-夏編-シンクロニシティ(運命)
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-調理室-
「たっだいま~」
「たっだいま~じゃ無い、悠どこ行ってた?」
「バックまで持って行くし帰ったかと思ったよ。」
丁度、亮とこなたが食器を運んでいる。
「はは、わりぃ、ちょっと相談にな。」
「相談?」
「何でも無い、手伝うよ。」
悠は二人が持っている食器を受け取り変わりに運んでいく。
… … …
ガヤガヤガヤ…ワイワイワイ…
予定よりも早く完成したた少し早い昼食が開始され…
「パクっ…うん、美味い。」
「流石悠だな、うちの親の3倍は美味いぞ!」
「ふっ、もっと誉めたまえ。」
哲と隆が誉めると悠は意気揚々とする。
「悠~カレー美味しそうだね~」
こなたがスプーンを構えてニマニマと寄ってくる。
「ハイエナめ、何かを献上したら分けてやろう。」
「ふふん、むしろこっちのは宝玉級の物ばかりだよ~」
「何?」
「まゆまゆの作った唐揚げ、みゆきさんが作ったポテトサラダだ!」
「ぬっ…確かにこれはレア度高いな…」
「ふふ、さぁ悠どうする?」
「…わかった一皿持っていけ…」
悠は鍋からカレーを注ぎこなたに渡す。
「互いに良い、物だったね、ふっふふ。」
「ああ、次回も頼むぜ、ふっふふ。」
こなたと悠は埠頭で闇取引をしているかの様な会話をする…
「悠、何でも良いがガンガン食われてるぞ?」
「…はい?」
振り向くと、哲達が二杯目に入っていて、更に何故か他の奴らも鍋からカレーを強奪している…
「ぬわぁ!お前ら、俺のを残しとけ!まだ一杯しか食ってねーのに!!」
「残念もう空だな。」
亮は鍋を悠に向けて中は空だと見せる。
「ガーン……」
「いや~流石悠の料理大人気だね。」
「大人気でも俺の腹に入らないと意味が無いっての…」
悠の昼食は一杯分のカレーだけになった。
………
-屋上-
「ふぃ~ラッキーだ。」
「あぁ、これも悠のカレーのおかげだな。」
「当然だ、これ位♪」
悠の班は皆にカレーを振る舞ったので洗い物や片付けを他の班がやってくれる事になり、一足先に昼休みに入り、屋上に来ていた。
「さぁて、説明してもらうぞ?」
「あん?何がだよ。」
「何がじゃない、さっきの技だよ技。」
「ああ…「時止め」か?」
悠は亮を背にくくくっと笑いながら校庭を見下ろす。
「出来たのか!いや、それより本当に時間を止めたのか!」
「まぁ、落ち着け、教えてやってもいいが、対価はもらうぜ?」
「対価?」
「ああ、亮の技も見せてもらうぜ?」
「(気付いてたか…)互いにかくし球はあるか…OKいいぞ。」
「んじゃ俺からだな…ふふ。」
パチン!
悠は突然指を弾くと…
「…(体が動かない)?!」
「動かないだろ?」
つん!と亮のデコを指で突くと亮はハッとして体が動く事を確認する。
「ど、どうやったんだ!」
「時を止めた。」
「なっ…?」
俺は嘘をついている…と言いたげな顔で悠はにやにやしている。
「おい…」
「はは、嘘だよ、時間(とき)の停止何て幻想だ。」
パチン!
「…っ」
音が耳に届き次の瞬間には、顎の先端に拳が触れていた…
「まず顎だ…そして…」
バッ!バッ!バッ!バッ!風が靡く……
「ふぅ、しんど…わかったか?」
辛うじて動きは見えていたが…
「関節か…」
「ビンゴ!正解!」
顎→右肩→右肘→右手首→左肩→左肘→左手首…と悠は拳を当てたのだ。
「一発約2秒だ。」
「2秒…」
最初指を弾いて一瞬だけ「音」に反らせ。顎に一撃、この時点で「意識」は一度停止する、そして関節部分に打撃(衝撃)を与え、「動」を停止する。顎への衝撃が解かれ意識は戻るが関節は何故か動かないため身体は止まる…これが悠の時間停止の正体だ。
「けど…これはまだ未完成なんだよ。」
「未完成?どこがだ?」
「亮は一発ニ秒に驚いたみたいだが…」
ビュバッ!バシッ!!
亮の顔面目掛け放たれた右拳だが、右手首のあたりをバシッと下に弾く…
「あ、れ…防げた?」
目で追うのもギリギリだった拳を弾き、きょとんっとする。
「なっ?実質、速いだけの拳なんて簡単に弾かれんだよ、目の良い奴には避けられて、反応の速い奴には弾かれる、タフな奴には一発じゃ通用しない…言いたくないが使えない技だよ…」
悠はやや落ち込み気味に拳を解く。
「けど最初は……あっ!」
「そっ、これだよ。」
パチン!指を弾く小粋な音が鳴る。
「最初はこの音で意識を一瞬そらせたから成功したけど、実戦でこんな事してたら、下手したら指掴まれて折られるからな…それにもう一回やっても…わかるだろ?」
「ああ…次は普通に捌く自信があるよ。」
「だろ?」
種が解れば単純それほど脆い技なのだ。
「んじゃ、次は亮の番だ…」
「ああ、わかってる、けど先に言っとく俺もまだ未完成だ。」
「了解、了解。」
「じゃ…見てろよ…」
亮は一歩分ほど右足を縦に開き膝を少し曲げ…
ひゅぅっ…
左足を後ろに引くと同時に拳を突き出した!!!
