-夏編-気持と意地とプライドと…(前編)
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-屋上(昼休み)-
亮は昼休みになると同時に屋上に来て電話をかけていた
「もしもし?」
『あら、亮君がかけて来るなんて…明日は雨かしら?クスクス』
「…悠は今何処にいる?」
『意地悪しちゃおうかしら。』
「何?」
『ふふ、教えてあげない♪代わりにヒントをあげるわ』
「ヒント?」
『悠は病院には居ない、そして家にも居ない、けど家に居る。』
「意味が分からん…」
『クスクス、後は愛しの人に聞くのもありね、じゃ頑張って…ねっ』
プッ…つーつー
「く、切りやがった…」
亮は携帯をポケットに終い…
「…相棒どこ居るんだよ…」
外を静かに眺めていた…
-悠の部屋(ビル内)-
「クシュン!」
「風邪ですか?」
「いや、只のくしゃみだ…っかさー、やめて良い?飽きたんだけど…」
悠は筆を器用に親指→人差し指→中指…っと回しながら移動させていく。
「まだ、始めて10分と経っていませんよ。」
「いや、そうだけど…今更絵の勉強は…」
「兜馬様のご命令です、教養、英会話、文学、経営学を今日はやっていただきますから。」
…
「聞いておりま…」
振り向くと悠の姿は消えていた…
「まったく…!?」
キャンバスを見ると題材通りの絵が描かれていた…
-廊下-
「あれ?ぼっちゃん今は教養のお時間では?」
「逃げてきた。」
「ぼっちゃん…」
「今更絵何か描けるかよ、っか怪我人にどれだけストレス与える気だよ?」
「まだ7時間しか勉強しておりませんが…」
「まだ、じゃ無いだろ…普通7時間もぶっ通しでするか持って来てもらった教科書全部終ったぜ?」
「しません、と言うか嫌です。」
「だろ?まぁそれは後で親父と話すとして、近藤さん、家からこれ取って来てくれないか?」
悠は近藤に紙を渡す。
「これは?」
「着替えとかゲームとか持って来て欲しい物と置いてる場所、それにバロン達が心配だからな。」
「わかりました。それでぼっちゃんは今から何を?」
「もち、トレーニング♪昨日のルーム、彼処何気に色々出来るみたいだからな。」
ぼっちゃんは松葉杖をつき歩いていく
「?そちらは階段ですよ?」
「いんだよ、表のエレベーター使ったら社員と顔合わすかも知れないだろ。」
「ぼっちゃん…」
「じゃ、頼むな、後いい加減ぼっちゃんはやめろっての。」
「わかりました。すぐに取りに行ってきます、ぼっちゃん。」
… … …
-戦闘実験ルーム-
「うっし、やるか…」
パンパカパ~ン
投げられ君1号(砂)
投げられ君2号(砂鉄)
投げられ君3号(水)
【投げられ君・人間を型どる様に作られた人形(?)物凄く重く硬い主に投げ技の練習に使用】
「…(重心を考え相手の力を利用して…)」
スッ…ズダァン!
スッ… ズダァン!
スッ… ズダァン!
~1時間後~
「はぁはぁ…く~左だけじゃ上手く投げれん…」
とは言うものの数百キロはある投げられ君3号を一時間投げ続けていた…
「でぇい!もう一回だ!」
グッ…ラ…
「ヤバ!!」
力の入れたかを誤り、バランスを崩した投げられ君が前倒れになり…
ガスン!
「ぐべっ…」
投げられ君に押し倒され動けなくなってしまった…
「ぐっ……くそ!重い…」
仰向けて倒れ左手しか使えない上に足が踏ん張れなく投げられ君を押し返せない…
[注・投げられ君3号は約120キロあります]
「まずったな…」
途方にくれていると
ヒョイ、グリン…
「うぉ!」
「…」
急に軽くなったと思うと翡翠が居て投げられ君を横に移動させてくれていた…
「あ、た、助かったよ…えと…春野…翡翠ちゃんだったよな?」
「コクン…」
翡翠は肯定を表したいのか(?)小さく会釈する。
「よっと…」
俺は立ち上がり、投げられ君3号に触り
「よく、片手でこれ投げれたな…」
「…」
すると…
スッ… グリィン!スパァン!
