-夏編-気持と意地とプライドと…(前編)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「っで何してたんだ?」
「何が?」
「偶然通りかかった…て訳じゃ無いだろ?」
俺は椅子をベッドに座っている稲葉に向ける
「まぁね」
「どうして場所が解った?」
「柏さんから電話があったのよ」
「っ?!か、か、柏から!?(こいつ柏の電話番号もしってるのか…)」
思わず椅子から転げそうになる
「えぇ、まぁ言っちゃえばね…」
~~
「何だ?…悠の奴…そうだ彼奴なら…」
プルル…プルル…
「はい?稲葉です。」
「おぅ、俺だ!柏だ」
「あら、今晩わ、何かご用?」
「ああ……何か悠の野郎がえらく落ち込んでたけど知らんか?」
「…かいつまんでだけ話すわ…」
… … …
「って訳よ。」
「…はぁ~ん彼奴がねぇ…」
「私が言うことじゃ無いけど悠を元気づけてくれない?」
「…俺はそう言うの下手だぞ…」
「けど悠の事を心配したから私に電話したんでしょ?」
「…どうなっても知らんからな…」
「えぇ…じゃあ…」
………暫くして
プルル…プルル…
「はい?」
「あ、その…悪い…やっちまった…」
「…そう…でっ悠は?」
「ああ、その辺に…ああ…」
「…近くね解ったわ、私にも原因が有るから合いに行くわ雨も降ってきたみたいだし…」
「任す…ああじゃ…」
~~
「だったのよ。」
「…お前…」
話を聞き終わり俺は2つの感情で一杯になっていた…
「…今回は私が悪いわ…ごめんなさい。」
稲葉はベッドから立ち上がって頭を下げる…
「…稲葉」
「何?」
「ありがとうな…」
「えっ?」
思いがけなかったのか稲葉は(初めて)驚いた顔を見せる。
「柏もお前もさ…俺の事を心配してくれたんだよな……上手く言えないけど…何か嬉しいよ。はは…」
俺は唇が少し切れて痛かったが笑顔を向けた…
「…くす、くす、あはは、悠、貴方は本当に面白いわ…」
「そうか?ははは!」
少しの間二人で笑い合い…
-玄関-
「ねぇ…悠どうするの?」
「…腹はくくったさ…」
「…そう、何か手伝って欲しい事はある?」
「そうだな…手伝う事は無いけど…また、何か有ったら相談していいか?」
「えぇ、いつでも良いわよ。有料だけどね♪」
「はは解った。…じゃあな…」
悠は靴を履いて出て行こうとすると…
「悠」
「あん?」
「口の端、血が出てるわ…」
「え?ああ…」
唇の端を指で触ると血が着いた唇が切れた様だ…
「悠…」
「んっ?!!」
チュッ… …
バッ!!
「い、いなば?!」
稲葉はいきなり俺の右唇の端ギリギリ(傷の部分)に口を当ててきた…
「消毒よ。」
「お、お前なぁ…」
「クス…もう少し左が良かったかしら?」
「ば、馬鹿言うな!じゃ、じゃあな!」
俺は半場テンパリながら玄関から出ていった…
「クス…残念♪」
稲葉は唇をそっと指で撫でた…
… … …
「ったく…稲葉の奴は…」
悠は唇の端を触れる…
「…っよし、覚悟決めるか。」
悠はポケットから携帯を取り出して…
「頼みますよ…」
電話をかけながら家に帰って行った…
次の日…
明朝5時…
-道場-
「……91」
ギシッ… ギシッ…
「……94」
悠は道場で1人腕立てをこなしていた…
「…2998、…2999、…3000!」
どだ…
「はぁはぁ…」
3000回が終ると悠は仰向けに倒れ天井を見つめた…
「(久々だな…腕立て…)」
爺に昔1日1000回を言われてたけど3日で止めたのを覚えてる…
理由は3日目に、爺に「うわ!本当にやっとるのか?!アホだな…」って言われたからだ…
「(…って何昔に思い出してんだか…今何時だろ…)」
転がしてある携帯を開き…
「(5時か…8時まで後3時間…もう少し続けるか……)」
