ー日常編ー 危険な予感 [後編]
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「…」
「…」
「…(何だろ、いい匂いがする、それに気持いいや…)」
スッ…
そっと目を開けると。
「おはよ、悠ちゃん。」
髪が頬に当たり、優しい笑顔が見える…
「…かぁ…さん?」
-???-
「ふふ、大きくなったわね、悠ちゃん。」
「…母さん??」
むにゅ!
「ちょっと~こんな美人のお母様を忘れたの?この子は~~」
むにぃ~~
紅葉は悠の両頬を引っ張る。
「うひょ、まひでかぁふぁんなのふぁ!(嘘マジで母さんなのか!)」
「あはは♪柔らかぁ~い!」
「ちょ!やめてくれ……」
悠は起き上がる!
「久しぶりの親子の愛情表現を逃げるとは…」
「人の頬を引っ張るのが愛情表現かよ!」
「愛には色々な形があるのよ、悠ちゃん。好きすぎて監禁したり…」
「そんな、ヤンデレ的なものは親子の関係に持ち込まないで下さい!」
「ちぇ~…」
紅葉は頬を膨らます。
「…マジで母さんだよ…って爺は!っか俺死んだのか!!」
さっきまでの事を思い出す。
「大丈夫、仮死状態なだけよ。」
「そうか…よかった…」
「あまり、ここに居ると死んじゃうけどね。」
紅葉は満面の笑みだ。
「ちょ!母さん!!」
「ふふ、少しお話したくてね。」
「話?」
「悠ちゃん、兜馬と仲直りできて良かったわ、私の余計なお願いであんな事になるとは思わなかったから…ごめんね。悠、余計な苦労させて…」
紅葉は頭を下げる
「…いや、母さん違うよ、俺は感謝してる。」
「えっ?」
「そのおかげでってのも変だけど俺は色んな奴と友達になれたし…強くなれた…母さんのおかげだよ。」
悠は手を握る。
「…クスクス、悠
は馬鹿ね。」
「えっ…」
「本当に馬鹿だけど嬉しいわ…悠…」
ギュ…
「母さん…」
紅葉は優しく悠を抱き…
「…でね、悠…」
「うん…」
「後、40秒以内に帰らないと死んじゃうかも…」
「って!!!ちょ!帰らしてくれ!!」
「あはは」
「笑ってなくて!!」
「大丈夫よ」
トンッ
紅葉は悠のおでこを突くと…
「おおぉ…」
体が透けていく…
「最後に一言良い?」
「何?」
「お爺ちゃん勝ちたかったら愛を知りなさい。」
紅葉は真剣に話す。
「はっ?愛?」
「そう…愛よ。誰かを愛して無い者に愛を知った者には勝てないわ。」
半分まで身体が消えてくる…
「…じゃあ母さんも強いんだ。」
「えぇ…強いわよ最強何か最愛に勝てるわけないもの……」
もう首まで消えてしまった…
「はは…よっぽど愛されてたんだ…おや…」
「えぇ…大好きよ今でも愛してるわ…フリー○…」
「…えっ??ちょ!」
「自分の気○斬でちょん切れるお茶目かげんが…」
サァァ……
視界が光に包まれ…
… … …
「フ○ーザって親父じゃ無いのかよ!!!母さん!!」
「…?」「…??」「…???」
「あれ??」
周りを見ると皆が居て母さんは居ない…
「良かった…何とか無事のようだな…」
ガシガシ…親父が頭を撫でてくる…
-大広間-
「んっ~んーーー!っはぁ…俺どの位寝てた?」
悠は背伸びをしながら誰とも無しに聞く
「約一時間て所ね…」
「皆ワンワン泣いて大変だったんどすよ?」
千草と梔は笑いながら話す。