「!?すげ…」
翡翠が投げられ君3号の手に触れたと思ったら投げられ君3号は一回転して頭から下に落ちる…
「…」
グィ…クィクィ…
「え?俺もか?」
「コク…」
服の裾を引っ張られ投げられ君3号を指さし頷く…
「先に言うけど、俺は春野ちゃんみたいに上手くないからな?」
倒れてある投げられ君3号を掴み…
グィィ… スッ… ズダン!
さっきは失敗したが、腕を自分側に引き前倒れになる投げられ君3号を、手首の半回転と重心を左足に移動で投げられ君3号は左側にぶっ倒れる。
「どうだ?」
パチパチ…
「…」
無言では有るが小さく笑って拍手をくれる。
「はは、ありがと…」
「……もおすこしあしをひらくといい……」
「えっ?」
「…」
アドバイス(?)を言った、後翡翠は口を閉じ投げられ君を立てらして俺の方を見る…
「…OK…いくぞ…」
グィィ… スッ… ビュバァ!
「ぬわっ!!」
さっきより足を少し開いただけなのに軽い力で投げられ君3号は横に飛んでいき
「…」
スッ、タン!
「ひゅう……」
翡翠目掛けて飛んでいった投げられ君3号だが翡翠は静に投げられ君3号の胸の部分を押さえる様にして下に寝かせた…
「…」
「参ったよ、春野ちゃんは凄いな。」
ワシワシっと頭を撫でると…
「…」
クィクィ…
もっと撫でて欲しいのか手に頭をクィクィっと押し付けて来る…
「…(犬みたいな子だな)」
ワシワシ…ワシワシ…
数分撫でてあげると翡翠は満足したのか俺の手をのけ…
「……」
俺の顔を髪の間に隠れた目を見ようよ見上げて来る。
「顔が気になるか?」
身を屈めて視線を合わせてやると…
すっ…サァァ…
俺の前髪を左右に掻き分ける…
「…」
「どうかしたか?あんまり見つめられると照れるぞ?」
「……」
何も答えず翡翠は何が面白いのか俺の顔をマジマジと見つめてくる…
「(まいったな…もう立てっていいのか?)」
亮は昼休みになると同時に屋上に来て電話をかけていた
「もしもし?」
『あら、亮君がかけて来るなんて…明日は雨かしら?クスクス』
「…悠は今何処にいる?」
『意地悪しちゃおうかしら。』
「何?」
『ふふ、教えてあげない♪代わりにヒントをあげるわ』
「ヒント?」
『悠は病院には居ない、そして家にも居ない、けど家に居る。』
「意味が分からん…」
『クスクス、後は愛しの人に聞くのもありね、じゃ頑張って…ねっ』
プッ…つーつー
「く、切りやがった…」
亮は携帯をポケットに終い…
「…相棒どこ居るんだよ…」
外を静かに眺めていた…
-悠の部屋(ビル内)-
「クシュン!」
「風邪ですか?」
「いや、只のくしゃみだ…っかさー、やめて良い?飽きたんだけど…」
悠は筆を器用に親指→人差し指→中指…っと回しながら移動させていく。
「まだ、始めて10分と経っていませんよ。」
「いや、そうだけど…今更絵の勉強は…」
「兜馬様のご命令です、教養、英会話、文学、経営学を今日はやっていただきますから。」
…
「聞いておりま…」
振り向くと悠の姿は消えていた…
「まったく…!?」
キャンバスを見ると題材通りの絵が描かれていた…
-廊下-
「あれ?ぼっちゃん今は教養のお時間では?」
「逃げてきた。」
「ぼっちゃん…」
「今更絵何か描けるかよ、っか怪我人にどれだけストレス与える気だよ?」
「まだ7時間しか勉強しておりませんが…」
「まだ、じゃ無いだろ…普通7時間もぶっ通しでするか持って来てもらった教科書全部終ったぜ?」
「しません、と言うか嫌です。」
「だろ?まぁそれは後で親父と話すとして、近藤さん、家からこれ取って来てくれないか?」
悠は近藤に紙を渡す。
「これは?」
「着替えとかゲームとか持って来て欲しい物と置いてる場所、それにバロン達が心配だからな。」
「わかりました。それでぼっちゃんは今から何を?」
「もち、トレーニング♪昨日のルーム、彼処何気に色々出来るみたいだからな。」
ぼっちゃんは松葉杖をつき歩いていく
「?そちらは階段ですよ?」
「いんだよ、表のエレベーター使ったら社員と顔合わすかも知れないだろ。」
「ぼっちゃん…」
「じゃ、頼むな、後いい加減ぼっちゃんはやめろっての。」
「わかりました。すぐに取りに行ってきます、ぼっちゃん。」
… … …
-戦闘実験ルーム-
「うっし、やるか…」
パンパカパ~ン
投げられ君1号(砂)
投げられ君2号(砂鉄)
投げられ君3号(水)
【投げられ君・人間を型どる様に作られた人形(?)物凄く重く硬い主に投げ技の練習に使用】
「…(重心を考え相手の力を利用して…)」
スッ…ズダァン!
