―日常編― 危険な予感[前編]
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-大広間-
「はぁ~ほんまに手の早い子達やなぁ…埃立つさかい、向こうでやりや」
梔は悠と柏を軽く流し
「あの…梔さんは本当に悠より…」
こなたが恐る恐る尋ねると
「そやどすなぁ…試合なら9分9厘、喧嘩なら8割の確立でうちの勝ちどすな…」
「…悠が本気でも…?」
亮が生唾を飲んで聞くと
「はい、多少押されてもうちの勝ちは変わらんでしょう」
相変わらずの笑顔で答える
「「…」」「「…」」
皆声を失う中
「では…柏さんは本当に弱いのですか?」
稲葉が柏の事を尋ねる
「…あの子は…浮気者どすからな…」
「「浮気者?」」
「ええ…あの子は持ち味の握力を伸ばさず、スピード、トリック、脱力、色々浮気しすぎたんどす…」
「ちょっと、待ってくれ。他の技術を伸ばすのが悪いことなのか?」
金剛が話を割る
「ふふ、悠ちゃんはオールラウンダー、摩耶ちゃんは拳法、氷室はんは居合い、亮ちゃんは受け、卯天ちゃんは空道、金剛ちゃんは力…人はそれぞれ得意分野がありはります…けれど、あの子は悠ちゃんに嫉妬したんどすな…」
「嫉妬?」
「ええ…本人は何も言わんけど…悠ちゃんの格闘センスは折り紙つき…年上としてくやしかったんですやろ…」
「つまり…柏さんは悠に勝ちたくて…」
「ふふ、違います。憧れとるんですよ…あの子は悠ちゃんに」
そこまで言うと梔は悠達を見る。
「大体てめーは何時だってそうだ誰彼構わず喧嘩売って、礼儀知らずで!」
「はん!!礼儀知らずはてめーだろ!!何で梔ねぇはさん付けで俺には付けねぇんだよ!!」
「年上に見えない、尊敬できない、馬鹿だからだよ!!」
「なっっ!!この…小鳥遊家の恥さらしの癖に!!」
「うっせぇ!」
言いたいだけ言い終わると二人は静かにソファーに着き
「はぁ…で何しに来たんだよ、…聞きたくないけど二人が来るって事は何かよっぽどの用事なんだろ…」
悠は用件を尋ねる
「…」「…」
柏と梔は周りを見る
「こなた達の事は構わない、良いから話せよ。」
「わかりました、実はある人に頼まれましてな」
「お前と会いたいらしい…」
二人の顔つきが変わり真剣に話し出す
「…誰がだよ。」
「「兜馬さん」」
… … …
頭から思考が消える…
「なん…だ…て?」
悠は搾り出すように声を出す
「兜馬さんがお前に会いたいそうだ。」
柏はもう一度はっきりという。
「兜馬さんって確か悠のお父さんだよね…」
「けど…確かアメリカに居る…」
ガァン!!
「「!!!」」
「ふざけるな!!」
悠はテーブルを殴る!
「冗談じゃない!今更アイツと会うことも話すことも」
「落ち着きなさい、悠ちゃん、話すことは無いっ事無いやろ?」
「ここ数ヶ月の間に入院に大怪我…兜馬さんは心配してんだよお前の事を…」
「……」
悠は頭を抱える
「ここいらで一度話し合ってもええ頃やろ…」
「…いつ来るんだよ。」
「もうすぐだ。さしずめ俺達はお前の足止めだ…」
「足止め?お前が俺を止めれるとでも?」
悠はゆっくりと立ち上がり、ふざけ抜きで柏の胸ぐらを掴む
「ちょ!悠!」
「落ち着けって!ゆう!」
こなたとみさおが止めに入ろうとするものの
「ぷぅー」
バフゥっと柏は砂の様なものを悠目掛けて拭きかけ
「うっ」
「暫く寝てろ!」
柏は悠の鳩尾目掛け殴ろうとするが
グシャ…
「ぶぁ…」
悠の拳が先に柏の顔面に打ち込まれる…
「…室内で砂撒いてんじゃねーよ…」
悠は右目の眼帯を外して柏を見る…
「あーあ…でっ…悠ちゃんうちとはどうします?」
梔は優しく笑う
「…少しだけ…皆と話がしたい…」