「あー何となくそれは解かるわ…」
「…//」「ヒックヒック//」「グスグス//」
こなた、かがみ、みさおは目が赤くなっていてつかさとゆたかはみなみに頭を撫でられながらまだぐずっている…
「…まぁそれは置いといて…」
「「置いとくなぁ!!」」
女性陣は声を揃える。
「…~~っ悪かったって…いや謝るのもおかしいな…っかそもそもお前等何でいるだよ帰ったはずだろ?」
「うっ…そ、それは…」
こなたが不味いっと言う顔をする。
「盗聴していたからね。」
「あん?盗聴??」
「ええ、そのデジカメに盗聴機仕掛けてたのよそれで……」
稲葉がすべて説明する。
「……」「……」「……」
悠、梔、兜馬は目を瞑り話を聞く。
「「「ごめんなさい…」」」
「はぁ…お前等なぁ…稲葉の口車に乗せられるなよ…っか稲葉お前は…」
「まぁまぁ…ええやないどすの…」
梔は悠の間に入り
「けど、梔ねぇさん…」
「そのかわり、今後悠
ちゃんの喧嘩の事で口出しは無用どす…え?」
「「は、はい…」」
ゾクリ…
梔の睨みで皆たじろく…
「これでええどすやろ?」
「はは、流石っす…けどまっ…ありがとな。心配してくれて。」
悠はお礼を伝え
「…所で爺はどうした?」
「悠が倒れた後、伝言残して消えちゃったよ。」
こなたが答える
「伝言?」
「力を使いすぎた暫くは出てこれんが次の挑戦楽しみにしとるぞ悠って…」
かがみが伝言を伝えてくれる…
「そうか…」
悠は拳を握る。
「っか俺あの時どうなったんだ?」
「ふふ、これが役立つ時が来たわね」
稲葉は得意げにデジカメを悠に渡す。
「…どれ…」
動画を起動するが…
「(俺が攻撃を仕掛けて…)」
ドタッ…
弥一は動いた様子無く悠
は突然たおれる。
「何だこりゃ…」
「解からないわ。」
稲葉はお手上げのポーズを取る。
「ああ、俺たちも見ていたが」
「悠が突然攻撃を止めて倒れた様にしか見えなかった…」
後ろから声がしたので振り向くと…
「どした…お前等…」
氷室、金剛、摩耶、卯天、亮、柏はボロボロで酷い奴は顔が腫れている…
「くすくす、皆弥一はんに挑戦して負けたんどす。」
梔は愉快そうだ。
「なるほど…母さんの言ったとおりだな…」
「母さん?」
「ああ、寝てる間に母さんに会ってな…俺には愛が無いから弥一に勝てないそうだ。」
悠は微かに笑う。
「「「愛…」」」
「まっ暫くは修行のやり直しだ…爺は俺がぶっ倒す…」
「…悠くん、奇遇だね。」
「私たちも同じ事を考えてた所ですよ。」
摩耶と氷室が近づいてくる…
「悠今度会うとき楽しみにしとけよ…俺はお前も倒すつもりだからな」
金剛も
「ふふふ、僕も負けないから!」
卯天も近づき…
「はは、OK夏の間で何処まで強くなれるか勝負だ。」
悠が拳を伸ばすと
コン!コン!コン!コン!コン!
一人一人が拳を当てていき
「じゃあな悠」
「僕達帰るよ」
「失礼します。」
「またね!」
金剛たちは出て行く…
「さて…悠私も失礼するよ、明後日にはイタリアに行かないと行けないしな。」
兜馬も立ち上がり
「…ああ」
「また、来てもいいか?」
「ここは小鳥遊家だろ…家族に承諾がいるかよ…」
「はは…そうだな、皆さん。悠を頼みます。」
兜馬は皆に頭を下げ出て行き…
「おい。」
「あん?ぐふっ」
ドカ!
