―大広間―

「「ランキング3位!!」」

亮たちは声を上げて驚く。

「ああ・・・」

「一体どんな人なの??」

こなたの質問に

「そうだな・・投げ技が得意だ」

「あと、関節技もね!」

金剛と摩耶が答える。

「強い・・奴なんだな?」

亮の問いに

「もうすぐ来る」

俺がそう答えると

ガチャリ!!
扉が開き

「「バッ!!」」

俺、金剛、摩耶を除く全員が扉の方を向くが

「やほ～、ただいま～」
「ただいま、皆さん」

出かけていた千草と月美ちゃんが元気良く入ってくる。

ズターッ!!

見事に皆がこける。

「(亮がこけるとは・・・いいものが見れたな)」

俺はデジカメを買おうかとと考えた。

「どしたの皆何の話してたの?」

「い、いや、ランキング3位が来るって話をしててな。」

亮は体勢を戻しながら言う。

「ふぅん・・でっ?私がどうしたの?」

「いや、ここにランキング3位が来るって・・」

「だから～私がどうしたの?」

「「・・・ええぇぇぇ!!」」

こなた達は声を揃えて叫び

「・・・」

亮は固まって目が点になっている。

「(やべ、絶対デジカメ買おう)」

俺は買うことを決定する。

「何よさっきからみんなして～」

千草は頬を膨らます。

「言ってなかったな、ランキング3位またの名をサブミッションハンター千草だ」

俺は改めて紹介する。

「マジか・・・」

亮はまだ呆けている・・・


「ち、千草ちゃんもランカーなの?」

かがみが恐る恐る聞くと

「うん、もともと悠と戦うためになったんだけど・・・いつの間にか上位ランカーになっちゃてた、あはは」

千草は頭に手を置いて笑う

「じゃあ、そこの二人より強ぇのかぁ?」

みさおが金剛と摩耶を指を指す

「負ける気は無いけどどうかな・・?」

「僕個人としては勝てる気がしないなぁ～」

摩耶は微笑を浮かべて答えて

「俺は女は殴らん・・が戦って勝てるかどうかは・・・」

金剛は腕を組み戦わないと宣言する。

「聞いての通り実力は札付きだ」

俺は各々の驚いた表情を確認してしめる。