-夏編-気持と意地とプライドと…(前編)
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-専用エレベーター-
「はぁはぁ…」
「ぼっち…」ギロ!
睨みつけると
「…悠様どうなされたのですかその御体は?」
「はぁはぁちょっと、やられただけだよ…近藤さん、親父は?」
「兜馬様は只今ロシアに行っております、明日にはご帰還なされると思いますが…」
「そうか…はぁはぁ、ドクターに至急治療を頼みたい…」
「勿論です!」
チーン!
「今呼んでくるので暫しお待ちください!」
「はぁはぁ…」
椅子にかけて目を瞑って居ると
ヒタヒタ…
「…」「…」
気配を感じる…足音は限りなく無音に近かったが俺の前に数人誰かが立っている
………
-悠の家前-
「くそ!家にも居なかった…」
「病院に問い合わせてみたけど違うみたい…」
「…悠一体どこに行ったんだろう…」
亮、かがみ、こなたが途方にくれるなか…
「やぁ…その様子だと見つかって無いようだね」
「…」
まゆと稲葉が後から合流し
「悠に連絡がつかない訳がわかったよ…」
「何?」
「稲葉君がみつけたんだが…」
「さっき医務室を調べたねこれが落ちてたわ」
スッ…
稲葉は皆に見えるように手を出し開くと…
二つ折で何故か家内安全の御守りをストラップにしていた悠の携帯は潰れている…
「多分、ポケットに入れていたから羅漢さんの蹴りで壊れたのね、開こうとしたけど無理だったわ、クスクス」
「一声もかけず、連絡も取れず、大怪我で一体何処行ったんだ…」
「「「……」」」
四人が顔を暗くしていると
「気にする必要無いと思うわよ?」
「何?」
「悠は消えるのは何時もの事きっと探しても見つからないわ」
「お前…」
ギリィ!
「ちょ!亮君!!」
「やめないか!」
亮は稲葉の胸ぐらをつかんだ…
「何?なら、聞くけど今悠を見つけてどうなるの?」
稲葉は冷静に眈々と話す。
「それは…」
「それよりも……亮君こそ、考えた方が良いわよ?」
「何をだ…」
「悠は少なくとも骨折していたわ、きっと暫くは学校にも行かない、その間、亮君は誰に鍛えてもらうの?」
稲葉は微笑を浮かべる
「そ…れは」
亮はゆっくりと稲葉を離し…
「クスクス」
「くっ…もう一回探してくる!」
亮は走って行き
「あ、私も行くよ!」
こなたも後を追い
「えと……あーもー待ちなさい!」
かがみは稲葉を一度見て二人の後を追う
「…」
「行かないの?」
「…稲葉君はどうするつもりだ?」
「帰るわ、連絡がつかない以上無駄だからね」
「君は……心配じゃ無いの…かい?」
「クスクスあはは、心配じゃ無いわ。もし大人しくしていて、俺はもう無理だ…何て言い出したら心配するかもね…クスクス」
稲葉は楽しげに笑う。
「…僕は悠の事をまだあまり知らない……けど、君には負けたくないよ。」
まゆはそう言い残して走って行く…
「クスクス、恋愛に興味無いって言うの忘れてたわ……さて、皆に愛される悠を見つけようかしら…」
稲葉は自分の携帯を開き電話をかけた… …
………
「はぁ…何か用事か?」
目を開けると…
「…」「…」「…」
ダイバースーツみたいな物を着たガキが3人立っている…
「はぁはぁ…やべ、ダメージ受けすぎて幻が…」
「ちょっと、何処いってんねん!実験まだ終わって無いんやで!」
喧しい位の声で俺の座って居る後ろの部屋から 関西弁の女が出てくる。
「ほら何して…」
「はぁはぁ…」
「えと…君誰や?ここで何しとんの?」
眼鏡を外して此方を見てくる。
「…あんたらこそ何者だよここは特室(特殊医療、科学、室)だぜ?(よし…大分剄力が回復してきたし痛みも何とか回せる)」
「ああん?うちらはここのスタッフやで?そこに居るんがうちの研究成果や」
ビシ!