振り向き様に柏は悠
を殴り!胸倉を掴み上げ
「…良かったな…」
「ああ」
「ふん、またな…」
柏はそう呟き大広間から出て行く…
「悠俺…」
「こんな師匠で良かったら修行手伝ってくれないか?亮?」
「!!いい…のか?」
「是非とも頼む。一人はさびしいからな。」
「ああ!!」
亮と悠は握手を交わし…
「じゃ…帰るわよ亮…じゃあね悠、くっちー。」
「ああ…また明日な悠
」
「ほら、肩かして…」
「すまん…」
亮は千草に肩を借りて帰っていく
それを見届けると
「ねぇ悠」
「何だ?」
稲葉が横に座り
「修行でこまったら相談して力になるわ…」
「…貸しは無しだぞ…」
「いいわ、その代わりお願いが有るの。」
「何だよ。」
「強くなって私を楽しませて…ね?」
チュ…
「ぬぁ///」
「あらぁ~」
「「あああ///!??!」」
稲葉は悠のおでこにキスをして
「ふふ、これも[愛]の足しにしてつよくなってね?」
稲葉はそう言ってデジカメを三つを確り持って大広間から出て行く…
「あのやろ…油断した…」
悠はおでこを指でなぞる…
「なかなか大胆な娘やね~、悠ちゃん、うち今日泊まるから部屋かりますえ」
梔は楽しそうに言い、こなた達に一礼して二階に上がっていく…
「なっ!姉さん!!…って聞く人じゃないな…はぁ…お前等も帰るだろ?外まで送るわ…」
「「あっうん…」」
「??」
皆は何処か大人しく返事をする
-玄関-
「じゃ、皆またな…」
「「「……」」」
何故か皆帰ろうとしない…
「どうかしたか?…あー盗聴の事ならもぉいい…」
「ね、ねぇ悠!」
こなたが突然声を遮り
「何だ?」
「悠ってさ…その…い、い」
こなたは口ごもり
「??い?」
「い、稲葉ちゃんの事好きなの?」
「…はぁ?何だいきなり…」
「答えなさいよ!!」
「答えろよゆう!!」
かがみとみさおも何故か切れ気味で聞いてくる。
「…」
ゆたかやみなみ、つかさも何故か真剣な目で見てくるので…
「……いや、まぁ好きだぞ…けど、それはこなたやみさお、かがみ達や亮達とも同じ様に皆親友として大好きだ。」
悠は笑いながら答える。
「…じゃあ…まだ平気だね…」
「何が?」
「…それはアンタが気づきなさいよ!」
「悠はダメダメだよなぁ~」
「えっ?えっ?」
「先輩…もう少し…周りを見た方がいいです。」
皆はため息を尽き悠
を冷たい目で見つつ各々の帰路に
帰っていく…
「な、何だよ…」
「はぁ…(女心のわからん子やな…)」
呆然とする悠を梔は二階の窓からみて苦笑いしていた…
「…」
「…(何だろ、いい匂いがする、それに気持いいや…)」
スッ…
そっと目を開けると。
「おはよ、悠ちゃん。」
髪が頬に当たり、優しい笑顔が見える…
「…かぁ…さん?」
-???-
「ふふ、大きくなったわね、悠ちゃん。」
「…母さん??」
むにゅ!
「ちょっと~こんな美人のお母様を忘れたの?この子は~~」
むにぃ~~
紅葉は悠の両頬を引っ張る。
「うひょ、まひでかぁふぁんなのふぁ!(嘘マジで母さんなのか!)」
「あはは♪柔らかぁ~い!」
「ちょ!やめてくれ……」
悠は起き上がる!
「久しぶりの親子の愛情表現を逃げるとは…」
「人の頬を引っ張るのが愛情表現かよ!」
「愛には色々な形があるのよ、悠ちゃん。好きすぎて監禁したり…」
「そんな、ヤンデレ的なものは親子の関係に持ち込まないで下さい!」
「ちぇ~…」
紅葉は頬を膨らます。
「…マジで母さんだよ…って爺は!っか俺死んだのか!!」
さっきまでの事を思い出す。
「大丈夫、仮死状態なだけよ。」
「そうか…よかった…」
「あまり、ここに居ると死んじゃうけどね。」
紅葉は満面の笑みだ。
「ちょ!母さん!!」
「ふふ、少しお話したくてね。」
「話?」
「悠ちゃん、兜馬と仲直りできて良かったわ、私の余計なお願いであんな事になるとは思わなかったから…ごめんね。悠、余計な苦労させて…」
紅葉は頭を下げる
「…いや、母さん違うよ、俺は感謝してる。」
「えっ?」
「そのおかげでってのも変だけど俺は色んな奴と友達になれたし…強くなれた…母さんのおかげだよ。」
悠は手を握る。
「…クスクス、悠
は馬鹿ね。」
「えっ…」
「本当に馬鹿だけど嬉しいわ…悠…」
ギュ…
