-夏編-気持ちと意地とプライドと…(後編)
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-神拳会道場-
バッ!バッ!バッ!バッ!
「…598…599…600。良し終わりだ亮。」
「ふぅ…」
亮は正拳突きを止めて汗を拭う。
「おぉし、今日は目潰しを教えてやる!」
「目潰しか…」
亮は少し微妙な顔をする…
「んなぁ顔をするなぁ!目潰したぁ立派な技だぜぃ?」
「…羅漢館長、それは分かるが…潰す技は…」
「バァろう!目を潰すなんざ誰でも出来るだろ!俺ぁが教えるのは「技」って言ってんだろぅ!」
パコン!
亮のおでこにデコピンがヒットして小粋な音が鳴る…
「っ痛!じゃ、じゃあ目潰しってどんな技だよ。」
「お前ぇの知ってる目潰し構えてみせろぃ!」
「…」
すっ…
亮は人差し指と中指を開きピースの変形型に手を見せる。
「だぁろうな、一般的には正解だが…んな構えはまず当たらねぇ。」
「…悠も同じ事言ってたな、この目潰しは実戦じゃ、使えないって…」
「まぁ、彼奴ぁは知ってるだろうなぁ…いいかぁまず実戦で指二本で顔を突くてぇのは余程目ン玉潰したいか喧嘩素人かだ、空手の目潰しは2つ、1つはこれだ。」
羅漢は人差し指と親指をたてる(分かりやすく言うとゲッツや子供がピストルの様にする形だ。)
「悠にやった技だな。」
「おぅよ、虎口拳(ここうけん)ってな指の付け根で縁道(眉と鼻の間)を打つ技だ。んでもう一つはこれだ。」
羅漢は手を平手にして指先を少し曲げる
「後はこれで敵に目を擦るだけだ。」
ヒュン!パラパラ…
亮の目元の髪が少し切れる…
「これなら失明しなくても数分視力を奪えるし、避けられても頬とかを掠れる。」
「…何で指先を少し丸めるんだ?」
「猫手って言ってな瓦割りやチョッブで手を真っ直ぐにする奴ぁ素人だ、骨が折れンだよ、だがこうやって猫手にすれば威力も上がるし骨も折れねぇ、手刀の基本だ。」
「成る程…猫手か…」
亮は猫手を作ってみる…
「まぁ、今の二つが空手の技だ…んで次はこれだ分かるか?」
羅漢は人差し指と中指をピタリと合わせて亮に見せる。
「二本貫手…」
「ひゅ~、意外と博学じゃねぇーか」
「悠が教えてくれた…たしか蟷螂拳(とうろうけん)だ。」
「何でも知ってやがるなぁ…、そのとおり、二本貫手は本来喉や打突の技だがよぅ、達人て奴は器用な事が出来てな。これで目ン玉を飛び出させるんだよ。」
「…こんなので突いたら潰れるだろ…」
亮は二本貫手を見る
「言ったろ、達人はって…てめぇの下瞼の辺りに指置いて骨の下に向けて押してみろ目ン玉飛び出るから。」
亮は軽くやってみると目玉が圧迫され、すぐに止める
「やべぇだろ?此なら潰さなく、更にダメージと恐怖を与えれる、目ン玉は繋がってりゃあ押し込めば治療可能だからな…が」
「この技咄嗟に出来ないな…勢いでやったら指が折れかね無いし…」
「あぁ、正解だ。二本貫手使うなら目潰しはやめとけ。」
「使わねぇよこんな技…っか使うバカ居ないだろ…」
亮は手を振るう…
「ま、じゃあ、もう一つ技を教えてやるが…こいつは誰でも出来てヤバい技だ…」
「…一応聞く。」
「古流殺法「眼底砕き」」
… … …
「「古流殺伐がんていくだき?」」
「あぁ…この技はヤバい技でな…こうやって手のひらで目を押さえて…」
悠は自分の目に左手を被せ…
「その上を拳で殴る!」
パンッ!
「今のが本気なら俺は目が潰れてた」
「ど、どしてや!」
「眼球ってのは普通想像されてるより固いんだよ、その固さを利用して、眼球を強烈に打撃すると、眼球な奥にある眼底(薄い膜状の骨)を破壊して脳を直接損傷できる技だ…。」
「こ、ここ、怖い技ですね…」
「……」
ギュッ…
星凪はみなみに抱きつき、翡翠は悠の腕に抱きついたまま更に力を入れる…
「あ、うちも~」
ギュ~
「って…それは首絞めだろ!う、海」
「うむうむ、やっぱ##NAME3##はええな!突っ込みを忘れんへん♪」
「い、いや死ぬから…離してくれ…」
「あ、ごみ~ん♪」
「ふぅ、悪いちょっとトイレ行って来る。」
悠は膝の上の海を退けて、翡翠に離してもらって部屋から出ていく…
「…なぁなぁ~みなみ姉ちゃん、##NAME3##の事好きやろ?」
「ゴホッゴホッ//!」
みなみは紅茶を吹き出しかけてしまう…
「あはは、顔真っ赤やで~」
「…な、なにを…」
「隠してもバレバレやで~見る目がちゃうもん♪」
「…すき?…」
「す、すす、好きなんですか?」
みなみは3人に問い見つめられ
「…///」
「…まっか…」
「みなみ姉ちゃんなら、一発で##NAME3##ゲット出来るやん、何で告白せーへんの?」
「…」
みなみはそっと海の頭に手を置いて…
「悠先輩…今は誰とも付き合わないから…」
「「?」」「…?…」
海達が顔を見合わせて居ると…
「ただいま~っと、お、仲良しだな。」
悠が戻って来て、みなみはそれ以上の事は言わずにただ微笑んでいた…
バッ!バッ!バッ!バッ!