「その、黒タイツのガキがか?」
「ピキ…黒タイツやて?なめんなゃこら?このスーツはなぁ…」
「見たところ、ゴムだなしかも特殊な素材だ、防弾性に耐熱……」
「!!解るんかいな?」
「まぁな…」
「…もしかして…君!あれかいな!今日のテスト相手か?」
「あん?テスト?」
「そやろ!この子等の相手やろ?」
関西弁の女は俺をほぼ無視して左手を握って上下へと振りまくる…
「…テストってこのガキ相手に何を…」
ブチン…
「に、二回もガキ言うたな…」
「あ、あの落ち着いて…」…」
「…」
「やかましい!黙っとき!!おぅこら!うちらの事舐めてたら痛い目見るで?」
「口の悪いガキだな…」
「三度目…コイツ殺したる!!」
「わー!ちょ落ち着いてって~」
「離せ!このボケ!」
「…」
「こ、こら、止めや!」
「…(なんなんだ?こいつ等?)」
「あーもー、アンタラは先中入っとり!!」
そう言われて3人は扉の中に入って行く…(約1名は悠を睨みながら )
「それで…、テスト何するんだよ?」
「あ、戦闘データの収集。この子ら、三人と戦ってほしいんや。」
「…ガキ相手にか?」
「うちのスーツがあるから大丈夫!それにあの子ら強いで?兄ちゃん中々腕っぷし強そうやから、うち期待しとるんやけど?」
「……(右腕…少し動くな、足は踏ん張る事は平気か…頭蓋は……頭にダメージはヤバイな…)いいぞ、やってやる…」
「ほな…奥へどうぞ…」
-戦闘実験ルーム-
「!……親父…いつの間にこんな施設を…」
部屋の中は広く円形で天井までは30メートルはあるだろうか…
コンコン!
「(防音に対衝撃も兼ねてる…下手なジムより数十倍いい…)」
『用意はいいかい?兄ちゃん?』
「ん?あぁ…って聞こえるのか?」
壁を見上げると窓がありそこから様子を見つつマイクで話しかけてくる
『聞こえとるで…じゃ始めてもらおか!』
「へいへい…」
振り向くと
「…」「…」「…」
口の悪い関西弁のオレンジ髪のガキ
何処かおどおどしてたピンクがかった紫髪の子
無口?な薄い水色髪の子
が
少し離れた場所で此方を見ている。
「んじゃ…やるか?嬢ちゃん達?」
「よ、よょ、よろしくお願いします!」「…」
挙動不審と無口が頭を下げ…
「あれ?(口の悪いガキが居ない…?)」
「こっちや!ボケ!」
「っと!」
ビュバ…
後ろから蹴りが飛んで来たがギリギリでしゃがんで避け足払いを仕掛けたが…
「こっちやドアホが!」
「!!(前いつの間に!)」
今度は顔目掛けて蹴りあげて来たが
「っふ!」
ビタッと寝転がり蹴りを避け…
「アホが!」
「あの…ごめんなさい…」「しまっ…(罠か!)」
横にはピンクがかった紫髪の奴が居て…
ドコッ!
「ぶっ…」
腹に見事な下段突きが入り…
「ぐっ…」
バッ!!
左腕で払いつつ立ち上がったが
ガシッ…
「…」「ゾクッ…」
起き上がったと同時に腕を掴まれて次の瞬間…
ガゴォン
壁に向けて投げ飛ばされていた…
「うっし!うちらの勝ちや!!」
「あわわ…や、やりすぎちゃった…」
「何言うてんねん!彼奴はうちらをガキ扱いしたんやで!」
「だって私達小学生だし…」
「…」
「ん?すぅ?どないしてん?」
「…?」
手をニギニギしていると…
「…っ何てガキ共だ…」
「「!!」」「…」
「三人でコンビネーション決めやがって…」
「な、すぅ!アンタ投げミスったんか?」
「…なげたとき、て、はじかれた。」
「!?」
「はぁはぁ…」
「ぼっち…」ギロ!