「母さん…」
紅葉は優しく悠を抱き…
「…でね、悠…」
「うん…」
「後、40秒以内に帰らないと死んじゃうかも…」
「って!!!ちょ!帰らしてくれ!!」
「あはは」
「笑ってなくて!!」
「大丈夫よ」
トンッ
紅葉は悠のおでこを突くと…
「おおぉ…」
体が透けていく…
「最後に一言良い?」
「何?」
「お爺ちゃん勝ちたかったら愛を知りなさい。」
紅葉は真剣に話す。
「はっ?愛?」
「そう…愛よ。誰かを愛して無い者に愛を知った者には勝てないわ。」
半分まで身体が消えてくる…
「…じゃあ母さんも強いんだ。」
「えぇ…強いわよ最強何か最愛に勝てるわけないもの……」
もう首まで消えてしまった…
「はは…よっぽど愛されてたんだ…おや…」
「えぇ…大好きよ今でも愛してるわ…フリー○…」
「…えっ??ちょ!」
「自分の気○斬でちょん切れるお茶目かげんが…」
サァァ……
視界が光に包まれ…
… … …
「フ○ーザって親父じゃ無いのかよ!!!母さん!!」
「…?」「…??」「…???」
「あれ??」
周りを見ると皆が居て母さんは居ない…
「良かった…何とか無事のようだな…」
ガシガシ…親父が頭を撫でてくる…
-大広間-
「んっ~んーーー!っはぁ…俺どの位寝てた?」
悠は背伸びをしながら誰とも無しに聞く
「約一時間て所ね…」
「皆ワンワン泣いて大変だったんどすよ?」
千草と梔は笑いながら話す。
「あー何となくそれは解かるわ…」
「…//」「ヒックヒック//」「グスグス//」
こなた、かがみ、みさおは目が赤くなっていてつかさとゆたかはみなみに頭を撫でられながらまだぐずっている…
「…まぁそれは置いといて…」
「「置いとくなぁ!!」」
女性陣は声を揃える。
「…~~っ悪かったって…いや謝るのもおかしいな…っかそもそもお前等何でいるだよ帰ったはずだろ?」
「うっ…そ、それは…」
こなたが不味いっと言う顔をする。
「盗聴していたからね。」
「あん?盗聴??」
「ええ、そのデジカメに盗聴機仕掛けてたのよそれで……」
稲葉がすべて説明する。
「……」「……」「……」
悠、梔、兜馬は目を瞑り話を聞く。
「「「ごめんなさい…」」」
「はぁ…お前等なぁ…稲葉の口車に乗せられるなよ…っか稲葉お前は…」
「まぁまぁ…ええやないどすの…」
梔は悠の間に入り
「けど、梔ねぇさん…」
「そのかわり、今後悠
ちゃんの喧嘩の事で口出しは無用どす…え?」
「「は、はい…」」
ゾクリ…
梔の睨みで皆たじろく…
「これでええどすやろ?」
「はは、流石っす…けどまっ…ありがとな。心配してくれて。」
悠はお礼を伝え
「…所で爺はどうした?」
「悠が倒れた後、伝言残して消えちゃったよ。」
こなたが答える
「伝言?」
「力を使いすぎた暫くは出てこれんが次の挑戦楽しみにしとるぞ悠って…」
かがみが伝言を伝えてくれる…
「そうか…」
悠は拳を握る。
「っか俺あの時どうなったんだ?」
「ふふ、これが役立つ時が来たわね」
稲葉は得意げにデジカメを悠に渡す。
「…どれ…」
動画を起動するが…
「(俺が攻撃を仕掛けて…)」
ドタッ…
弥一は動いた様子無く悠
は突然たおれる。
「何だこりゃ…」
「解からないわ。」
稲葉はお手上げのポーズを取る。
「ああ、俺たちも見ていたが」
「悠が突然攻撃を止めて倒れた様にしか見えなかった…」
後ろから声がしたので振り向くと…
「どした…お前等…」
氷室、金剛、摩耶、卯天、亮、柏はボロボロで酷い奴は顔が腫れている…
「くすくす、皆弥一はんに挑戦して負けたんどす。」
梔は愉快そうだ。
「なるほど…母さんの言ったとおりだな…」
「母さん?」
「ああ、寝てる間に母さんに会ってな…俺には愛が無いから弥一に勝てないそうだ。」
悠は微かに笑う。
「「「愛…」」」
「まっ暫くは修行のやり直しだ…爺は俺がぶっ倒す…」
「…悠くん、奇遇だね。」
「私たちも同じ事を考えてた所ですよ。」
摩耶と氷室が近づいてくる…
「悠今度会うとき楽しみにしとけよ…俺はお前も倒すつもりだからな」
金剛も
「ふふふ、僕も負けないから!」
卯天も近づき…
「はは、OK夏の間で何処まで強くなれるか勝負だ。」
悠が拳を伸ばすと
コン!コン!コン!コン!コン!
