ー外伝-過去と今【乙女(?)のお茶会】
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「…」「…」
私は何を言ったら良いのか分からなかった…
「離してくれ…」
「ご、ごめんなさい…」
私が慌てて離れると
「いや…こっちこそ…助かった…その人を頼む…」
悠は仔猫の元により膝を崩す…
「あの…大丈夫ですか?」
私はその様子を横目におじいさんを起こすと
「んっ…あ、ああ平気じゃ…この仔も…」
「みぃ…」
おじいさんの胸元から仔猫が顔を覗かせる…
「!!小鳥遊君!!もう一匹の…!」
私が慌てて後ろに向く
ポン!
「行ってあげなさい、ワシは平気じゃから…」
肩を叩かれて私は悠の後ろに行くと…
「…」
悠は矢を引き抜き、カッターシャツを脱いで猫を包んであげている。
「…」
かける言葉が見つからない…
「なぁ…」
「!何…?」
「雨が降ってきたな…」
「雨?雨なん…そうね…」
ここは橋の下だけど…
「まったく、ひどい雨だ…」
悠の左右の頬には雨が滴り落ちている…
「穴掘るの手伝うわ…」
「ああ…頼む…」
その後犯人は直に自首したらしいけど警察で「鬼が出た…」って呟いてたらしいわよ…
―男爵―
「って、話よ…」
稲葉は話し終え紅茶を飲み喉を潤す。
「ヒックヒック」「グスグス」
つかさとゆたかは話を聞いて泣いてしまっている
「とても…素敵な話でした…」
みなみは少し目を潤ませてゆたかの頭を撫でる。
「…じゃああの事件って自首扱いだけど本当は悠君が捕まえたのね」
かがみが目頭をハンカチで押さえながら聞くと
「悠はただ仔猫の痛みを知らせたかっただけだからきっとそう言うのは考えてなかったのよ…ただ…」
稲葉は窓の外を見る
「「「ただ?」」」
「あの時…不謹慎だけど悠の泣き顔がとても綺麗…って思えたのよね…」
稲葉の一言に
「おおお!稲葉ちゃんも悠フラグ持っちゃてたか~!」
「えーもしかして稲ちゃんことり君にラヴ?」
こなたと久瀬が楽しそうに言うと
「…ふふ、確かに今の彼と付き合うのはたのしいかも…ねっ」
稲葉は普段見せない様な笑顔を浮かべて言うと
「「「!!!」」」
全員(千草は楽しそうな顔)が驚いた顔をする。
「な、何言ってんだよ!!」
「お、おいイナ!!」
みさおと火口がいち早くつっこむが
「あら?何か問題でも?彼フリーなんでしょ?」
稲葉は更に追い込みを掛けると
「「むむ!!」」「「な!」」「「…!」」
全員が表情をこわばらせる。
「稲葉さんは…悠君のこと…好きなの?」
かがみが少し間を置いて聞くと
「色恋沙汰には別に興味ないわ」
「「「はぁ??」」」
稲葉は更に続ける
「興味があるのは彼の強さね…一体何処まで強くなるのか…クスクス」
「忘れてた…イナは変な奴って事を…」
火口は頭を抱えながら言う…
「変とはひどいはね、私は純粋に強さに興味があるだけよ…そうね例えば彼と摩耶君の本気の戦いとか氷室さんと彼の戦いとか…ああ考えただけでゾクゾクするわ…」
稲葉は遠くを見つめる
「…ああなると長いからほっとこう…」
火口は呆れながら稲葉を放置する。
…
「さて、じゃあお次は小雪ちゃん言ってみようか~」
こなたは久瀬に話を振ると
「へっ?私?」
久瀬は突然話を振られてきょとんとする。
「久瀬さんは悠さんについてどんな思い出がありますか?」
みゆきが久瀬のカップに紅茶を注ぎながら質問すると
「う~ん…ことり君との思い出かぁ…」
久瀬はクッキーを咥えながら考えると
「…えーと、あっ!初めてことり君に会ったときかな!」
「という事は入学式の時か?」
「うん!あの時かな!ことり君がいい人って思ったのは~!」
久瀬は1人頷いていると
「どんな事があったの~?」
「聞かせて、聞かせて~」
つかさとこなたが話を聞きたがり
「うん、いいよ!えっとねー」
私は何を言ったら良いのか分からなかった…
「離してくれ…」
「ご、ごめんなさい…」
私が慌てて離れると
「いや…こっちこそ…助かった…その人を頼む…」
悠は仔猫の元により膝を崩す…
「あの…大丈夫ですか?」
私はその様子を横目におじいさんを起こすと
「んっ…あ、ああ平気じゃ…この仔も…」
「みぃ…」
おじいさんの胸元から仔猫が顔を覗かせる…
「!!小鳥遊君!!もう一匹の…!」
私が慌てて後ろに向く
ポン!
