-夏編-気持と意地とプライドと…(前編)
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皆が帰った後、悠は1つだけ引っ掛かっていた…
「…」
~~
「~~…まるで狐に摘ままれた気分だ…」
「狐じゃ無く摘ままれたのは兎だな。」
「兎?ナンダソレ?」
「…何だろうな。少し妬いてしまったよ…」
~~
「兎……因幡…いなば?!」
まさか…っと思い携帯で稲葉に電話を掛けると…
『あら…悠何か相談?』
「お前………何かしたか?」
『何が?』
「何がって…その…」
上手く言えないが…
「何かしただろ…」
『クスクス…したわよ、悠の寝顔を撮ったわ。』
「はぁ?!」
『可愛かったわよ?よだれまでかいててクスクス…』
「ぐっ…待て!って事はお前来てたのか!?」
『えぇ、居たわよ。』
「っ…何話たんだよ!」
『大した事じゃ無いわ、悠は今、喧嘩しか頭に無いから誰も選ばない、皆まだスタートラインって言っただけよ。』
「……」
『気に触ったかしら?』
「……お前は変な奴だよ………ありがとう。」
『クスクス、じゃあね』
プッ…ツー、ツー
電話を終えて俺は汗だくなのを思い出してシャワーを浴びに行った。
… …
時間は経ち1時30分…
「こ、こんにちは~」
玄関から声が聞こえたので… 玄関に向かい…
「うっす」
「よ、よよっす!」
そこには少しテンパっり気味のみさおが居る
「はは、何テンパってんだよ」
「ヴァ//!ヴ、ぶぇつにテンパってなんか…」
日本語がやや壊れ気味だそんなみさおが少し可愛く思う…と同時に自分が情け無くもなる…
「ここで遊ぶか?それとも何処か行くか?」
苦笑いにならないようにちゃんとした笑顔を向けた
「え、えと、じゃあ…バ、バッティングセンター行こうょ!」
「(噛んだ…)バッティングセンター?良いぞ。」
「うん!」
みさおは満面の笑みになるそんな無邪気な笑顔にホッとなってしまった。
-秋葉原バッティングセンター(一球入魂)-
「(なんつう名前だ…)みさおは良く来るのかここ?」
「柊達とボーリングする時位になぁ、体動かすのって楽しいし!」
みさおは元気いっぱいだ。
「みさおは本当に元気だな…はは」
「何だよ~悠こそ運動するの好きだろ~!」
「「喧嘩」はな「運動」と「喧嘩」は違う」
「…じゃ運動は嫌いなのか…?」
「…」
普段なら嫌いの一言だが…俺も流石にそこまで空気が読めない訳じゃない
「遊びとしてなら好きだよ、さっ良いからやろうぜ。」
… …
「じゃ私は隣な!」
みさおは隣のBOXに入り早速打ち始める
ビュッ!カァン!ビュッ!カァン!
「ひゅ~、やるねぇ~」
流石は運動部と言えようか綺麗なフォームで次々に球を打ち返していく。
ざわざわ…ざわざわ…
「あの娘、可愛いな。」
「ああ、何かスポーティだな!」
「…」
数分もするとみさおのBOXの後ろに人だかりが出来る
「(へぇ…モテるな、みさお…考えてみれば、コイツに彼氏が居ないのが不思議だな…って俺が言うことじゃねーな…)」
自傷的な苦笑いを浮かべ俺もBOXに入り…
「スピードは最大で…よし。」
スピードを最大設定で一番重いバットを持ち
ビュオン! カコォォン!!
ビュオン! カコォォン!!
ビュオン! カコォォン!!
すべてを叩き返していく…
「…(目で追えるな…なら…)」
スッ…バットから左手を放し…
ビュオン! カイィン!
ビュオン! カイィン!
片手打法(?)でもそこそこ打ち返せる。
「(ふ、俺の動体視力もまだまだいけるな、球が止まって見える……止まって?)」
ビュオン! パーン!
俺は飛んで来た球を無視していた…
「(待て待て、待てよ今凄く重要な部分に触れたんじゃ…)」
動体視力… 止まって見える球… 時間を止める…
駄目だまだ何かが抜けている…
「ことりくん!?危ない!!」
「えっ?」
ビュオン!
「ぬわ!」
バチィン……
「か、間一髪…」
考え事をしていたせいか俺は球の矛先に立っており、声を掛けられて無かったら顔面で球を受け止めていただろう…
「おい!小鳥遊!平気かよ!」
「あ、あぁ…手が少し痛いだけだ…ん?小鳥遊?」
みさおならゆうと呼ぶはず、振り返ると…
「久瀬に火口!」
「何してんだよ、お前あんなの当たったら死ぬぞ!」
「ことりくん、バッターBOXでぼっーっとしちゃ駄目だよ~」
「ああ…そうだな(今ので頭中の考えが吹っ飛んだけど…)」
ビュオン!
最後の一球が背中越しに飛んで来たのが分かり…
「この!もう少しだったのに!!」
ガキャン!!
