-夏編-気持ちと意地とプライドと…(後編)
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「成る程…学校に来てなかったから家に来ていて、近藤に連れて来てもらったって訳か…」
「…はい。」
「また…喧嘩ですか?」
ゆたかは包帯を巻いた足と右目の眼帯を見る…
「にっしし、まぁ、右目は自分でやっちまたけどな」
「「……」」
「まぁそんな顔するな、今回はかなりの収穫があったしな、にひひ」
コンコン!
「あいよ?」
ノックの後にドアが開き
「ぼっちゃん、お茶をお持ちしました。」
近藤が何やら色々運んできて…
「ゆたか、みなみ、紅茶と珈琲どっちがいい?」
「…紅茶で。」
「私も紅茶で大丈夫です。」
「二人には紅茶で、俺は茶を頼む。」
「かしこまりました。」
近藤は慣れた手つきでゆたかとみなみの前にカップとミルクと檸檬を置き
「どの銘柄がよろしいですか?」
「あ、えと…」
近藤は紅茶葉缶をゆたかとみなみに見せ、何れが良いかと尋ねるが…
「よろしければ、ぼっちゃんが説明しますが?」
「俺がかよ!っか、ぼっちゃんて言うな!」
「…悠先輩は紅茶も詳しいのですか?…」
「いや、…毛の生えた程度の知識だけだ…」
「古来より、食は説明を聞いて嘱すと一層旨味をますと言われますよ。」
「をい…」
「あ、あの良かったら説明お願いします。」
「…私も聞きたいです。」
「では、ぼっちゃん此方に置いておきますから、お嬢さん方を楽しませますように…」
「うっせい!さっさと行け!後ぼっちゃんは本当に止めろ!」
悠は立ち上がり近藤を追い出そうと背中を押していき
「ははは。」
近藤は笑いながら部屋を出ていき…
「ったく!」
出ていったのを確認し終わりゆたか達の前に戻ると…
「あのゆうセンパイ?」
「あん?」
「…じ~…」
二人の視線は俺の側面側を見ている…
「何だ?」
「……」
「翡翠ちゃん?!い、いつの間に…」
「……」
近藤を追い出した時に入ったのだろうか…
「……一緒にお茶飲むか?」
追い出すのも可哀想なのでお茶を飲むか尋ねると
「…コク…」
「良いかな?二人とも?」
「大丈夫です。」
「…構いません。」
「OK、この子は春野翡翠ちゃんだ、物凄い無口、ちょっとした知り合いだ。」
「…コク…」
「私は小早川ゆたかだよ、よろしくね、春野ちゃん」
「…岩崎みなみです、よろしく…」
「…コクコク…」
三人が話終えたタイミングで
「さて、ではお嬢様がた、不祥この小鳥遊悠がご説明さして戴きます。」
俺は幾つか茶葉缶を並べ…
「まずは『紅茶』についてですが、『紅茶』は伝統的に中国で栽培されていた低木の茶木(中国種)の葉から作られていましたが、1823年インド、アッサム地方の高木の別種の茶木が発見された以後、インドやスリランカなどで交配が盛んになりました。」
そこまで説明すると…
「では、皆様お好きな缶をお取りください。」
笑顔で皆に好きな缶を選んでもらい…
「ではまずはゆたか様から…」
「あ、はは、はい…//」
意外にも悠は手際良く紅茶を入れ
「では続いては銘柄についての説明に移らせて戴きます。こちらは、『アッサム』インドの北部が原産で…水色(すいしょく)は澄んだ濃いめの紅色でミルクティ-に適する甘く、芳醇な香気を持ち、癖がなく渋味も弱いがコクのある濃厚な味になります。」
コトリ…
ゆたかの前にミルクと紅茶を置き…
「続いては翡翠様」
「…コク…」
翡翠から缶を受け取り。
「此方は『ミルギリ』インド南部が原産でスリランカに近く、水色は濃い橙色でミルクやスパイスを用いるバリエーションティーになります。どうぞ。」
「……ありがとう……」
翡翠には砂糖、ミルク、ジャムと一緒に紅茶を渡し…
「最後にみなみ様ですが。」
「…私はダージリンです…」
みなみは微笑を浮かべそっと缶を渡して来る
「みなみ様は紅茶の知識がおありですね?」
「…でも、説明お願いします//…」
「わかりました、此方は『ダージリン』水色は透明度の高い琥珀色でストレートティー向き。世界最高と称される特徴的なマスカットフレーバー…」
「あの…」
ゆたかが手を挙げて…
「はい?何でしょうか?」
「マスカットフレーバーって何ですか?」
ゆたかの質問に
「…マスカットフレーバーはマスカルテルとも言われる、『香気』の事だよ…」
「その通りでございます。みなみ様」
「そうなんだ!みなみちゃん凄~い!」
「…コクコク…」
「…///…」
ゆたかと翡翠の尊敬の眼差しにみなみは顔を赤らめる
「では、続けます、マスカットフレーバーとの好ましい刺激的なパンジェンシーを持ち、特に硬度の低い水を使うと良く香りが出ると言われております。」
みなみにはストレートティーで紅茶を渡し…
「では、皆様お楽しみ下さい、クッキー、スコーン等もご用意しておりますので…」
パチパチパチパチ!
