数日後……

―駅―

「ふぅ…結構掛かりますなぁ…」

電車から腰まである黒髪を靡かせ１人の女性が降りてくる

「ええと…途中までタクシーつかいましょか…ふふ驚きますやろか…」

―空港(同時刻)―

「ちっ…何でこんな所まで来なきゃいけねぇんだよ…」

プルルル…プルルル…

「はい?ああ…さん今つきましたよ…はい、なら一度そっちに向いますから…はい、はい…」


…　…　…


―教室(昼休み)―

ｿﾞｸｯ…

悠は身震いする…

「どうした?悠?」

「い、いや…今なんか背筋にゾゾって来た…」

俺は箸を置いて両腕を擦りあう…

「夏風邪か?」

「い、いや…何かもっとこう…嫌な予感的な…」

「も～らい!!」

話しているとこなたが弁当のおかずをさらっていく…

「……これが嫌な予感か?」

「…いや……もう、いいや…」

すっかり毒気が抜かれてしまった…

―放課後―

「さて…帰るかな」

「ゆう～遊びに行っていいかぁ?」

帰る準備をしているとみさおが来て遊びに来たいと言ってくる

「ん?あぁ…別にいいけど。」

OKサインを作る。

「やったー!実はクリア出来なくてこまっててさぁ～」

「…あ！待て！みさおちょっと今日は行かなきゃ行けないところが有るんだ…」
俺は慌てて手を合わせる

「え～～！」

「何々、悠～どこ行くの？」

みさおが肩を落として居る横からこなたが現れ質問してくる。

「陸桜にな…」

俺は笑顔で荷物をまとめる。

「陸桜…ってたしか…」

「悠の母校じゃ無かったか？」

いつの間にか、かがみと亮も来ていて

「そうだ。良く覚えてたな。」

「そんな所に何しに行くのよ？」

「ちょっとな…よし準備OKじゃあな！」

悠は教室を出ようとすると

ｳｯｳ-ｳﾏｳﾏ～♪

「はい？もしもし…」

電話が鳴ったので出ると

「悠？まだなの？」

「稲葉…まだなのってお前まだ授業終わってそんなに時間たって無いぞ？」

「そんな事は些細な事よ…それより待ってるから…」
「わかったすぐに行くよ」
電話を切ると

「稲葉さんから？」

かがみが聞いてくる

「ああ、稲葉と待ち合わせ…いや、一方的に待たれてる…かな？」

「もしかして…デート？」
こなたがにやにやする

「デート…う～ん………違うかな…？」

「「何今の間は？」」

こなた、かがみ、みさおは声を揃えて悠を見る。

「説明してもいいが……時間が無いからまたな！」

悠は教室から出ると

「悠！私もついてくよ！」

「あ！ちびっこ！ずりー！」

ﾄﾞﾀﾊﾞﾀﾄﾞﾀ…

こなたとみさおは悠の後を追う。

……

「かがみは行かないのか？」

「亮君こそついて行かないの？」

かがみは質問を質問で返すと

「俺は夕方、悠の家に行くからな」

「そうなんだ…」

「帰るか？」

「そうね、つかさ～」

亮とかがみはつかさを呼んで帰る事にした。