と思ったが…
「すっーすー……」
横になったのが失敗だった…
… … …
「何が?」
「偶然通りかかった…て訳じゃ無いだろ?」
俺は椅子をベッドに座っている稲葉に向ける
「まぁね」
「どうして場所が解った?」
「柏さんから電話があったのよ」
「っ?!か、か、柏から!?(こいつ柏の電話番号もしってるのか…)」
思わず椅子から転げそうになる
「えぇ、まぁ言っちゃえばね…」
~~
「何だ?…悠の奴…そうだ彼奴なら…」
プルル…プルル…
「はい?稲葉です。」
「おぅ、俺だ!柏だ」
「あら、今晩わ、何かご用?」
「ああ……何か悠の野郎がえらく落ち込んでたけど知らんか?」
「…かいつまんでだけ話すわ…」
… … …
「って訳よ。」
「…はぁ~ん彼奴がねぇ…」
「私が言うことじゃ無いけど悠を元気づけてくれない?」
「…俺はそう言うの下手だぞ…」
「けど悠の事を心配したから私に電話したんでしょ?」
「…どうなっても知らんからな…」
「えぇ…じゃあ…」
………暫くして
プルル…プルル…
「はい?」
「あ、その…悪い…やっちまった…」
「…そう…でっ悠は?」
「ああ、その辺に…ああ…」
「…近くね解ったわ、私にも原因が有るから合いに行くわ雨も降ってきたみたいだし…」
「任す…ああじゃ…」
~~
「だったのよ。」
「…お前…」
話を聞き終わり俺は2つの感情で一杯になっていた…
「…今回は私が悪いわ…ごめんなさい。」
稲葉はベッドから立ち上がって頭を下げる…
「…稲葉」
「何?」
「ありがとうな…」
「えっ?」
思いがけなかったのか稲葉は(初めて)驚いた顔を見せる。
「柏もお前もさ…俺の事を心配してくれたんだよな……上手く言えないけど…何か嬉しいよ。はは…」
俺は唇が少し切れて痛かったが笑顔を向けた…
「…くす、くす、あはは、悠、貴方は本当に面白いわ…」
「そうか?ははは!」
少しの間二人で笑い合い…
-玄関-
「ねぇ…悠どうするの?」
「…腹はくくったさ…」
「…そう、何か手伝って欲しい事はある?」
「そうだな…手伝う事は無いけど…また、何か有ったら相談していいか?」
「えぇ、いつでも良いわよ。有料だけどね♪」
「はは解った。…じゃあな…」
悠は靴を履いて出て行こうとすると…
「悠」
「あん?」
「口の端、血が出てるわ…」
「え?ああ…」
唇の端を指で触ると血が着いた唇が切れた様だ…
「悠…」
「んっ?!!」
チュッ… …
バッ!!
「い、いなば?!」
稲葉はいきなり俺の右唇の端ギリギリ(傷の部分)に口を当ててきた…
「消毒よ。」
「お、お前なぁ…」
「クス…もう少し左が良かったかしら?」
「ば、馬鹿言うな!じゃ、じゃあな!」
俺は半場テンパリながら玄関から出ていった…
「クス…残念♪」
稲葉は唇をそっと指で撫でた…
… … …
「ったく…稲葉の奴は…」
悠は唇の端を触れる…
「…っよし、覚悟決めるか。」
悠はポケットから携帯を取り出して…
「頼みますよ…」
電話をかけながら家に帰って行った…
次の日…
明朝5時…
-道場-
「……91」
ギシッ… ギシッ…
「……94」
悠は道場で1人腕立てをこなしていた…
「…2998、…2999、…3000!」
どだ…
「はぁはぁ…」
3000回が終ると悠は仰向けに倒れ天井を見つめた…
「(久々だな…腕立て…)」
爺に昔1日1000回を言われてたけど3日で止めたのを覚えてる…
理由は3日目に、爺に「うわ!本当にやっとるのか?!アホだな…」って言われたからだ…
「(…って何昔に思い出してんだか…今何時だろ…)」
転がしてある携帯を開き…
「(5時か…8時まで後3時間…もう少し続けるか……)」
と思ったが…
「すっーすー……」
横になったのが失敗だった…
… … …