-夏編-シンクロニシティ(運命)
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『運命とは、最も相応しい場所へと貴方の魂を運ぶのだ…』
シェイクスピア一節ハムレットより……
-屋上-
「だっ…はっ~~~~ぁ…」
「…それはため息なのか?」
亮は横で胡座をかいて、ため息(?)を吐いている悠を見る…
「ため息だよ…っかため息しかでないよ…」
「まだ覚悟決めて無いのか?えーと…何だった?」
「…イベント実行委員に生徒会長輔佐に副担代理…」
悠は項垂れ、ダミ声で呟く…
「はは、そうだそれだ。」
「何笑ってやがる~~」
ガバァ…
悠は笑っている亮の背中に被さり首に腕を回す。
「悪い悪い、勘弁してくれははは」
「ったく…悪いって思ってね~だろ…」
悠は亮の首から腕を外して反対に向き、亮の背にもたれる様に座る…
「はは、良いじゃないか、そうだ、皆が何て呼んでるか知ってるか?」
「あん?」
「お祭り会長。」
「…ぶっ飛ばす。」
「ははは、冗談だ冗談。」
亮はサンドイッチを口に運ぶ…
「…」
「何だ?」
「弁当うまそうですなぁ~…」
悠は亮の昼飯をじ~っと見る…
「悠、今日の昼飯は?」
「これ。」
ポケットからウイダインゼリーを取り出す…
「…食うか?」
「いただきます。」
悠は亮のサンドイッチを1つ貰い…
「悠は最近めっきり弁当作らないな。」
「ムグムグ…作らないじゃ無くて作れないだ、毎日放課後遅くまで残って家に帰って、買い物行って、洗濯、掃除、ゲーム、鍛練…気が付いたら夜中で寝たらすぐ朝…」
「…今更だけど…」
「あん?」
「悠ってさ…物凄く家庭的でマメだよな…」
亮は普通に感心した顔でうなずく…
「は…家庭的って、ここ毎日、誰かさんに手作り弁当を渡していく様な人を言うんだよ!」
「ゴホッゴホッ…」
あの一件以来、千草は亮に毎日の様に朝弁当を渡して行くのだ…(ちなみに、千草は最近髪型を変えてミニツインテールから前髪を一部ピンで止めて後ろをミニポニテにした…理由はただの気分転換らしいが、本当はスポーティに見せたいからなのは秘密だ。)
「もう1つ貰い。」
「フルーツサンドは…」
「わかってるって、BLTサンドにするって。」
ピンポンパンポーン…
『小鳥遊悠、至急職員室に来てください…』
ピンポンパンポン…
「…」
「…その、もう1つやるから頑張れ。」
「ありがとよ…」
悠はサンドイッチを1つ口に食わえて、1つは手に持って走って行く…
… … …
-職員室-
「しひゅ…ング、失礼しま~す。」
中に入ると昼食に出てる人が多いのか、ぽつぽつとしか教師の姿は見えず…
「お、来たな、こっちや。」
「うぃ~す、何か用っすか?」
「まずは、資料の作成ごくろうさん、まさか1日で仕上げてくれるとはなぁ~。」
黒井先生は俺が昨晩ほぼ徹夜で作った資料を嬉しそうにパラパラと捲る。
「そう言って頂けたら光栄です。」
俺は他に教師が居ないので隣の椅子に腰かける
「ほんで、呼び出した理由はこれや。」
「…また資料作りっすか?」
新たに渡された紙束にややうんざり顔をしていると…
「ちゃう、ちゃう、それは配るプリントや、後で皆に配っといてや。」
「そうっすか…分かりました…」
「うん、ほなええで。昼飯いきや。」
「あ~、どうせ今から戻っても中途半端になるからここで一緒に食ってもいいっすか?」
俺はそう言ってポケットからウイダインゼリーを取り出す。
「何や侘しい昼食やな…」
「先生だって、コンビニ弁当じゃ無いっすか。」
机の上のコンビニ弁当を指さす…
「き、今日はたまた…」
「おや、黒井先生、今日は何時ものほか弁じゃ無いんですね。お借りしてた資料置いときます。」
話ていると桜庭先生が資料を置いて去って行く…
「……毎日それっすか?」
「……」
「…栄養偏りますよ。」
「や、やかましい!お前はうちのおかんか!」
「あはは、失礼します!」
黒井先生が逆ギレ気味になったので俺は笑いながら慌てて職員室から飛び出した…
「ったく…ん、忘れていきおった…」
