~す」」」
元気いっぱいの声が広がって、ワイワイ、ガヤガヤと楽しいお昼ごはんの時間だ。
「ふふん♪ふん♪」
「今日は朝からすごく楽しそうだね、海ちゃん。」
「ええ~♪ほうかな~?♪」
誰が見ても浮かれ気味の海に、何か良い事があったの?と同級生が質問すると
「あんな~♪今日のお弁当な~♪うちの旦那が作ってくれたんやで~♪」
「海ちゃん彼氏居るの!」
「どんな人~年上なの?」
小学生と言えど女の子はとても恋愛話に興味が有り海のまわりは自然とクラスメートが集まってくる。
「もう、むっちゃラヴラヴで~」
「う、海ちゃん…嘘はダメだよ~」
「…コクコク…」
星凪は困ったように笑いながら翡翠はいつも道理口を閉ざして海を止める。
「まぁ、それはさておき…昼食タイムや!」
「うん。」
「…コク…」
三人が同時に弁当箱を開くと…
「「わぁ~!」」「「凄~い!」」「「美味しそう~」」
翡翠の弁当は
ホワイトアスパラガスに薄焼卵を巻き更にベーコンで巻いた三色巻き
人参を花形に切り甘くさっと炒めた物
ハンバーグの具をピーマン詰めた肉詰め焼
赤ピーマン、黄ピーマン、玉葱、人参たっぷりのピラフ
色彩豊かで栄養完璧の弁当だが…
「…(お肉入ってる)…」
「翡翠ちゃん何か落ちたよ?」
「…?…」
一枚の紙を拾うと…
『翡翠へ、野菜ばっかりでも栄養が片寄る、肉もちゃんと食べろよ。』と書かれている。
星凪の弁当は
サワラの埼京焼
子持ししゃもに柚子の皮を軽くまぶし焼いた物
頭と尻尾付のえびの丸ごと天ぷら
若布とキュウリと蛸の酢の物に金糸卵を飾った物
サクラデンブと黒昆布で見事な桜の樹を描いたご飯
此方にも紙が挟まっていて『星凪へ、海鮮類が好きみたいだったから作ったが…間違ってたらすまん。味は保証する。』
そして…散々騒いでいた海の弁当は
白米
………
弁当箱一面に白米が敷き詰められている…
「な、な、なんでやねん!!!」
一面の白米とはインパクト最大の弁当だ…
「こら!↑の解説!んなわけあるかいな!」
「…チョイチョイ…」
翡翠は謎の突っ込みを入れている海に紙を渡す。
「…何や?」
『海、お前の弁当は仕掛けが有る、一度開けた後蓋を閉じて逆さにして開けろ。』と書かれていたので海は弁当箱を逆さにしてゆっくりと開いていくと…
「あ…」
一番上は豆ご飯、二段目は鶏そぼろ、三段目は卵と層になっている悠オリジナル3色丼になっていた…
「わぁ…どれも凄い美味しそうだね。」
「せ、せやろ~、も~うちの旦那こう言う事得意やねん~」
海は一気に機嫌が良くなる。
「せやけど…これ、普通に量多いなぁ」
「…コク…」
見た目、味とも最高に近い弁当だが…量は、小学生しかも女の子が食べる量にしてはかなり多い
「ま、皆で一緒に食べたら平気やろ、なぁ~」
自分の隣に座っている、短いみつあみの団子を2つ、その後ろをツインテールと言うかなりレアリティの高い髪をした友人の肩を抱く
「いいの?うみちゃん」
「ええよ~、月美にならあ~んって食べさせて挙げてもええで~?」
挙げてもええで?と言っている海だが既に食べさせる準備が出来ている…
「そ、それはいいよ…」
「なんや~つれへんな~」
「…パク…」
「「あ」」
「…ムクムグ……おいし…」
反対側に座って居たはずの翡翠が食べて、箸を食わえたまま、小さく笑っている…
ズキューン……
普段見えない翡翠の行動と笑顔にクラスの翡翠ファン(男女共)が胸を打たれた…
「こぉら!すぃ!せっかく月美に食べさせ様としたのに!」
「………なら…はい…」
翡翠は少し考え自分の弁当から花形人参の炒め物を箸で掴み月美の前に出す。
「え?あ……パクッ」
「…どう?…」
「甘くて、おいしい、ありがとう、翡翠ちゃん」
翡翠は小さく頷いて自分の席に戻ると他の女友達に「ひ、翡翠ちゃん私にも~」とかこまれだした…
「うぅ~、うちがやりたかったのに~…」
「海ちゃん、あんまり月美ちゃん困らしちゃダメだよ~」
「ううん、大丈夫だよ、凪ちゃんのお弁当も美味しそうだね。」
