―日常編― 危険な予感[前編]
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－とある道路－
「っち…迷ったか…」
ガラの悪い男は電柱を蹴り舌打ちをする。
「ん？おい！そこのお前！」
髪がツンツンで目つきの悪い男が居たので呼び止める。
「…俺の事か？」
「そうだ！お前、陵桜高校の生徒か？」
「…だったら何だ？」
「小鳥遊って奴の家知らないか？しらなけりゃ学校の場所教えろ。」
「…悠に何の用事だ…」
亮は警戒しつつ尋ねると
「なんだ、お前あのカスのツレか？」
「…カス？」
「やめとけ、やめとけ。あんなクズ野郎と居ても良いことないぞ。」
男は手を払う様に振る。
「…アンタが何者か知らないけど…少なくとも悠はアンタ何かよりカスでもクズでもないぞ。」
「あん？、小僧口には気を付けろよ？…素直に教えるか、潰れるか選ばせてやる」
ガラの悪い男は亮を睨みながら迫りよる
「…潰れるのはどっちだろうなぁ！」
亮は踏み込み！
「おっと…」
ビュｯ… スカ ビュｯ… スカ
左のジャブから右のアッパーへと繰り出すが…
「威勢の割りにはトロイな」
男は半身をずらしただけで攻撃を避ける。
「な、この！」
ギｭル！ドカｯ！
亮は身を反転して背面ミドルキックを放つが…
「速くもなけりゃ、威力も無いこんなのが当たると思ったのか？」
男は蹴りを片手で受け止めそれどころか足首を掴んでいる。
「態度の悪い足は…グベッ！！」
ﾊﾞｺﾝ！ｽﾞﾃﾝ！……
男はしゃべっていると側面から衝撃が襲い壁まで吹っ飛ぶ。
「潰れるのはアンタの面だ！」
亮は残った軸足で飛び、ハイキックを横っ面にぶち当てたのだ。
「痛っ…何て力だ…」
痛みが走ったので足首の捕まれていた所を見ると手形の痣が出来ている…
「取り敢えず悠に連ら…ゾクッ！」
背筋に冷たい物が走り後ろを振り向くと
「…ガキが…調子に乗りやがって…」
確実にクリーンヒットした筈なのに… 男傷一つ無く立ち上がり亮を睨み付ける
「…！(馬鹿な…かなりいい感じに入ったぞ！)」
「…いい…遊びは終わりだ！」
男は亮の方へ飛び掛かり！
「くっ！(落ち着け！切れた相手の方が動きに無駄が…)」
カウンターで決めようと亮はあえて間合いを取らずに構えていると
ピタｯ！
「な！」
男は動きを止め、突然拳を自分の口元に近づけ手を開くと
「ふぉっ！」
開かれた手には何かが握られていて、男が息を吹くと
「うわっぁ？！！」
亮は視界が真っ暗になる。
「卑怯だぞ！(不味い砂みたいな物が目に…)」
「卑怯？馬鹿言うな、これが俺の流儀なんだよ！」
ズガン！！
「くばぁ…」
亮は腹に拳を打ち込まれる！
「ｶﾞ…！(ヤバい…モロに入った…)」
左手で腹を押さえつつ前？に右拳を放つが
ビュ…
「何処狙ってる？」
ｶﾞｷﾝ！！
今度は左の頬に衝撃が走り… 口の中に鉄の味が広がる。
「っがぁ。(そこか！)」
亮は左に倒れそうになりつつも！
ブォン！
左足で蹴りを放つ！
ガシッ！
「ほぉ…殴られて場所を判断したか…」
蹴りは確かに男目掛けて軌道を描いたが…
「さっき言ったよな？遅いって？」
亮の足はまたも掴まれてれしまう。
「(やられる！)」
亮は急ぎ足を引き戻そうとするが
「潰れてろ！」
グワ！
謎の浮遊感に襲われ…
「なぁ！」
亮は微かに開けた目で状況を見ると恐怖した…