「…598…599…600。良し終わりだ亮。」
「ふぅ…」
亮は正拳突きを止めて汗を拭う。
「おぉし、今日は目潰しを教えてやる!」
「目潰しか…」
亮は少し微妙な顔をする…
「んなぁ顔をするなぁ!目潰したぁ立派な技だぜぃ?」
「…羅漢館長、それは分かるが…潰す技は…」
「バァろう!目を潰すなんざ誰でも出来るだろ!俺ぁが教えるのは「技」って言ってんだろぅ!」
パコン!
亮のおでこにデコピンがヒットして小粋な音が鳴る…
「っ痛!じゃ、じゃあ目潰しってどんな技だよ。」
「お前ぇの知ってる目潰し構えてみせろぃ!」
「…」
すっ…
亮は人差し指と中指を開きピースの変形型に手を見せる。
「だぁろうな、一般的には正解だが…んな構えはまず当たらねぇ。」
「…悠も同じ事言ってたな、この目潰しは実戦じゃ、使えないって…」
「まぁ、彼奴ぁは知ってるだろうなぁ…いいかぁまず実戦で指二本で顔を突くてぇのは余程目ン玉潰したいか喧嘩素人かだ、空手の目潰しは2つ、1つはこれだ。」
羅漢は人差し指と親指をたてる(分かりやすく言うとゲッツや子供がピストルの様にする形だ。)
「悠にやった技だな。」
「おぅよ、虎口拳(ここうけん)ってな指の付け根で縁道(眉と鼻の間)を打つ技だ。んでもう一つはこれだ。」
羅漢は手を平手にして指先を少し曲げる
「後はこれで敵に目を擦るだけだ。」
ヒュン!パラパラ…
亮の目元の髪が少し切れる…
「これなら失明しなくても数分視力を奪えるし、避けられても頬とかを掠れる。」
「…何で指先を少し丸めるんだ?」
「猫手って言ってな瓦割りやチョッブで手を真っ直ぐにする奴ぁ素人だ、骨が折れンだよ、だがこうやって猫手にすれば威力も上がるし骨も折れねぇ、手刀の基本だ。」
「成る程…猫手か…」
亮は猫手を作ってみる…
「まぁ、今の二つが空手の技だ…んで次はこれだ分かるか?」
羅漢は人差し指と中指をピタリと合わせて亮に見せる。
「二本貫手…」
「ひゅ~、意外と博学じゃねぇーか」
「悠が教えてくれた…たしか蟷螂拳(とうろうけん)だ。」
「何でも知ってやがるなぁ…、そのとおり、二本貫手は本来喉や打突の技だがよぅ、達人て奴は器用な事が出来てな。これで目ン玉を飛び出させるんだよ。」
「…こんなので突いたら潰れるだろ…」
亮は二本貫手を見る
「言ったろ、達人はって…てめぇの下瞼の辺りに指置いて骨の下に向けて押してみろ目ン玉飛び出るから。」
亮は軽くやってみると目玉が圧迫され、すぐに止める
「やべぇだろ?此なら潰さなく、更にダメージと恐怖を与えれる、目ン玉は繋がってりゃあ押し込めば治療可能だからな…が」
「この技咄嗟に出来ないな…勢いでやったら指が折れかね無いし…」
「あぁ、正解だ。二本貫手使うなら目潰しはやめとけ。」
「使わねぇよこんな技…っか使うバカ居ないだろ…」
亮は手を振るう…
「ま、じゃあ、もう一つ技を教えてやるが…こいつは誰でも出来てヤバい技だ…」
「…一応聞く。」
「古流殺法「眼底砕き」」
… … …
「「古流殺伐がんていくだき?」」
「あぁ…この技はヤバい技でな…こうやって手のひらで目を押さえて…」
悠は自分の目に左手を被せ…
「その上を拳で殴る!」
パンッ!
「今のが本気なら俺は目が潰れてた」
「ど、どしてや!」
「眼球ってのは普通想像されてるより固いんだよ、その固さを利用して、眼球を強烈に打撃すると、眼球な奥にある眼底(薄い膜状の骨)を破壊して脳を直接損傷できる技だ…。」
「こ、ここ、怖い技ですね…」
「……」
ギュッ…
星凪はみなみに抱きつき、翡翠は悠の腕に抱きついたまま更に力を入れる…
「あ、うちも~」
ギュ~
「って…それは首絞めだろ!う、海」
「うむうむ、やっぱ##NAME3##はええな!突っ込みを忘れんへん♪」
「い、いや死ぬから…離してくれ…」
「あ、ごみ~ん♪」
「ふぅ、悪いちょっとトイレ行って来る。」
悠は膝の上の海を退けて、翡翠に離してもらって部屋から出ていく…
「…なぁなぁ~みなみ姉ちゃん、##NAME3##の事好きやろ?」
「ゴホッゴホッ//!」
みなみは紅茶を吹き出しかけてしまう…
「あはは、顔真っ赤やで~」
「…な、なにを…」
「隠してもバレバレやで~見る目がちゃうもん♪」
「…すき?…」
「す、すす、好きなんですか?」
みなみは3人に問い見つめられ
「…///」
「…まっか…」
「みなみ姉ちゃんなら、一発で##NAME3##ゲット出来るやん、何で告白せーへんの?」
「…」
みなみはそっと海の頭に手を置いて…
「悠先輩…今は誰とも付き合わないから…」
「「?」」「…?…」
海達が顔を見合わせて居ると…
「ただいま~っと、お、仲良しだな。」
悠が戻って来て、みなみはそれ以上の事は言わずにただ微笑んでいた…