一人一人が拳を当てていき
「じゃあな悠」
「僕達帰るよ」
「失礼します。」
「またね!」
金剛たちは出て行く…
「さて…悠私も失礼するよ、明後日にはイタリアに行かないと行けないしな。」
兜馬も立ち上がり
「…ああ」
「また、来てもいいか?」
「ここは小鳥遊家だろ…家族に承諾がいるかよ…」
「はは…そうだな、皆さん。悠を頼みます。」
兜馬は皆に頭を下げ出て行き…
「おい。」
「あん?ぐふっ」
ドカ!
振り向き様に柏は悠
を殴り!胸倉を掴み上げ
「…良かったな…」
「ああ」
「ふん、またな…」
柏はそう呟き大広間から出て行く…
「悠俺…」
「こんな師匠で良かったら修行手伝ってくれないか?亮?」
「!!いい…のか?」
「是非とも頼む。一人はさびしいからな。」
「ああ!!」
亮と悠は握手を交わし…
「じゃ…帰るわよ亮…じゃあね悠、くっちー。」
「ああ…また明日な悠
」
「ほら、肩かして…」
「すまん…」
亮は千草に肩を借りて帰っていく
それを見届けると
「ねぇ悠」
「何だ?」
稲葉が横に座り
「修行でこまったら相談して力になるわ…」
「…貸しは無しだぞ…」
「いいわ、その代わりお願いが有るの。」
「何だよ。」
「強くなって私を楽しませて…ね?」
チュ…
「ぬぁ///」
「あらぁ~」
「「あああ///!??!」」
稲葉は悠のおでこにキスをして
「ふふ、これも[愛]の足しにしてつよくなってね?」
稲葉はそう言ってデジカメを三つを確り持って大広間から出て行く…
「あのやろ…油断した…」
悠はおでこを指でなぞる…
「なかなか大胆な娘やね~、悠ちゃん、うち今日泊まるから部屋かりますえ」
梔は楽しそうに言い、こなた達に一礼して二階に上がっていく…
「なっ!姉さん!!…って聞く人じゃないな…はぁ…お前等も帰るだろ?外まで送るわ…」
「「あっうん…」」
「??」
皆は何処か大人しく返事をする
-玄関-
「じゃ、皆またな…」
「「「……」」」
何故か皆帰ろうとしない…
「どうかしたか?…あー盗聴の事ならもぉいい…」
「ね、ねぇ悠!」
こなたが突然声を遮り
「何だ?」
「悠ってさ…その…い、い」
こなたは口ごもり
「??い?」
「い、稲葉ちゃんの事好きなの?」
「…はぁ?何だいきなり…」
「答えなさいよ!!」
「答えろよゆう!!」
かがみとみさおも何故か切れ気味で聞いてくる。
「…」
ゆたかやみなみ、つかさも何故か真剣な目で見てくるので…
「……いや、まぁ好きだぞ…けど、それはこなたやみさお、かがみ達や亮達とも同じ様に皆親友として大好きだ。」
悠は笑いながら答える。
「…じゃあ…まだ平気だね…」
「何が?」
「…それはアンタが気づきなさいよ!」
「悠はダメダメだよなぁ~」
「えっ?えっ?」
「先輩…もう少し…周りを見た方がいいです。」
皆はため息を尽き悠
を冷たい目で見つつ各々の帰路に
帰っていく…
「な、何だよ…」
「はぁ…(女心のわからん子やな…)」
呆然とする悠を梔は二階の窓からみて苦笑いしていた…