睨みつけると
「…悠様どうなされたのですかその御体は?」
「はぁはぁちょっと、やられただけだよ…近藤さん、親父は?」
「兜馬様は只今ロシアに行っております、明日にはご帰還なされると思いますが…」
「そうか…はぁはぁ、ドクターに至急治療を頼みたい…」
「勿論です!」
チーン!
「今呼んでくるので暫しお待ちください!」
「はぁはぁ…」
椅子にかけて目を瞑って居ると
ヒタヒタ…
「…」「…」
気配を感じる…足音は限りなく無音に近かったが俺の前に数人誰かが立っている
………
-悠の家前-
「くそ!家にも居なかった…」
「病院に問い合わせてみたけど違うみたい…」
「…悠一体どこに行ったんだろう…」
亮、かがみ、こなたが途方にくれるなか…
「やぁ…その様子だと見つかって無いようだね」
「…」
まゆと稲葉が後から合流し
「悠に連絡がつかない訳がわかったよ…」
「何?」
「稲葉君がみつけたんだが…」
「さっき医務室を調べたねこれが落ちてたわ」
スッ…
稲葉は皆に見えるように手を出し開くと…
二つ折で何故か家内安全の御守りをストラップにしていた悠の携帯は潰れている…
「多分、ポケットに入れていたから羅漢さんの蹴りで壊れたのね、開こうとしたけど無理だったわ、クスクス」
「一声もかけず、連絡も取れず、大怪我で一体何処行ったんだ…」
「「「……」」」
四人が顔を暗くしていると
「気にする必要無いと思うわよ?」
「何?」
「悠は消えるのは何時もの事きっと探しても見つからないわ」
「お前…」
ギリィ!
「ちょ!亮君!!」
「やめないか!」
亮は稲葉の胸ぐらをつかんだ…
「何?なら、聞くけど今悠を見つけてどうなるの?」
稲葉は冷静に眈々と話す。
「それは…」
「それよりも……亮君こそ、考えた方が良いわよ?」
「何をだ…」
「悠は少なくとも骨折していたわ、きっと暫くは学校にも行かない、その間、亮君は誰に鍛えてもらうの?」
稲葉は微笑を浮かべる
「そ…れは」
亮はゆっくりと稲葉を離し…
「クスクス」
「くっ…もう一回探してくる!」
亮は走って行き
「あ、私も行くよ!」
こなたも後を追い
「えと……あーもー待ちなさい!」
かがみは稲葉を一度見て二人の後を追う
「…」
「行かないの?」
「…稲葉君はどうするつもりだ?」
「帰るわ、連絡がつかない以上無駄だからね」
「君は……心配じゃ無いの…かい?」
「クスクスあはは、心配じゃ無いわ。もし大人しくしていて、俺はもう無理だ…何て言い出したら心配するかもね…クスクス」
稲葉は楽しげに笑う。
「…僕は悠の事をまだあまり知らない……けど、君には負けたくないよ。」
まゆはそう言い残して走って行く…
「クスクス、恋愛に興味無いって言うの忘れてたわ……さて、皆に愛される悠を見つけようかしら…」
稲葉は自分の携帯を開き電話をかけた… …
………
「はぁ…何か用事か?」
目を開けると…
「…」「…」「…」
ダイバースーツみたいな物を着たガキが3人立っている…
「はぁはぁ…やべ、ダメージ受けすぎて幻が…」
「ちょっと、何処いってんねん!実験まだ終わって無いんやで!」
喧しい位の声で俺の座って居る後ろの部屋から 関西弁の女が出てくる。
「ほら何して…」
「はぁはぁ…」
「えと…君誰や?ここで何しとんの?」
眼鏡を外して此方を見てくる。
「…あんたらこそ何者だよここは特室(特殊医療、科学、室)だぜ?(よし…大分剄力が回復してきたし痛みも何とか回せる)」
「ああん?うちらはここのスタッフやで?そこに居るんがうちの研究成果や」
ビシ!