大根切りでおもいっきり球を打ち返してやった…
「…」
~~
「~~…まるで狐に摘ままれた気分だ…」
「狐じゃ無く摘ままれたのは兎だな。」
「兎?ナンダソレ?」
「…何だろうな。少し妬いてしまったよ…」
~~
「兎……因幡…いなば?!」
まさか…っと思い携帯で稲葉に電話を掛けると…
『あら…悠何か相談?』
「お前………何かしたか?」
『何が?』
「何がって…その…」
上手く言えないが…
「何かしただろ…」
『クスクス…したわよ、悠の寝顔を撮ったわ。』
「はぁ?!」
『可愛かったわよ?よだれまでかいててクスクス…』
「ぐっ…待て!って事はお前来てたのか!?」
『えぇ、居たわよ。』
「っ…何話たんだよ!」
『大した事じゃ無いわ、悠は今、喧嘩しか頭に無いから誰も選ばない、皆まだスタートラインって言っただけよ。』
「……」
『気に触ったかしら?』
「……お前は変な奴だよ………ありがとう。」
『クスクス、じゃあね』
プッ…ツー、ツー
電話を終えて俺は汗だくなのを思い出してシャワーを浴びに行った。
… …
時間は経ち1時30分…
「こ、こんにちは~」
玄関から声が聞こえたので… 玄関に向かい…
「うっす」
「よ、よよっす!」
そこには少しテンパっり気味のみさおが居る
「はは、何テンパってんだよ」
「ヴァ//!ヴ、ぶぇつにテンパってなんか…」
日本語がやや壊れ気味だそんなみさおが少し可愛く思う…と同時に自分が情け無くもなる…
「ここで遊ぶか?それとも何処か行くか?」
苦笑いにならないようにちゃんとした笑顔を向けた
「え、えと、じゃあ…バ、バッティングセンター行こうょ!」
「(噛んだ…)バッティングセンター?良いぞ。」
「うん!」
みさおは満面の笑みになるそんな無邪気な笑顔にホッとなってしまった。
-秋葉原バッティングセンター(一球入魂)-
「(なんつう名前だ…)みさおは良く来るのかここ?」
「柊達とボーリングする時位になぁ、体動かすのって楽しいし!」
みさおは元気いっぱいだ。
「みさおは本当に元気だな…はは」
「何だよ~悠こそ運動するの好きだろ~!」
「「喧嘩」はな「運動」と「喧嘩」は違う」
「…じゃ運動は嫌いなのか…?」
「…」
普段なら嫌いの一言だが…俺も流石にそこまで空気が読めない訳じゃない
「遊びとしてなら好きだよ、さっ良いからやろうぜ。」
… …
「じゃ私は隣な!」
みさおは隣のBOXに入り早速打ち始める
ビュッ!カァン!ビュッ!カァン!
「ひゅ~、やるねぇ~」
流石は運動部と言えようか綺麗なフォームで次々に球を打ち返していく。
ざわざわ…ざわざわ…
「あの娘、可愛いな。」
「ああ、何かスポーティだな!」
「…」
数分もするとみさおのBOXの後ろに人だかりが出来る
「(へぇ…モテるな、みさお…考えてみれば、コイツに彼氏が居ないのが不思議だな…って俺が言うことじゃねーな…)」
自傷的な苦笑いを浮かべ俺もBOXに入り…
「スピードは最大で…よし。」
スピードを最大設定で一番重いバットを持ち
ビュオン! カコォォン!!
ビュオン! カコォォン!!
ビュオン! カコォォン!!
すべてを叩き返していく…
「…(目で追えるな…なら…)」
スッ…バットから左手を放し…
ビュオン! カイィン!
ビュオン! カイィン!
片手打法(?)でもそこそこ打ち返せる。
「(ふ、俺の動体視力もまだまだいけるな、球が止まって見える……止まって?)」
ビュオン! パーン!
俺は飛んで来た球を無視していた…
「(待て待て、待てよ今凄く重要な部分に触れたんじゃ…)」
動体視力… 止まって見える球… 時間を止める…
駄目だまだ何かが抜けている…
「ことりくん!?危ない!!」
「えっ?」
ビュオン!
「ぬわ!」
バチィン……
「か、間一髪…」
考え事をしていたせいか俺は球の矛先に立っており、声を掛けられて無かったら顔面で球を受け止めていただろう…
「おい!小鳥遊!平気かよ!」
「あ、あぁ…手が少し痛いだけだ…ん?小鳥遊?」
みさおならゆうと呼ぶはず、振り返ると…
「久瀬に火口!」
「何してんだよ、お前あんなの当たったら死ぬぞ!」
「ことりくん、バッターBOXでぼっーっとしちゃ駄目だよ~」
「ああ…そうだな(今ので頭中の考えが吹っ飛んだけど…)」
ビュオン!
最後の一球が背中越しに飛んで来たのが分かり…
「この!もう少しだったのに!!」
ガキャン!!
大根切りでおもいっきり球を打ち返してやった…