海は頬を膨らまし月美と星凪に諭されながら昼食を食べ始める。
「(なぁなぁ翡翠も良いけど…夏喜も良いよな)」
「(あぁ、少しうるさいけどな…)」
「(俺は星凪ちゃんかな…)」
「(月美ちゃん可愛い…)」
と…ヒソヒソ話されている人気の高い4人であった。
… … …
-保険室-
ガララア…
「ふゆき~はらへった~」
扉が開くと同時に白衣姿の生徒…では無くさくらば先生が入って来る
「もぉ、学校では先生をつけてくださいって言ってるのに…」
「はは、お先お邪魔しとります。」
「おや?黒井先生…今日はコンビニ弁当じゃないですね」
さくらば先生は椅子に掛けつつ机に置いてある、黒い包みを見る。
「いや、これは…」
「悠くんがくれた物ですよ。」
「ゆう?…悠…あぁ、彼か。…年上が好みだったのか…」
中々やりますなの視線を黒井先生に向ける
「何言うとるんですか、悠は生徒ですよ、それにこの弁当は調理実習やったからたまたま余ったみたいやったし。」
そんな事無い無いと手を振る黒井先生。
「中身は見ましたか?」
「いや、まだ見てないですけど。」
「じゃあ開けてみますか。」
「ほな…」
シュルシュルと包みを開けて弁当箱を開くと…
肉団子と花形に切られた人参の甘酢ダレ
頭と尻尾つき海老フライタルタルソースかけ
アスパラガスとピーマンと玉葱の野菜炒めた
鶏そぼろ、枝豆、崩し卵の三色ご飯
「これはまた…」
「栄養のバランスも良くて美味しそうですね。」
「野菜が多いな…」
黒井先生は驚きの顔で頷き、ふゆき先生は関心して、さくらば先生は野菜はいらないと言いたげに呟く。
「どらどら…アム…うん!味もえぇ!」
肉団子を口にほおり込むと醤油ベースに酸味のタレが一層食欲をあげる。
「これ、全部手作りですね、普通に私より上手かも…」
「手が込んであるのは分かるが…肉が少ないなこれでは落とせない。」
手が込んであると思われるが悠にしては手抜きだった。海達の弁当の余りで作ったものだからだ。それにしても十二分に手が込んである…
… … …
元気いっぱいの声が広がって、ワイワイ、ガヤガヤと楽しいお昼ごはんの時間だ。
「ふふん♪ふん♪」
「今日は朝からすごく楽しそうだね、海ちゃん。」
「ええ~♪ほうかな~?♪」
誰が見ても浮かれ気味の海に、何か良い事があったの?と同級生が質問すると
「あんな~♪今日のお弁当な~♪うちの旦那が作ってくれたんやで~♪」
「海ちゃん彼氏居るの!」
「どんな人~年上なの?」
小学生と言えど女の子はとても恋愛話に興味が有り海のまわりは自然とクラスメートが集まってくる。
「もう、むっちゃラヴラヴで~」
「う、海ちゃん…嘘はダメだよ~」
「…コクコク…」
星凪は困ったように笑いながら翡翠はいつも道理口を閉ざして海を止める。
「まぁ、それはさておき…昼食タイムや!」
「うん。」
「…コク…」
三人が同時に弁当箱を開くと…
「「わぁ~!」」「「凄~い!」」「「美味しそう~」」
翡翠の弁当は
ホワイトアスパラガスに薄焼卵を巻き更にベーコンで巻いた三色巻き
人参を花形に切り甘くさっと炒めた物
ハンバーグの具をピーマン詰めた肉詰め焼
赤ピーマン、黄ピーマン、玉葱、人参たっぷりのピラフ
色彩豊かで栄養完璧の弁当だが…
「…(お肉入ってる)…」
「翡翠ちゃん何か落ちたよ?」
「…?…」
一枚の紙を拾うと…
『翡翠へ、野菜ばっかりでも栄養が片寄る、肉もちゃんと食べろよ。』と書かれている。
星凪の弁当は
サワラの埼京焼
子持ししゃもに柚子の皮を軽くまぶし焼いた物
頭と尻尾付のえびの丸ごと天ぷら
若布とキュウリと蛸の酢の物に金糸卵を飾った物
サクラデンブと黒昆布で見事な桜の樹を描いたご飯
此方にも紙が挟まっていて『星凪へ、海鮮類が好きみたいだったから作ったが…間違ってたらすまん。味は保証する。』
そして…散々騒いでいた海の弁当は
白米
………
弁当箱一面に白米が敷き詰められている…
「な、な、なんでやねん!!!」
一面の白米とはインパクト最大の弁当だ…
「こら!↑の解説!んなわけあるかいな!」