「その、黒タイツのガキがか?」
「ピキ…黒タイツやて?なめんなゃこら?このスーツはなぁ…」
「見たところ、ゴムだなしかも特殊な素材だ、防弾性に耐熱……」
「!!解るんかいな?」
「まぁな…」
「…もしかして…君!あれかいな!今日のテスト相手か?」
「あん?テスト?」
「そやろ!この子等の相手やろ?」
関西弁の女は俺をほぼ無視して左手を握って上下へと振りまくる…
「…テストってこのガキ相手に何を…」
ブチン…
「に、二回もガキ言うたな…」
「あ、あの落ち着いて…」…」
「…」
「やかましい!黙っとき!!おぅこら!うちらの事舐めてたら痛い目見るで?」
「口の悪いガキだな…」
「三度目…コイツ殺したる!!」
「わー!ちょ落ち着いてって~」
「離せ!このボケ!」
「…」
「こ、こら、止めや!」
「…(なんなんだ?こいつ等?)」
「あーもー、アンタラは先中入っとり!!」
そう言われて3人は扉の中に入って行く…(約1名は悠を睨みながら )
「それで…、テスト何するんだよ?」
「あ、戦闘データの収集。この子ら、三人と戦ってほしいんや。」
「…ガキ相手にか?」
「うちのスーツがあるから大丈夫!それにあの子ら強いで?兄ちゃん中々腕っぷし強そうやから、うち期待しとるんやけど?」
「……(右腕…少し動くな、足は踏ん張る事は平気か…頭蓋は……頭にダメージはヤバイな…)いいぞ、やってやる…」
「ほな…奥へどうぞ…」
-戦闘実験ルーム-
「!……親父…いつの間にこんな施設を…」
部屋の中は広く円形で天井までは30メートルはあるだろうか…
コンコン!
「(防音に対衝撃も兼ねてる…下手なジムより数十倍いい…)」
『用意はいいかい?兄ちゃん?』
「ん?あぁ…って聞こえるのか?」
壁を見上げると窓がありそこから様子を見つつマイクで話しかけてくる
『聞こえとるで…じゃ始めてもらおか!』
「へいへい…」
振り向くと
「…」「…」「…」
口の悪い関西弁のオレンジ髪のガキ
何処かおどおどしてたピンクがかった紫髪の子
無口?な薄い水色髪の子
が
少し離れた場所で此方を見ている。
「んじゃ…やるか?嬢ちゃん達?」
「よ、よょ、よろしくお願いします!」「…」
挙動不審と無口が頭を下げ…
「あれ?(口の悪いガキが居ない…?)」
「こっちや!ボケ!」
「っと!」
ビュバ…
後ろから蹴りが飛んで来たがギリギリでしゃがんで避け足払いを仕掛けたが…
「こっちやドアホが!」
「!!(前いつの間に!)」
今度は顔目掛けて蹴りあげて来たが
「っふ!」
ビタッと寝転がり蹴りを避け…
「アホが!」
「あの…ごめんなさい…」「しまっ…(罠か!)」
横にはピンクがかった紫髪の奴が居て…
ドコッ!
「ぶっ…」
腹に見事な下段突きが入り…
「ぐっ…」
バッ!!
左腕で払いつつ立ち上がったが
ガシッ…
「…」「ゾクッ…」
起き上がったと同時に腕を掴まれて次の瞬間…
ガゴォン
壁に向けて投げ飛ばされていた…
「うっし!うちらの勝ちや!!」
「あわわ…や、やりすぎちゃった…」
「何言うてんねん!彼奴はうちらをガキ扱いしたんやで!」
「だって私達小学生だし…」
「…」
「ん?すぅ?どないしてん?」
「…?」
手をニギニギしていると…
「…っ何てガキ共だ…」
「「!!」」「…」
「三人でコンビネーション決めやがって…」
「な、すぅ!アンタ投げミスったんか?」
「…なげたとき、て、はじかれた。」
「!?」