-夏編-気持ちと意地とプライドと…(後編)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
-泉家-
「ただいま~」
「お~ゆーちゃん、お帰り~、珍しいね~私より帰りが遅いって~」
こなたお姉ちゃんがスポブラと短パン姿でゲームをしている。
「うん、みなみちゃんと…ちょっと遊んでたの♪」
「ふ~ん?何か良いことあったの?やけに楽しそうだね?」
「え//そ、そうかな?あ!そうだ!お姉ちゃんこれあげる」
「ん?クッキーと紅茶…葉?」
「うん、凄く美味しいよ。」
ゆーちゃんはそう言うと階段を上がり自分の部屋に行く…
「…?」
クッキーは手作りの様で紅茶葉缶は一目で高級感が漂っている…
「な~んか怪しいな~…」
こなたは顎に手を当て、にゃりっと笑った…
… …
-岩崎家前-
「こちらですか?」
「…はい、ありがとう御座いました。」
「いえいえ、坊っちゃんのご友人に失礼が有るといけませんから。」
近藤さんは小さく笑う。
「…あ、あの…」
「あ、そうだ、此方をどうぞ、クッキーと紅茶葉ですが。」
「あ、ありがとうございます…」
私はクッキーと紅茶葉缶を受け取り…車から降りて
「それでは失礼しますね。」
「…はい」
「そうだ、私は毎日バロンに餌をやりに行って居りますのでまた、坊っちゃんにお会いしたくなれば今日と同じ時間で平気でしたらお送りしますので、では。」
「!…はい、色々と本当にありがとう御座いました…」
私はお辞儀をして車を見送り家に戻った…
… … …
-トレーニングルーム-
検査の後、夕食まで軽く汗を流そうと何度目かのトレーニングルームに足を運ぶと
パシュ…
「ん?先客か…」
バシッ!ドガガ!ズン!
ちびっこ3人集が誰かと戦っているが…
ズガ!ガギン!ドゴォ!
一方的に3人集にボコられていると言ってもいいだろう…
『ほぉ~い、そこまでや、もぅええで~』
ピタ…
「弱すぎ、練習にならんし!」
「あ、あの、折角相手してくれた人にそんな言い方は…ねぇ、すいちゃん」
「……」
空の声で3人は動きを止めて倒れている対戦者から離れていく…
「くっ…ガキが…」
ガコッ!
対戦者はどうやら20代の男の様だ、被っていたヘルメットの様な物を横に放りなげる。
「なんやと!」
「くそガキどもが!此方が下手にで、痛でででっ?!」
「子供に切れんなよ?大人気ないぞ?」
男は夏喜に掴み掛かろうとしたので、俺は後から男の耳をおもいっきり引っ張る
「な、何だテメェ!」
「負けた奴が騒ぐな、終わったんなら下がれよ。」
「野ろ…うっ…!」
びゅふ…風が走り男の髪が靡く…
「見えたか?顔と両頬に1発づつだ?」
悠は左拳を見せる
「い…いや…」
「なら、頭冷して1から鍛え直せ、無理なら消えろ!」
一喝すると男は慌てて出ていく。
「余計な事を…」
「にっしし、悪いなああ言うのを見るとついな。」
ポンっと、夏喜の頭に手を置くが速手を払われた。
『こぉら!海!ご子息になんちゅう事を!!』
き~ん… フル音量で空の声が耳をつんざく…
「う、海さん、いいから。」
耳を押さえつつ俺はそう叫んで空に手を振る…
「で、何のようや、人の邪魔して…」
「海ちゃん、そんな言い方は…」
冬花は俺に気を使うが
「はは、あんな奴じゃ相手にならないだろ?俺に相手させてくれよ。」
「いやや!」
見事に拒否されてしまった…
「す、すいません!すいません!」
何故かペコペコと冬花が頭を下げ続ける…
「いや、頭は下げなくていいから。」
「第一あんた怪我人やろ?そんなんでうちらの相手が勤まる訳ない!ほな、さいなら!」
夏喜は不機嫌にトレーニングルームを出ていってしまった。
「…ふむ、ダメか…」
「あ、ああ、あのあの…」
「うん?」
「わ、私達で良かったらその…練習相手しますけど…」
「…コク…」
「あ、是非頼むよ!」
それから小一時間、鍛練に付き合ってもらったが…
「…ん~、参ったな…かすりもしないとは…」
昨日より速い拳を軽々と避けられ続けた…
「わ、私は、すいちゃんや海ちゃんみたいに技が無いですから、避ける事が得意なんです。」
「いや、避けるのが得意ってレベルじゃ無いぜ?な、ヒントをくれよ、何で避けれるんだ?」
「え、えと…制空圏を広げずに、ギリギリまで引き付けて空気の流れを読みます…」
「制空圏を縮めたら反応鈍らないのか?」
「ち、ちち、縮めるのではなくて絞りこむんです。それで最小限の動きで避けます…」
「…(成る程、だから体を突き抜けた感じだったのか)『絶対回避』か…」
「え?」
「あ、いや『絶対回避』って感じだなと思ってな、じゃありがと、二人ともまたな。」
「あ、はい!また…」