男は片腕で掴んだ足を持ち上げ、亮を壁に向けて放り投げたのだ！
「(死…!!)」
「っち…迷ったか…」
ガラの悪い男は電柱を蹴り舌打ちをする。
「ん？おい！そこのお前！」
髪がツンツンで目つきの悪い男が居たので呼び止める。
「…俺の事か？」
「そうだ！お前、陵桜高校の生徒か？」
「…だったら何だ？」
「小鳥遊って奴の家知らないか？しらなけりゃ学校の場所教えろ。」
「…悠に何の用事だ…」
亮は警戒しつつ尋ねると
「なんだ、お前あのカスのツレか？」
「…カス？」
「やめとけ、やめとけ。あんなクズ野郎と居ても良いことないぞ。」
男は手を払う様に振る。
「…アンタが何者か知らないけど…少なくとも悠はアンタ何かよりカスでもクズでもないぞ。」
「あん？、小僧口には気を付けろよ？…素直に教えるか、潰れるか選ばせてやる」
ガラの悪い男は亮を睨みながら迫りよる
「…潰れるのはどっちだろうなぁ！」
亮は踏み込み！
「おっと…」
ビュｯ… スカ ビュｯ… スカ
左のジャブから右のアッパーへと繰り出すが…
「威勢の割りにはトロイな」
男は半身をずらしただけで攻撃を避ける。
「な、この！」
ギｭル！ドカｯ！
亮は身を反転して背面ミドルキックを放つが…
「速くもなけりゃ、威力も無いこんなのが当たると思ったのか？」
男は蹴りを片手で受け止めそれどころか足首を掴んでいる。
「態度の悪い足は…グベッ！！」
ﾊﾞｺﾝ！ｽﾞﾃﾝ！……
男はしゃべっていると側面から衝撃が襲い壁まで吹っ飛ぶ。
「潰れるのはアンタの面だ！」
亮は残った軸足で飛び、ハイキックを横っ面にぶち当てたのだ。
「痛っ…何て力だ…」
痛みが走ったので足首の捕まれていた所を見ると手形の痣が出来ている…
「取り敢えず悠に連ら…ゾクッ！」
背筋に冷たい物が走り後ろを振り向くと
「…ガキが…調子に乗りやがって…」
確実にクリーンヒットした筈なのに… 男傷一つ無く立ち上がり亮を睨み付ける
「…！(馬鹿な…かなりいい感じに入ったぞ！)」
「…いい…遊びは終わりだ！」
男は亮の方へ飛び掛かり！
「くっ！(落ち着け！切れた相手の方が動きに無駄が…)」
カウンターで決めようと亮はあえて間合いを取らずに構えていると
ピタｯ！
「な！」
男は動きを止め、突然拳を自分の口元に近づけ手を開くと
「ふぉっ！」
開かれた手には何かが握られていて、男が息を吹くと
「うわっぁ？！！」
亮は視界が真っ暗になる。
「卑怯だぞ！(不味い砂みたいな物が目に…)」
「卑怯？馬鹿言うな、これが俺の流儀なんだよ！」
ズガン！！
「くばぁ…」
亮は腹に拳を打ち込まれる！
「ｶﾞ…！(ヤバい…モロに入った…)」
左手で腹を押さえつつ前？に右拳を放つが
ビュ…
「何処狙ってる？」
ｶﾞｷﾝ！！
今度は左の頬に衝撃が走り… 口の中に鉄の味が広がる。
「っがぁ。(そこか！)」
亮は左に倒れそうになりつつも！
ブォン！
左足で蹴りを放つ！
ガシッ！
「ほぉ…殴られて場所を判断したか…」
蹴りは確かに男目掛けて軌道を描いたが…
「さっき言ったよな？遅いって？」
亮の足はまたも掴まれてれしまう。
「(やられる！)」
亮は急ぎ足を引き戻そうとするが
「潰れてろ！」
グワ！
謎の浮遊感に襲われ…
「なぁ！」
亮は微かに開けた目で状況を見ると恐怖した…
男は片腕で掴んだ足を持ち上げ、亮を壁に向けて放り投げたのだ！
「(死…!!)」