机の上にはウイダインゼリーが置いてあった。
シェイクスピア一節ハムレットより……
-屋上-
「だっ…はっ~~~~ぁ…」
「…それはため息なのか?」
亮は横で胡座をかいて、ため息(?)を吐いている悠を見る…
「ため息だよ…っかため息しかでないよ…」
「まだ覚悟決めて無いのか?えーと…何だった?」
「…イベント実行委員に生徒会長輔佐に副担代理…」
悠は項垂れ、ダミ声で呟く…
「はは、そうだそれだ。」
「何笑ってやがる~~」
ガバァ…
悠は笑っている亮の背中に被さり首に腕を回す。
「悪い悪い、勘弁してくれははは」
「ったく…悪いって思ってね~だろ…」
悠は亮の首から腕を外して反対に向き、亮の背にもたれる様に座る…
「はは、良いじゃないか、そうだ、皆が何て呼んでるか知ってるか?」
「あん?」
「お祭り会長。」
「…ぶっ飛ばす。」
「ははは、冗談だ冗談。」
亮はサンドイッチを口に運ぶ…
「…」
「何だ?」
「弁当うまそうですなぁ~…」
悠は亮の昼飯をじ~っと見る…
「悠、今日の昼飯は?」
「これ。」
ポケットからウイダインゼリーを取り出す…
「…食うか?」
「いただきます。」
悠は亮のサンドイッチを1つ貰い…
「悠は最近めっきり弁当作らないな。」
「ムグムグ…作らないじゃ無くて作れないだ、毎日放課後遅くまで残って家に帰って、買い物行って、洗濯、掃除、ゲーム、鍛練…気が付いたら夜中で寝たらすぐ朝…」
「…今更だけど…」
「あん?」
「悠ってさ…物凄く家庭的でマメだよな…」
亮は普通に感心した顔でうなずく…
「は…家庭的って、ここ毎日、誰かさんに手作り弁当を渡していく様な人を言うんだよ!」
「ゴホッゴホッ…」
あの一件以来、千草は亮に毎日の様に朝弁当を渡して行くのだ…(ちなみに、千草は最近髪型を変えてミニツインテールから前髪を一部ピンで止めて後ろをミニポニテにした…理由はただの気分転換らしいが、本当はスポーティに見せたいからなのは秘密だ。)
「もう1つ貰い。」
「フルーツサンドは…」
「わかってるって、BLTサンドにするって。」
ピンポンパンポーン…
『小鳥遊悠、至急職員室に来てください…』
ピンポンパンポン…
「…」
「…その、もう1つやるから頑張れ。」
「ありがとよ…」
悠はサンドイッチを1つ口に食わえて、1つは手に持って走って行く…
… … …
-職員室-
「しひゅ…ング、失礼しま~す。」
中に入ると昼食に出てる人が多いのか、ぽつぽつとしか教師の姿は見えず…
「お、来たな、こっちや。」
「うぃ~す、何か用っすか?」
「まずは、資料の作成ごくろうさん、まさか1日で仕上げてくれるとはなぁ~。」
黒井先生は俺が昨晩ほぼ徹夜で作った資料を嬉しそうにパラパラと捲る。
「そう言って頂けたら光栄です。」
俺は他に教師が居ないので隣の椅子に腰かける
「ほんで、呼び出した理由はこれや。」
「…また資料作りっすか?」
新たに渡された紙束にややうんざり顔をしていると…
「ちゃう、ちゃう、それは配るプリントや、後で皆に配っといてや。」
「そうっすか…分かりました…」
「うん、ほなええで。昼飯いきや。」
「あ~、どうせ今から戻っても中途半端になるからここで一緒に食ってもいいっすか?」
俺はそう言ってポケットからウイダインゼリーを取り出す。
「何や侘しい昼食やな…」
「先生だって、コンビニ弁当じゃ無いっすか。」
机の上のコンビニ弁当を指さす…
「き、今日はたまた…」
「おや、黒井先生、今日は何時ものほか弁じゃ無いんですね。お借りしてた資料置いときます。」
話ていると桜庭先生が資料を置いて去って行く…
「……毎日それっすか?」
「……」
「…栄養偏りますよ。」
「や、やかましい!お前はうちのおかんか!」
「あはは、失礼します!」
黒井先生が逆ギレ気味になったので俺は笑いながら慌てて職員室から飛び出した…
「ったく…ん、忘れていきおった…」
机の上にはウイダインゼリーが置いてあった。
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