「…フリフリ…」
冬花はペコっと頭を下げて翡翠は手を振って送ってくれた。
「ただいま~」
「お~ゆーちゃん、お帰り~、珍しいね~私より帰りが遅いって~」
こなたお姉ちゃんがスポブラと短パン姿でゲームをしている。
「うん、みなみちゃんと…ちょっと遊んでたの♪」
「ふ~ん?何か良いことあったの?やけに楽しそうだね?」
「え//そ、そうかな?あ!そうだ!お姉ちゃんこれあげる」
「ん?クッキーと紅茶…葉?」
「うん、凄く美味しいよ。」
ゆーちゃんはそう言うと階段を上がり自分の部屋に行く…
「…?」
クッキーは手作りの様で紅茶葉缶は一目で高級感が漂っている…
「な~んか怪しいな~…」
こなたは顎に手を当て、にゃりっと笑った…
… …
-岩崎家前-
「こちらですか?」
「…はい、ありがとう御座いました。」
「いえいえ、坊っちゃんのご友人に失礼が有るといけませんから。」
近藤さんは小さく笑う。
「…あ、あの…」
「あ、そうだ、此方をどうぞ、クッキーと紅茶葉ですが。」
「あ、ありがとうございます…」
私はクッキーと紅茶葉缶を受け取り…車から降りて
「それでは失礼しますね。」
「…はい」
「そうだ、私は毎日バロンに餌をやりに行って居りますのでまた、坊っちゃんにお会いしたくなれば今日と同じ時間で平気でしたらお送りしますので、では。」
「!…はい、色々と本当にありがとう御座いました…」
私はお辞儀をして車を見送り家に戻った…
… … …
-トレーニングルーム-
検査の後、夕食まで軽く汗を流そうと何度目かのトレーニングルームに足を運ぶと
パシュ…
「ん?先客か…」
バシッ!ドガガ!ズン!
ちびっこ3人集が誰かと戦っているが…
ズガ!ガギン!ドゴォ!
一方的に3人集にボコられていると言ってもいいだろう…
『ほぉ~い、そこまでや、もぅええで~』
ピタ…
「弱すぎ、練習にならんし!」
「あ、あの、折角相手してくれた人にそんな言い方は…ねぇ、すいちゃん」
「……」
空の声で3人は動きを止めて倒れている対戦者から離れていく…
「くっ…ガキが…」
ガコッ!
対戦者はどうやら20代の男の様だ、被っていたヘルメットの様な物を横に放りなげる。
「なんやと!」
「くそガキどもが!此方が下手にで、痛でででっ?!」
「子供に切れんなよ?大人気ないぞ?」
男は夏喜に掴み掛かろうとしたので、俺は後から男の耳をおもいっきり引っ張る
「な、何だテメェ!」
「負けた奴が騒ぐな、終わったんなら下がれよ。」
「野ろ…うっ…!」
びゅふ…風が走り男の髪が靡く…
「見えたか?顔と両頬に1発づつだ?」
悠は左拳を見せる
「い…いや…」
「なら、頭冷して1から鍛え直せ、無理なら消えろ!」
一喝すると男は慌てて出ていく。
「余計な事を…」
「にっしし、悪いなああ言うのを見るとついな。」
ポンっと、夏喜の頭に手を置くが速手を払われた。
『こぉら!海!ご子息になんちゅう事を!!』
き~ん… フル音量で空の声が耳をつんざく…
「う、海さん、いいから。」
耳を押さえつつ俺はそう叫んで空に手を振る…
「で、何のようや、人の邪魔して…」
「海ちゃん、そんな言い方は…」
冬花は俺に気を使うが
「はは、あんな奴じゃ相手にならないだろ?俺に相手させてくれよ。」
「いやや!」
見事に拒否されてしまった…
「す、すいません!すいません!」
何故かペコペコと冬花が頭を下げ続ける…
「いや、頭は下げなくていいから。」
「第一あんた怪我人やろ?そんなんでうちらの相手が勤まる訳ない!ほな、さいなら!」
夏喜は不機嫌にトレーニングルームを出ていってしまった。
「…ふむ、ダメか…」
「あ、ああ、あのあの…」
「うん?」
「わ、私達で良かったらその…練習相手しますけど…」
「…コク…」
「あ、是非頼むよ!」
それから小一時間、鍛練に付き合ってもらったが…
「…ん~、参ったな…かすりもしないとは…」
昨日より速い拳を軽々と避けられ続けた…
「わ、私は、すいちゃんや海ちゃんみたいに技が無いですから、避ける事が得意なんです。」
「いや、避けるのが得意ってレベルじゃ無いぜ?な、ヒントをくれよ、何で避けれるんだ?」
「え、えと…制空圏を広げずに、ギリギリまで引き付けて空気の流れを読みます…」
「制空圏を縮めたら反応鈍らないのか?」
「ち、ちち、縮めるのではなくて絞りこむんです。それで最小限の動きで避けます…」
「…(成る程、だから体を突き抜けた感じだったのか)『絶対回避』か…」
「え?」
「あ、いや『絶対回避』って感じだなと思ってな、じゃありがと、二人ともまたな。」
「あ、はい!また…」
「…フリフリ…」
冬花はペコっと頭を下げて翡翠は手を振って送ってくれた。