ー悠VSグラサンー
ブン！　ブン！

グラサンは何度も殴りかかってくるが

ﾋｮｲ！ ﾋｮｲ！

俺はバックステップで右、左と動き、拳はまったく当たらない

「っち、ちょこまかと…」
グラサンが舌打ちをする

「悪いけど、アンタじゃダメだ。」

俺は首を軽く振る、最初にわかった確かにコイツは多少強い、けど攻撃は単調、技は雑、構えは隙だらけだ
「このぉ！」

力いっぱい殴りかかってきて

ドォン！！

グラサンの拳は俺の腹に入るが

「言っただろダメだって」
俺は避けもしなければガードもせず正面から受けたが微動だにしない。

「な！なんだよお前！」

頭に来たのかグラサンは距離を取りタックルを仕掛けてくる

「…」

…スッ

俺は体を少し右にずらして足を伸ばす。

「うぉぉ」

ｶﾞｯ！ｽﾞｻﾞｻﾞｧｧｰ

グラサンは足にかかり、派手に転び倒れる

「よっ…と」

俺はグラサンの首に腕を回し

「この！離せ！うぅ…」

グラサンは必死にもがき俺の腕を外そうとするが
俺は力を込め

ｷﾞｭｯ　ゴキン！

「うぎっ…」

グラサンは一瞬体をビックと揺らしそのまま動かなくなる。

「少し寝ててくれ。さて、二人はどうなったかな？」
俺はグラサンを放置して亮の様子を見に移動する。

戦闘時間3分悠VSグラサン

勝者悠

ー出入り口付近ー

「ね、ねぇあの人死んだの？摩耶君？」

こなたは心配した顔をする。

「大丈夫、気絶さしただけだから」

「あう～ドキドキしたよ～」

「けど、凄いわね…」

つかさは目を隠し隠しに見ていて、かがみは手をぎゅっと握る


「なぁ、今のゆうが強いのか？」

みさおは金剛に尋ねる

「いや、あれは相手が弱いだけだ」

「じゃあ、悠君は運が良かったんだ」

あやのは安心した声をだす。

ー中央ー

「お、やってるやってる。」

亮は金髪と戦って居るがどうやら押されて居るようだ…

「ったく、何やってんだか…」

ー亮VS金髪ー

「どうしたの～？怖くなっちゃった？」

金髪はサバイバルナイフを構えながらジリジリと近寄ってくる

「…(落ち着け俺)」

呼吸を整のえていると

ビュッ！

「うわっ！」

ズキッ

顔の側にナイフが通り過ぎツーっと亮の頬からは血が垂れる

「あちゃ～外したか～」

金髪はそう言ってもう一本ナイフをベルトから抜き取る。

「くっ…(どうすれば…)」
「あれれ？足震えてるよキミ～、ははは」

「なっ…」

亮は自分の足を見ると膝が震えている…

「怖くなっちゃいまちたか～？ははは」

金髪はこれ見よがしに亮をあざけ笑い馬鹿にする。

「くっ、くそ…俺は…止まれ、止まれ！」

亮は自分の膝を押さえつけながら叫ぶ中

「はぁ～もういいや、じゃあね…」

ビュン！ビュン！ビュン！
亮目掛けて三本のナイフが襲い来る

「…！(無理だ！)」

亮は諦めかけたその時…

「亮！三戦だ！受けろ！」
「ぅっ！ぉおお！！」

パシッ パシッ パシッ ……