「うぉおぉぉぉ!!!」

「すげぇ!!凄すぎだ!!」

「最強だよ!!悠さん!!」

ランカー狩り達が逃げ出して行くのを見てギャラリーは一斉に歓喜の声を上げて騒ぎ出す


「ってて、たく気楽なもんだぜ…」

俺は傷が痛みつつこなた達の方に向い

「よっす!!完全敗北だ!」

元気良く声を掛けるが…

「「「ギロ!!」」」

千草、摩耶、金剛、氷室を覗く全員が目を真っ赤にして睨んでくる…

「お呼びで…ない?」

俺は首を傾げると

「馬鹿馬鹿馬鹿!!」

「本当だよ悠のばか!!」

「ばか!ゆうくんのおおばか!」

「心配掛けない約束だったのに…」

「ゆうの嘘つき!!ばかぁ!」

かがみ、こなた、つかさ、あやの、みさおが泣きながら俺に抱きついてくる

「わ、悪かったって、な、泣き止んでくれよ…」

俺は抱えてる卯天を落とさないように更に皆に血がつかない様に必死でいると

ゴン!こつん!

「あた!」

後ろから

「心配掛けすぎだこの馬鹿!」

「ゆうにぃのばか!」

亮と月美ちゃんに殴られる。

「悪かったって…」

俺は本気で心配掛けたとすこし反省する

「ふふ、では悠さん先に失礼しますね後処理はやっておきますから」

氷室は手を振り何人かに指示をしてギャラリーは解散する。

「悠ドクターに連絡入れたから病院行くでしょ?」

「あ・ああそうだな…」

深夜にたたき起こしたドクターに会うと何言われるか分かんないなっと思いつつ俺達は病院に向った…


―病院―

「…あの、嫌がらせですか?」

ドクターは血まみれの俺を見ながら呟く

「いやいや、夜中でも見てくれるドクターに感謝しているんだよ」

「はぁ…っでこの子は?」

ドクターは診察用のベッドに寝かした卯天を見る

「対戦相手だ!左手第3、4指の陥没骨折と左第1指の複雑骨折…」

俺は状態を説明すると

「全治3ヶ月ですね…ふむ、変な言い方ですが綺麗に折ってますね…これなら直った後より硬くなりますね」

ドクターは卯天の折れた指を固定しながら呟く

「完全には壊さないよ、後々の生活に困るだろうし痛ってて」

俺は傷消毒液を掛けながら話していると

「この子は兎も角…問題は君ですね…」

「あん?」

「右腕、欠落5箇所及び肘の皮膚欠落。左腕、欠落7箇所。更に右顔面の瞼の一部と頬肉一部の欠落、右顎から約約4センチに掛けての欠落及び裂傷。右足、脹脛一部欠落…入院決定ですね!」

カルテにびっしりと何かを書きながらドクターは笑顔で呟くと

「嫌だ!」

パコン!スパン!ガン!ゴン!

「いいから!入院しろ!」

「そうだよ!!」

「アンタ!本当に死ぬわよ」

「ろくでなし!」

亮、こなた、かがみ、みさおに殴られる

「お、お前等けが人相手に!」

「けが人ならけが人らしく入院しとけ!」

亮が一括する…

「はぁ～分かった分かったよ、入院するよ…お前等はもう帰っていいぞ俺はこのまま此処に泊まるから」

「わかった…じゃあ明日メールしてくれ着替えとか持って来るからおとなしくしとけよ…」

「ゆうにぃまたね」

「悠逃げちゃだめだよ!」

亮とつきみちゃんとこなたに釘を刺さされ

「じゃあまた来るわね…」

「ゆうくんお大事にね?」

かがみとつかさは心配そうに手を振り

「また、来るかんな!ぜーーーったい!安静にしとくんだぞ!」

「じゃ、みさちゃん行こうか。ゆう君無理しちゃダメだからね!」

みさおとあやのに注意され…
皆、帰って行く中

「金剛、摩耶、千草、夜道は危ないから皆を送ってくれ」

「はいはい、じゃまたね」

「明日また来る。」

「お大事に～」

千草たちも帰り

「さて…じゃあとりあえず喉の傷縫おうか…」

「はぁ…優しく頼むぜ?」

そうして結局病院に入院することになり俺と卯天は同室だった