スッ… ズダァン!
スッ… ズダァン!
~1時間後~
「はぁはぁ…く~左だけじゃ上手く投げれん…」
とは言うものの数百キロはある投げられ君3号を一時間投げ続けていた…
「でぇい!もう一回だ!」
グッ…ラ…
「ヤバ!!」
力の入れたかを誤り、バランスを崩した投げられ君が前倒れになり…
ガスン!
「ぐべっ…」
投げられ君に押し倒され動けなくなってしまった…
「ぐっ……くそ!重い…」
仰向けて倒れ左手しか使えない上に足が踏ん張れなく投げられ君を押し返せない…
[注・投げられ君3号は約120キロあります]
「まずったな…」
途方にくれていると
ヒョイ、グリン…
「うぉ!」
「…」
急に軽くなったと思うと翡翠が居て投げられ君を横に移動させてくれていた…
「あ、た、助かったよ…えと…春野…翡翠ちゃんだったよな?」
「コクン…」
翡翠は肯定を表したいのか(?)小さく会釈する。
「よっと…」
俺は立ち上がり、投げられ君3号に触り
「よく、片手でこれ投げれたな…」
「…」
すると…
スッ… グリィン!スパァン!
「!?すげ…」
翡翠が投げられ君3号の手に触れたと思ったら投げられ君3号は一回転して頭から下に落ちる…
「…」
グィ…クィクィ…
「え?俺もか?」
「コク…」
服の裾を引っ張られ投げられ君3号を指さし頷く…
「先に言うけど、俺は春野ちゃんみたいに上手くないからな?」
倒れてある投げられ君3号を掴み…
グィィ… スッ… ズダン!
さっきは失敗したが、腕を自分側に引き前倒れになる投げられ君3号を、手首の半回転と重心を左足に移動で投げられ君3号は左側にぶっ倒れる。
「どうだ?」
パチパチ…
「…」
無言では有るが小さく笑って拍手をくれる。
「はは、ありがと…」
「……もおすこしあしをひらくといい……」
「えっ?」
「…」
アドバイス(?)を言った、後翡翠は口を閉じ投げられ君を立てらして俺の方を見る…
「…OK…いくぞ…」
グィィ… スッ… ビュバァ!
「ぬわっ!!」
さっきより足を少し開いただけなのに軽い力で投げられ君3号は横に飛んでいき
「…」
スッ、タン!
「ひゅう……」
翡翠目掛けて飛んでいった投げられ君3号だが翡翠は静に投げられ君3号の胸の部分を押さえる様にして下に寝かせた…
「…」
「参ったよ、春野ちゃんは凄いな。」
ワシワシっと頭を撫でると…
「…」
クィクィ…
もっと撫でて欲しいのか手に頭をクィクィっと押し付けて来る…
「…(犬みたいな子だな)」
ワシワシ…ワシワシ…
数分撫でてあげると翡翠は満足したのか俺の手をのけ…
「……」
俺の顔を髪の間に隠れた目を見ようよ見上げて来る。
「顔が気になるか?」
身を屈めて視線を合わせてやると…
すっ…サァァ…
俺の前髪を左右に掻き分ける…
「…」
「どうかしたか?あんまり見つめられると照れるぞ?」
「……」
何も答えず翡翠は何が面白いのか俺の顔をマジマジと見つめてくる…
「(まいったな…もう立てっていいのか?)」