「行ってあげなさい、ワシは平気じゃから…」
肩を叩かれて私は悠の後ろに行くと…
「…」
悠は矢を引き抜き、カッターシャツを脱いで猫を包んであげている。
「…」
かける言葉が見つからない…
「なぁ…」
「!何…?」
「雨が降ってきたな…」
「雨?雨なん…そうね…」
ここは橋の下だけど…
「まったく、ひどい雨だ…」
悠の左右の頬には雨が滴り落ちている…
「穴掘るの手伝うわ…」
「ああ…頼む…」
その後犯人は直に自首したらしいけど警察で「鬼が出た…」って呟いてたらしいわよ…
―男爵―
「って、話よ…」
稲葉は話し終え紅茶を飲み喉を潤す。
「ヒックヒック」「グスグス」
つかさとゆたかは話を聞いて泣いてしまっている
「とても…素敵な話でした…」
みなみは少し目を潤ませてゆたかの頭を撫でる。
「…じゃああの事件って自首扱いだけど本当は悠君が捕まえたのね」
かがみが目頭をハンカチで押さえながら聞くと
「悠はただ仔猫の痛みを知らせたかっただけだからきっとそう言うのは考えてなかったのよ…ただ…」
稲葉は窓の外を見る
「「「ただ?」」」
「あの時…不謹慎だけど悠の泣き顔がとても綺麗…って思えたのよね…」
稲葉の一言に
「おおお!稲葉ちゃんも悠フラグ持っちゃてたか~!」
「えーもしかして稲ちゃんことり君にラヴ?」
こなたと久瀬が楽しそうに言うと
「…ふふ、確かに今の彼と付き合うのはたのしいかも…ねっ」
稲葉は普段見せない様な笑顔を浮かべて言うと
「「「!!!」」」
全員(千草は楽しそうな顔)が驚いた顔をする。
「な、何言ってんだよ!!」
「お、おいイナ!!」
みさおと火口がいち早くつっこむが
「あら?何か問題でも?彼フリーなんでしょ?」
稲葉は更に追い込みを掛けると
「「むむ!!」」「「な!」」「「…!」」
全員が表情をこわばらせる。
「稲葉さんは…悠君のこと…好きなの?」
かがみが少し間を置いて聞くと
「色恋沙汰には別に興味ないわ」
「「「はぁ??」」」
稲葉は更に続ける
「興味があるのは彼の強さね…一体何処まで強くなるのか…クスクス」
「忘れてた…イナは変な奴って事を…」
火口は頭を抱えながら言う…
「変とはひどいはね、私は純粋に強さに興味があるだけよ…そうね例えば彼と摩耶君の本気の戦いとか氷室さんと彼の戦いとか…ああ考えただけでゾクゾクするわ…」
稲葉は遠くを見つめる
「…ああなると長いからほっとこう…」
火口は呆れながら稲葉を放置する。
…
「さて、じゃあお次は小雪ちゃん言ってみようか~」
こなたは久瀬に話を振ると
「へっ?私?」
久瀬は突然話を振られてきょとんとする。
「久瀬さんは悠さんについてどんな思い出がありますか?」
みゆきが久瀬のカップに紅茶を注ぎながら質問すると
「う~ん…ことり君との思い出かぁ…」
久瀬はクッキーを咥えながら考えると
「…えーと、あっ!初めてことり君に会ったときかな!」
「という事は入学式の時か?」
「うん!あの時かな!ことり君がいい人って思ったのは~!」
久瀬は1人頷いていると
「どんな事があったの~?」
「聞かせて、聞かせて~」
つかさとこなたが話を聞きたがり
「うん、いいよ!えっとねー」