説明が終わると三人から拍手と笑顔のエールが送られて来た。
「…はい。」
「また…喧嘩ですか?」
ゆたかは包帯を巻いた足と右目の眼帯を見る…
「にっしし、まぁ、右目は自分でやっちまたけどな」
「「……」」
「まぁそんな顔するな、今回はかなりの収穫があったしな、にひひ」
コンコン!
「あいよ?」
ノックの後にドアが開き
「ぼっちゃん、お茶をお持ちしました。」
近藤が何やら色々運んできて…
「ゆたか、みなみ、紅茶と珈琲どっちがいい?」
「…紅茶で。」
「私も紅茶で大丈夫です。」
「二人には紅茶で、俺は茶を頼む。」
「かしこまりました。」
近藤は慣れた手つきでゆたかとみなみの前にカップとミルクと檸檬を置き
「どの銘柄がよろしいですか?」
「あ、えと…」
近藤は紅茶葉缶をゆたかとみなみに見せ、何れが良いかと尋ねるが…
「よろしければ、ぼっちゃんが説明しますが?」
「俺がかよ!っか、ぼっちゃんて言うな!」
「…悠先輩は紅茶も詳しいのですか?…」
「いや、…毛の生えた程度の知識だけだ…」
「古来より、食は説明を聞いて嘱すと一層旨味をますと言われますよ。」
「をい…」
「あ、あの良かったら説明お願いします。」
「…私も聞きたいです。」
「では、ぼっちゃん此方に置いておきますから、お嬢さん方を楽しませますように…」
「うっせい!さっさと行け!後ぼっちゃんは本当に止めろ!」
悠は立ち上がり近藤を追い出そうと背中を押していき
「ははは。」
近藤は笑いながら部屋を出ていき…
「ったく!」
出ていったのを確認し終わりゆたか達の前に戻ると…
「あのゆうセンパイ?」
「あん?」
「…じ~…」
二人の視線は俺の側面側を見ている…
「何だ?」
「……」
「翡翠ちゃん?!い、いつの間に…」
「……」
近藤を追い出した時に入ったのだろうか…
「……一緒にお茶飲むか?」
追い出すのも可哀想なのでお茶を飲むか尋ねると
「…コク…」
「良いかな?二人とも?」
「大丈夫です。」
「…構いません。」
「OK、この子は春野翡翠ちゃんだ、物凄い無口、ちょっとした知り合いだ。」
「…コク…」
「私は小早川ゆたかだよ、よろしくね、春野ちゃん」
「…岩崎みなみです、よろしく…」
「…コクコク…」
三人が話終えたタイミングで
「さて、ではお嬢様がた、不祥この小鳥遊悠がご説明さして戴きます。」
俺は幾つか茶葉缶を並べ…
「まずは『紅茶』についてですが、『紅茶』は伝統的に中国で栽培されていた低木の茶木(中国種)の葉から作られていましたが、1823年インド、アッサム地方の高木の別種の茶木が発見された以後、インドやスリランカなどで交配が盛んになりました。」
そこまで説明すると…
「では、皆様お好きな缶をお取りください。」
笑顔で皆に好きな缶を選んでもらい…
「ではまずはゆたか様から…」
「あ、はは、はい…//」
意外にも悠は手際良く紅茶を入れ
「では続いては銘柄についての説明に移らせて戴きます。こちらは、『アッサム』インドの北部が原産で…水色(すいしょく)は澄んだ濃いめの紅色でミルクティ-に適する甘く、芳醇な香気を持ち、癖がなく渋味も弱いがコクのある濃厚な味になります。」
コトリ…
ゆたかの前にミルクと紅茶を置き…
「続いては翡翠様」
「…コク…」
翡翠から缶を受け取り。
「此方は『ミルギリ』インド南部が原産でスリランカに近く、水色は濃い橙色でミルクやスパイスを用いるバリエーションティーになります。どうぞ。」
「……ありがとう……」
翡翠には砂糖、ミルク、ジャムと一緒に紅茶を渡し…
「最後にみなみ様ですが。」
「…私はダージリンです…」
みなみは微笑を浮かべそっと缶を渡して来る
「みなみ様は紅茶の知識がおありですね?」
「…でも、説明お願いします//…」
「わかりました、此方は『ダージリン』水色は透明度の高い琥珀色でストレートティー向き。世界最高と称される特徴的なマスカットフレーバー…」
「あの…」
ゆたかが手を挙げて…
「はい?何でしょうか?」
「マスカットフレーバーって何ですか?」
ゆたかの質問に
「…マスカットフレーバーはマスカルテルとも言われる、『香気』の事だよ…」
「その通りでございます。みなみ様」
「そうなんだ!みなみちゃん凄~い!」
「…コクコク…」
「…///…」
ゆたかと翡翠の尊敬の眼差しにみなみは顔を赤らめる
「では、続けます、マスカットフレーバーとの好ましい刺激的なパンジェンシーを持ち、特に硬度の低い水を使うと良く香りが出ると言われております。」
みなみにはストレートティーで紅茶を渡し…
「では、皆様お楽しみ下さい、クッキー、スコーン等もご用意しておりますので…」
パチパチパチパチ!
説明が終わると三人から拍手と笑顔のエールが送られて来た。