「…チョイチョイ…」
翡翠は謎の突っ込みを入れている海に紙を渡す。
「…何や?」
『海、お前の弁当は仕掛けが有る、一度開けた後蓋を閉じて逆さにして開けろ。』と書かれていたので海は弁当箱を逆さにしてゆっくりと開いていくと…
「あ…」
一番上は豆ご飯、二段目は鶏そぼろ、三段目は卵と層になっている悠オリジナル3色丼になっていた…
「わぁ…どれも凄い美味しそうだね。」
「せ、せやろ~、も~うちの旦那こう言う事得意やねん~」
海は一気に機嫌が良くなる。
「せやけど…これ、普通に量多いなぁ」
「…コク…」
見た目、味とも最高に近い弁当だが…量は、小学生しかも女の子が食べる量にしてはかなり多い
「ま、皆で一緒に食べたら平気やろ、なぁ~」
自分の隣に座っている、短いみつあみの団子を2つ、その後ろをツインテールと言うかなりレアリティの高い髪をした友人の肩を抱く
「いいの?うみちゃん」
「ええよ~、月美にならあ~んって食べさせて挙げてもええで~?」
挙げてもええで?と言っている海だが既に食べさせる準備が出来ている…
「そ、それはいいよ…」
「なんや~つれへんな~」
「…パク…」
「「あ」」
「…ムクムグ……おいし…」
反対側に座って居たはずの翡翠が食べて、箸を食わえたまま、小さく笑っている…
ズキューン……
普段見えない翡翠の行動と笑顔にクラスの翡翠ファン(男女共)が胸を打たれた…
「こぉら!すぃ!せっかく月美に食べさせ様としたのに!」
「………なら…はい…」
翡翠は少し考え自分の弁当から花形人参の炒め物を箸で掴み月美の前に出す。
「え?あ……パクッ」
「…どう?…」
「甘くて、おいしい、ありがとう、翡翠ちゃん」
翡翠は小さく頷いて自分の席に戻ると他の女友達に「ひ、翡翠ちゃん私にも~」とかこまれだした…
「うぅ~、うちがやりたかったのに~…」
「海ちゃん、あんまり月美ちゃん困らしちゃダメだよ~」
「ううん、大丈夫だよ、凪ちゃんのお弁当も美味しそうだね。」
海は頬を膨らまし月美と星凪に諭されながら昼食を食べ始める。
「(なぁなぁ翡翠も良いけど…夏喜も良いよな)」
「(あぁ、少しうるさいけどな…)」
「(俺は星凪ちゃんかな…)」
「(月美ちゃん可愛い…)」
と…ヒソヒソ話されている人気の高い4人であった。
… … …
-保険室-
ガララア…
「ふゆき~はらへった~」
扉が開くと同時に白衣姿の生徒…では無くさくらば先生が入って来る
「もぉ、学校では先生をつけてくださいって言ってるのに…」
「はは、お先お邪魔しとります。」
「おや?黒井先生…今日はコンビニ弁当じゃないですね」
さくらば先生は椅子に掛けつつ机に置いてある、黒い包みを見る。
「いや、これは…」
「悠くんがくれた物ですよ。」
「ゆう?…悠…あぁ、彼か。…年上が好みだったのか…」
中々やりますなの視線を黒井先生に向ける
「何言うとるんですか、悠は生徒ですよ、それにこの弁当は調理実習やったからたまたま余ったみたいやったし。」
そんな事無い無いと手を振る黒井先生。
「中身は見ましたか?」
「いや、まだ見てないですけど。」
「じゃあ開けてみますか。」
「ほな…」
シュルシュルと包みを開けて弁当箱を開くと…
肉団子と花形に切られた人参の甘酢ダレ
頭と尻尾つき海老フライタルタルソースかけ
アスパラガスとピーマンと玉葱の野菜炒めた
鶏そぼろ、枝豆、崩し卵の三色ご飯
「これはまた…」
「栄養のバランスも良くて美味しそうですね。」
「野菜が多いな…」
黒井先生は驚きの顔で頷き、ふゆき先生は関心して、さくらば先生は野菜はいらないと言いたげに呟く。
「どらどら…アム…うん!味もえぇ!」
肉団子を口にほおり込むと醤油ベースに酸味のタレが一層食欲をあげる。
「これ、全部手作りですね、普通に私より上手かも…」
「手が込んであるのは分かるが…肉が少ないなこれでは落とせない。」
手が込んであると思われるが悠にしては手抜きだった。海達の弁当の余りで作ったものだからだ。それにしても十二分に手が込んである…
… … …