「たっだいま~」
「たっだいま~じゃ無い、悠どこ行ってた?」
「バックまで持って行くし帰ったかと思ったよ。」
丁度、亮とこなたが食器を運んでいる。
「はは、わりぃ、ちょっと相談にな。」
「相談?」
「何でも無い、手伝うよ。」
悠は二人が持っている食器を受け取り変わりに運んでいく。
… … …
ガヤガヤガヤ…ワイワイワイ…
予定よりも早く完成したた少し早い昼食が開始され…
「パクっ…うん、美味い。」
「流石悠だな、うちの親の3倍は美味いぞ!」
「ふっ、もっと誉めたまえ。」
哲と隆が誉めると悠は意気揚々とする。
「悠~カレー美味しそうだね~」
こなたがスプーンを構えてニマニマと寄ってくる。
「ハイエナめ、何かを献上したら分けてやろう。」
「ふふん、むしろこっちのは宝玉級の物ばかりだよ~」
「何?」
「まゆまゆの作った唐揚げ、みゆきさんが作ったポテトサラダだ!」
「ぬっ…確かにこれはレア度高いな…」
「ふふ、さぁ悠どうする?」
「…わかった一皿持っていけ…」
悠は鍋からカレーを注ぎこなたに渡す。
「互いに良い、物だったね、ふっふふ。」
「ああ、次回も頼むぜ、ふっふふ。」
こなたと悠は埠頭で闇取引をしているかの様な会話をする…
「悠、何でも良いがガンガン食われてるぞ?」
「…はい?」
振り向くと、哲達が二杯目に入っていて、更に何故か他の奴らも鍋からカレーを強奪している…
「ぬわぁ!お前ら、俺のを残しとけ!まだ一杯しか食ってねーのに!!」
「残念もう空だな。」
亮は鍋を悠に向けて中は空だと見せる。
「ガーン……」
「いや~流石悠の料理大人気だね。」
「大人気でも俺の腹に入らないと意味が無いっての…」
悠の昼食は一杯分のカレーだけになった。
………
-屋上-
「ふぃ~ラッキーだ。」
「あぁ、これも悠のカレーのおかげだな。」
「当然だ、これ位♪」
悠の班は皆にカレーを振る舞ったので洗い物や片付けを他の班がやってくれる事になり、一足先に昼休みに入り、屋上に来ていた。
「さぁて、説明してもらうぞ?」
「あん?何がだよ。」
「何がじゃない、さっきの技だよ技。」
「ああ…「時止め」か?」
悠は亮を背にくくくっと笑いながら校庭を見下ろす。
「出来たのか!いや、それより本当に時間を止めたのか!」
「まぁ、落ち着け、教えてやってもいいが、対価はもらうぜ?」
「対価?」
「ああ、亮の技も見せてもらうぜ?」
「(気付いてたか…)互いにかくし球はあるか…OKいいぞ。」
「んじゃ俺からだな…ふふ。」
パチン!
悠は突然指を弾くと…
「…(体が動かない)?!」
「動かないだろ?」
つん!と亮のデコを指で突くと亮はハッとして体が動く事を確認する。
「ど、どうやったんだ!」
「時を止めた。」
「なっ…?」
俺は嘘をついている…と言いたげな顔で悠はにやにやしている。
「おい…」
「はは、嘘だよ、時間(とき)の停止何て幻想だ。」
パチン!
「…っ」
音が耳に届き次の瞬間には、顎の先端に拳が触れていた…
「まず顎だ…そして…」
バッ!バッ!バッ!バッ!風が靡く……
「ふぅ、しんど…わかったか?」
辛うじて動きは見えていたが…
「関節か…」
「ビンゴ!正解!」
顎→右肩→右肘→右手首→左肩→左肘→左手首…と悠は拳を当てたのだ。
「一発約2秒だ。」
「2秒…」
最初指を弾いて一瞬だけ「音」に反らせ。顎に一撃、この時点で「意識」は一度停止する、そして関節部分に打撃(衝撃)を与え、「動」を停止する。顎への衝撃が解かれ意識は戻るが関節は何故か動かないため身体は止まる…これが悠の時間停止の正体だ。
「けど…これはまだ未完成なんだよ。」
「未完成?どこがだ?」
「亮は一発ニ秒に驚いたみたいだが…」
ビュバッ!バシッ!!
亮の顔面目掛け放たれた右拳だが、右手首のあたりをバシッと下に弾く…
「あ、れ…防げた?」
目で追うのもギリギリだった拳を弾き、きょとんっとする。
「なっ?実質、速いだけの拳なんて簡単に弾かれんだよ、目の良い奴には避けられて、反応の速い奴には弾かれる、タフな奴には一発じゃ通用しない…言いたくないが使えない技だよ…」
悠はやや落ち込み気味に拳を解く。
「けど最初は……あっ!」
「そっ、これだよ。」
パチン!指を弾く小粋な音が鳴る。
「最初はこの音で意識を一瞬そらせたから成功したけど、実戦でこんな事してたら、下手したら指掴まれて折られるからな…それにもう一回やっても…わかるだろ?」
「ああ…次は普通に捌く自信があるよ。」
「だろ?」
種が解れば単純それほど脆い技なのだ。
「んじゃ、次は亮の番だ…」
「ああ、わかってる、けど先に言っとく俺もまだ未完成だ。」
「了解、了解。」
「じゃ…見てろよ…」
亮は一歩分ほど右足を縦に開き膝を少し曲げ…
ひゅぅっ…
左足を後ろに引くと同時に拳を突き出した!!!