－大広間－

…　…　

悠が頭を伏せたまま重い空気が部屋を包んでいる

「はぁ～何でこうなるかな…」

悠は背伸びをして呟く

「悠…どうするんだ?」

「話をつけたいってんだつけてやるさ…つまらん事につき合わせたな…」

「…」

「さぁ…皆今日は帰ってくれ…今から少し荒れるからな…」

悠は苦笑いをする。

「…わかりました…では失礼しますね…」

「…またね、悠くん」

「…じゃあな…」

氷室、摩耶、金剛は部屋を出て行き。

「…悠!明日からもいつも道理の悠に会えるよな?」

「はは、当たり前だろ…」

「本当…だね?」

亮とこなたは更に確認する。

「ああ…本当だ。」

「じゃあ…頑張れよ…」

皆少し不安な顔をして部屋から出て行く…

「……」

「ええお友達を持ちましたな」

いつの間にか梔が後ろに居て

「はい…」

「兜馬さんと会うん…いやどすか?」

「さぁ……」

「…安心しぃうち等はアンタの味方や」

「それは心強いです…けど」

「けど?」

「これは只の親子喧嘩…俺とアイツの問題ですから…」

「ふふ、うまく解決できたらええどすな…」

梔は優しく悠の頭を撫でる


…続く