「わかりました…道場の方に居りますから…」
梔は柏を連れて道場に向う…
「はぁ~ほんまに手の早い子達やなぁ…埃立つさかい、向こうでやりや」
梔は悠と柏を軽く流し
「あの…梔さんは本当に悠より…」
こなたが恐る恐る尋ねると
「そやどすなぁ…試合なら9分9厘、喧嘩なら8割の確立でうちの勝ちどすな…」
「…悠が本気でも…?」
亮が生唾を飲んで聞くと
「はい、多少押されてもうちの勝ちは変わらんでしょう」
相変わらずの笑顔で答える
「「…」」「「…」」
皆声を失う中
「では…柏さんは本当に弱いのですか?」
稲葉が柏の事を尋ねる
「…あの子は…浮気者どすからな…」
「「浮気者?」」
「ええ…あの子は持ち味の握力を伸ばさず、スピード、トリック、脱力、色々浮気しすぎたんどす…」
「ちょっと、待ってくれ。他の技術を伸ばすのが悪いことなのか?」
金剛が話を割る
「ふふ、悠ちゃんはオールラウンダー、摩耶ちゃんは拳法、氷室はんは居合い、亮ちゃんは受け、卯天ちゃんは空道、金剛ちゃんは力…人はそれぞれ得意分野がありはります…けれど、あの子は悠ちゃんに嫉妬したんどすな…」
「嫉妬?」
「ええ…本人は何も言わんけど…悠ちゃんの格闘センスは折り紙つき…年上としてくやしかったんですやろ…」
「つまり…柏さんは悠に勝ちたくて…」
「ふふ、違います。憧れとるんですよ…あの子は悠ちゃんに」
そこまで言うと梔は悠達を見る。
「大体てめーは何時だってそうだ誰彼構わず喧嘩売って、礼儀知らずで!」
「はん!!礼儀知らずはてめーだろ!!何で梔ねぇはさん付けで俺には付けねぇんだよ!!」
「年上に見えない、尊敬できない、馬鹿だからだよ!!」
「なっっ!!この…小鳥遊家の恥さらしの癖に!!」
「うっせぇ!」
言いたいだけ言い終わると二人は静かにソファーに着き
「はぁ…で何しに来たんだよ、…聞きたくないけど二人が来るって事は何かよっぽどの用事なんだろ…」
悠は用件を尋ねる
「…」「…」
柏と梔は周りを見る
「こなた達の事は構わない、良いから話せよ。」
「わかりました、実はある人に頼まれましてな」
「お前と会いたいらしい…」
二人の顔つきが変わり真剣に話し出す
「…誰がだよ。」
「「兜馬さん」」
… … …
頭から思考が消える…
「なん…だ…て?」
悠は搾り出すように声を出す
「兜馬さんがお前に会いたいそうだ。」
柏はもう一度はっきりという。
「兜馬さんって確か悠のお父さんだよね…」
「けど…確かアメリカに居る…」
ガァン!!
「「!!!」」
「ふざけるな!!」
悠はテーブルを殴る!
「冗談じゃない!今更アイツと会うことも話すことも」
「落ち着きなさい、悠ちゃん、話すことは無いっ事無いやろ?」
「ここ数ヶ月の間に入院に大怪我…兜馬さんは心配してんだよお前の事を…」
「……」
悠は頭を抱える
「ここいらで一度話し合ってもええ頃やろ…」
「…いつ来るんだよ。」
「もうすぐだ。さしずめ俺達はお前の足止めだ…」
「足止め?お前が俺を止めれるとでも?」
悠はゆっくりと立ち上がり、ふざけ抜きで柏の胸ぐらを掴む
「ちょ!悠!」
「落ち着けって!ゆう!」
こなたとみさおが止めに入ろうとするものの
「ぷぅー」
バフゥっと柏は砂の様なものを悠目掛けて拭きかけ
「うっ」
「暫く寝てろ!」
柏は悠の鳩尾目掛け殴ろうとするが
グシャ…
「ぶぁ…」
悠の拳が先に柏の顔面に打ち込まれる…
「…室内で砂撒いてんじゃねーよ…」
悠は右目の眼帯を外して柏を見る…
「あーあ…でっ…悠ちゃんうちとはどうします?」
梔は優しく笑う
「…少しだけ…皆と話がしたい…」
「わかりました…道場の方に居りますから…」
梔は柏を連れて道場に向う…