-夏編-気持と意地とプライドと…(前編)
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「!!」
口の中に鉄の味が広がって右頬が痛みだす…
「…腑抜けだな。」
「なっ!」
俺は立ち上がり殴り返そうとしたが…
ガコッ!
「~!!」
股間を蹴り上げられ頭が下がった瞬間…
「シュッ!」
グチィ!!
「うぶっ…」
顔面に膝蹴りが入って俺は顔を押さえて踞ってしまう…
「…普段のお前なら最初殴った時にカウンター決めれてるぞ?えっ?おい!」
グリィ…
柏は悠の頭を踏みつける…
「女にコクられたらこの様か?悠君は純情ですね~」
「な゛ろ゛!」
ガシィ!
悠は頭を踏んでいる足を掴むものの…
「ふん!」
ぐしゃ!ガァン!
「がぁ…」
柏は容赦無く足に力を入れ悠の顔は再び地面に打ち付けられる…
「…そんなにどうしたらいいか解らねぇなら、全員振れ!それが出来ないなら一人に絞れ!」
「…ぞれ゛がでぎだらなぁ!」
ミシィ…
悠は踏まれながらも掴んだ足に力を入れ…
「…っ出来たらどうしたよこら!」
ブチィィ… ガゴン!
「ヴバッ」
ガゴン!ガゴン!ガゴン!
何度も何度も何度も柏は悠の頭を踏みつけ…
「…今のお前は最低だな…」
「…」
「言っとくぞ…今のお前はただの雑魚だ」
「…」
「っち!この腑抜けが!一生負け続けろ!」
柏はそれだけ言い残すと車に乗り悠を残して走って行く…
「…っ…」
俺は体を起こして鼻血を拭って…
「…しょう!ちくしょう!ちくしょーー!!」
地面を殴り続けた…
……
-車内-
少し走って端に車を止めて
「…ってぇ…あのヤロ、力いっぱい引きやがって…」
片手で足首の血を拭っい片手で携帯を操作し…
プルルル…プルルル…カチャ
「あ、その…悪い…やっちまった…」
「…」
「ああ、その辺に…ああ…」
「…」
「任す…ああじゃ…」
電話を終えて…
「…飯食いに行くか…」
柏は一人夜の街に消えて行った…
… … …
-街道-
ぽっぽっぽっ…
雨が当たる…
「…ちくしょう…」
悠はまだその場に座り込んで居た…けれど拳はアスファルトを殴りすぎて傷だらけで血が出ている…
「…はぁ…ちくしょう」
ぽっぽっ…ボタボタ…
雨脚もだんだん強くなり初めるが…
ボタボ…
「…?」
突然雨が当たらなくなり
「風邪引くわよ?」
「い、なば?」
後ろに振り向くと稲葉が傘をさしてくれて立っている…
「(クス酷い顔ね)…目が真っ赤よ?暗くて怖くなって泣いてたの?」
「…な、泣いてねぇよ!」
俺はゴシゴシと目を擦り…
「そっ、じゃあ着いてきて傷の手当てするから。」
稲葉は俺の手を引いて歩こうとするが…
「待て、何でここに居る?」
「私の家近くなのよ、ほら私まで濡れちゃうから歩いて…」
ギュ…
「あ!おい…」
「こうしないと濡れるでしょ?手は血まみれだし…」
稲葉は俺の腕に抱きつく様にして傘の中に入り引っ張って行く…
口の中に鉄の味が広がって右頬が痛みだす…
「…腑抜けだな。」
「なっ!」
俺は立ち上がり殴り返そうとしたが…
ガコッ!
「~!!」
股間を蹴り上げられ頭が下がった瞬間…
「シュッ!」
グチィ!!
「うぶっ…」
顔面に膝蹴りが入って俺は顔を押さえて踞ってしまう…
「…普段のお前なら最初殴った時にカウンター決めれてるぞ?えっ?おい!」
グリィ…
柏は悠の頭を踏みつける…
「女にコクられたらこの様か?悠君は純情ですね~」
「な゛ろ゛!」
ガシィ!
悠は頭を踏んでいる足を掴むものの…
「ふん!」
ぐしゃ!ガァン!
「がぁ…」
柏は容赦無く足に力を入れ悠の顔は再び地面に打ち付けられる…
「…そんなにどうしたらいいか解らねぇなら、全員振れ!それが出来ないなら一人に絞れ!」
「…ぞれ゛がでぎだらなぁ!」
ミシィ…
悠は踏まれながらも掴んだ足に力を入れ…
「…っ出来たらどうしたよこら!」
ブチィィ… ガゴン!
「ヴバッ」
ガゴン!ガゴン!ガゴン!
何度も何度も何度も柏は悠の頭を踏みつけ…
「…今のお前は最低だな…」
「…」
「言っとくぞ…今のお前はただの雑魚だ」
「…」
「っち!この腑抜けが!一生負け続けろ!」
柏はそれだけ言い残すと車に乗り悠を残して走って行く…
「…っ…」
俺は体を起こして鼻血を拭って…
「…しょう!ちくしょう!ちくしょーー!!」
地面を殴り続けた…
……
-車内-
少し走って端に車を止めて
「…ってぇ…あのヤロ、力いっぱい引きやがって…」
片手で足首の血を拭っい片手で携帯を操作し…
プルルル…プルルル…カチャ
「あ、その…悪い…やっちまった…」
「…」
「ああ、その辺に…ああ…」
「…」
「任す…ああじゃ…」
電話を終えて…
「…飯食いに行くか…」
柏は一人夜の街に消えて行った…
… … …
-街道-
ぽっぽっぽっ…
雨が当たる…
「…ちくしょう…」
悠はまだその場に座り込んで居た…けれど拳はアスファルトを殴りすぎて傷だらけで血が出ている…
「…はぁ…ちくしょう」
ぽっぽっ…ボタボタ…
雨脚もだんだん強くなり初めるが…
ボタボ…
「…?」
突然雨が当たらなくなり
「風邪引くわよ?」
「い、なば?」
後ろに振り向くと稲葉が傘をさしてくれて立っている…
「(クス酷い顔ね)…目が真っ赤よ?暗くて怖くなって泣いてたの?」
「…な、泣いてねぇよ!」
俺はゴシゴシと目を擦り…
「そっ、じゃあ着いてきて傷の手当てするから。」
稲葉は俺の手を引いて歩こうとするが…
「待て、何でここに居る?」
「私の家近くなのよ、ほら私まで濡れちゃうから歩いて…」
ギュ…
「あ!おい…」
「こうしないと濡れるでしょ?手は血まみれだし…」
稲葉は俺の腕に抱きつく様にして傘の中に入り引っ張って行く…